Forループ

サブダイアグラムをn回実行します。

反復端子は、0~n-1の範囲の現在のループ反復カウントを示します。

入力/出力

反復

現在のループの反復回数です。最初の反復時のループ回数は、常にゼロです。

最大反復回数は2,147,483,647、すなわち231-1です。

2,147,483,647よりも大きいカウントを維持する必要がある場合、これより大きい整数範囲に対応したシフトレジスタを使用します。

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カウント

Forループ内のコードを実行する回数です。 カウント端子に0または負の値を配線した場合、ループは実行されません。

この端子はループカウントも返します。

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トンネル

データがストラクチャに出入りするポイントです。

トンネルには、以下のタイプの機能もあります。

  • 1378最後の値を保持—ループの境界線を通してデータを渡します。
  • 1378自動指標付け値1回のループ反復において、トンネルが入力の場合は配列の1つの要素を処理し、トンネルが出力の場合は1つのデータを累積配列に追加します。 トンネルで自動指標付けを有効にするには、トンネルを右クリックし、追加モード » 自動指標付け値を選択します。
  • 1378連結—入力配列のすべての要素を順に追加し、入力配列と同じ次元の出力配列を作成します。このトンネルは、「配列連結追加」ノードと同じ方法で配列を連結します。
  • 項目タブの条件チェックボックスをクリックすることにより、任意のトンネルタイプの条件出力を構成できます。トンネルの条件入力がTrueの場合、ループは対応する値をトンネルに書き込みます。トンネルの条件入力がFalseの場合、ループは対応する値をトンネルに書き込みません。

    1378

    シフトレジスタ

    ループの1つの反復から次の反復に値を渡す端子ペアのうちの1つです。最初のループ反復の後、ペアのうち左のシフトレジスタは、前の反復での右側のシフトレジスタから受け取った値を返します。

    前の反復から現在の反復へ値を渡す方法の詳細については、前のループ反復からのデータにアクセスするを参照してください。

    1378

    シフトレジスタを作成

    シフトレジスタのペアをループに追加して、1つのループ反復からのデータを次のループ反復に渡します。

    1378

    Examples

    次の図は、0ループ反復後のトンネルとシフトレジスタの出力値を示しています。


    1378

    出力 パネル表示器 コメント
    A
    1378

    Forループが0回反復する場合、Forループの出力トンネルはそのトンネルのデータタイプのデフォルト値を渡します。
    B
    1378

    出力シフトレジスタは、左シフトレジスタの入力に配線された値を渡します。
    C
    1378

    入力シフトレジスタにそれまで値が含まれたことがない場合、出力シフトレジスタはそのシフトレジスタのデータタイプのデフォルト値を渡します。
    プログラミング環境内から検索可能なサンプル:
    • 簡易Forループ
    • ループトンネルモード

    Programming Patterns

    • 設定された回数分処理を繰り返す
    • 配列内の各要素に対して1回の操作を繰り返す

    ループタイミングを制御する

    ループの実行速度を制御する情報については、ループタイミングを参照してください。

    前のループ反復からのデータにアクセスする

    前の反復から現在の反復へ値を渡す方法の詳細については、前のループ反復からのデータにアクセスするを参照してください。

    ゼロ反復後のトンネルとシフトレジスタの動作

    ゼロ回反復するForループを介してデータを直接配線すると、出力トンネルに配線されているすべての出力端子は、データタイプのデフォルト値を表示します。出力シフトレジスタに配線されているすべての出力端子は、入力シフトレジスタに配線されているデータを表示します。入力シフトレジスタにそれまで値が含まれたことがない場合、出力シフトレジスタはそのシフトレジスタのデータタイプのデフォルト値を表示します。詳細については、「サンプル」セクションを参照してください。

    自動指標付け入力トンネルを使用したForループ反復カウントの動作

    自動指標付けが有効な場合にカウント端子に値を配線しないことで、配列内の各要素に対して自動的にループを1回反復させます。

    自動指標付けが有効になっている場合にカウント端子に値を配線すると、Forループはカウント端子と入力配列のサイズのいずれか小さい方を使用して、ループ反復の数を決定します。たとえば、自動指標付けされた配列が10個の要素を持ってループに入り、値15をカウント端子に配線すると、ループは10回実行されます。

    Forループは複数の自動指標付け入力トンネルを使用して複数の配列を1要素ずつ処理できます。この場合、ループは最小の配列サイズを使用して、ループ反復の数を決定します。たとえば、それぞれ10個と20個の要素を持つ自動指標付けされた2つの配列がループに入った場合、ループは10回実行し、最初の配列のすべての要素を処理しますが、2番目の配列については最初の10個の要素だけを処理します。

    配列用Forループ自動指標付け動作

    トンネルを自動指標付け値に設定すると、ループは1D配列のスカラ要素、2D配列の1D配列要素、というように指標を付けます。出力トンネルではその逆の操作が行われます。スカラ要素は1D配列内に、1D配列は2D配列内に、というように順番に配置されます。

    2D配列では、列境界ではなく行境界で指標付けを行います。