イベントのタイプ
- 更新日2025-04-04
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LabVIEWは以下のソースからイベントを生成します。
- ユーザインタフェース―ユーザインタフェースイベントには、マウスのクリック、キーボード操作などが含まれます。
- 外部I/O―外部I/Oイベントには、集録が完了したとき、またはエラー状態が発生したときに信号を送るハードウェアタイマまたはトリガが含まれます。
- ブロックダイアグラム―ブロックダイアグラムイベント (プログラム的に生成されるイベント) には、定義したデータを使用して生成できるユーザイベントとブロックダイアグラムで発生するその他のイベントが含まれます。
各イベントはVIのフロントパネル上の制御器、VIのフロントパネルウィンドウ、VIのペーン、LabVIEWアプリケーションに関連付けられています。
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メモ LabVIEWは、そのVIが実行されている間、または他の実行されているVIがそのVIをサブVIとして呼び出した場合のみに、VIのイベントを生成します。 |
ユーザインタフェースイベント
ユーザインタフェースイベントを使用すると、ユーザがフロントパネルで特定の動作を実行するたびにLabVIEWがイベントを生成するアプリケーションを設計できます。フロントパネルでイベントが発生するたびに、ブロックダイアグラムは、そのイベント用に書かれたコードに従って応答します。ユーザインタフェースイベントは、対話の有無を確認するためにループ内でユーザインタフェースをポーリングするのと比べ、プログラムのCPU要件が下がり、ブロックダイアグラムコードを簡素化でき、ユーザが行うすべての動作にブロックダイアグラムが確実に応答するようにできます。LabVIEWはユーザインタフェースイベントを2つの異なる種類のイベントに分類します。
プログラム的に生成されたイベント
プログラム的に生成されたイベントを使用すると、フロントパネルでのユーザ操作なしでブロックダイアグラムからイベントを生成できます。プログラム的に生成されたイベントは、データ依存関係を持たないプログラムの異なる部分の間で通信を行います。たとえば、アプリケーションの一部で温度センサを監視する連続ループを実行し、センサが警告レベルに達するとユーザイベントが生成します。同じアプリケーションの異なる部分で、イベントストラクチャは、センサが警告レベルに達したときに生成されるユーザイベントと、ユーザに警告状態を通知するために処理するユーザインタフェースイベントの両方を実行します。同じイベントストラクチャでユーザインタフェースイベントとプログラム的に生成されたイベントの両方を制御することで、イベントを使用したキュー付きステートマシンなどの高度のアーキテクチャを実装できるようになります。
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メモ 通常、LabVIEWはアクティブなフロントパネル上での直接的なユーザによる操作の結果としてのみ、ユーザインタフェースイベントを生成します。ただし、値 (信号) プロパティを使用して、プログラム的に値変更イベントを生成することができます。 |