タグを読み取る
- 更新日2023-02-17
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タグを読み取る
タグに保存されたデータ値を返します。
入力/出力

タグ/プロキシref入力
データ値を読み取るタグエンドポイントまたはプロキシエンドポイントのリファレンスです。

データタイプ
タグエンドポイントが読み取るタグに入力するデータタイプです。
実行時にノードがタグのデータタイプを特定できない場合にエラーが発生しないようにするには、この入力に値を配線します。それ以外の場合は、この入力のデータタイプは配線されているタグのデータタイプに自動的に変更されるため、この端子は無視して構いません。
Default value: 0
データタイプの目的
- コンパイラがタグのタイプを自動的に特定できなかった場合、この端子を配線するにことによりタイプを手動で特定できます。
- この時点で、タグ用にメモリをあらかじめ割り当てます。読み取り操作は、この端子に配線された値に関連付けられているすべてのバッファを再利用しようとします。各読み取り操作へのメモリ割り当てを最小限に抑えると、パフォーマンスが向上します。

エラー入力

タグ/プロキシref出力
このノードがデータ値を読み取るタグエンドポイントまたはプロキシエンドポイントのリファレンスです。

値
タグに保存されたデータ値です。

タイムスタンプ
データ値に関連するタイムスタンプです。
この出力は、以下の条件がすべて満たされている場合にのみ使用できます。
- タグを作成すると、タイムスタンプあり?プロパティが有効になります。
- そのタグへのリファレンスをタグ/プロキシref入力に配線します。
タイムスタンプをタグデータに関連付ける
以下の手順に従って、タイムスタンプをタグに保存されたデータ値に関連付けます。
- タグを作成した共有リソースコレクションドキュメントに移動し、変更するタグを選択します。 メモ 共有リソースコレクションドキュメントには.grscのファイル拡張子があります。
- 項目タブで、 タイムスタンプあり?のチェックボックスをオンにします。
タグに初期値が含まれる場合、タグは作成時にその値をタイムスタンプに関連付けます。
また、タグに書き込んだデータ値にカスタムタイムスタンプを関連付けることもできます。タグに新規のデータ値を書き込む際に「タグを書き込む」ノードにタイムスタンプを配線すると、ノードはそのタイムスタンプを新規のデータ値に関連付けます。
タグとは
タグは、プロジェクト内の複数のVIからアクセス可能なシングルポイントの最新値データです。タグは、プロセスの状態を表す任意のデータタイプの1つの値を保持できます。タグは、テキストベースのプログラミング言語におけるグローバル変数に似ています。
タグは、ダイアグラムで「タグを構成および作成」ノードを使用して動的に作成するか、共有リソースコレクションファイルで静的に作成できます。
タグを作成して、プロジェクト内の複数のVIから同じデータにアクセスできます。
タグプロキシとは
タグプロキシは、アプリケーションの一部にローカルであるリファレンスであり、アプリケーションの他の場所にリンクされている実際のタグの値をミラーします。タグプロキシは、アプリケーション内の他の場所にあるデータにアクセスするために使用します。タグプロキシとの読み書きは、タグプロキシをタグにリンクした後で可能になります。
タグ定数を使用する
以下の手順に従って、タグを静的に作成および構成します。
- 共有リソースコレクションドキュメントを作成するか、開きます。メモ 共有リソースコレクションドキュメントには.grscのファイル拡張子があります。
- タグセクションを展開して新規作成をクリックします。
- 項目タブで、タグのデータタイプ、初期値、その他のプロパティを構成します。
