ケースストラクチャ

1つまたは複数のサブダイアグラム (ケース) が含まれ、ストラクチャを実行するとそのうちの1つが実行されます。

実行されるケースを決めるセレクタ端子に配線された値です。

ケースストラクチャは他のプログラミング言語のswitchステートメントまたはif-then-elseステートメントと同様に動作します。

入力/出力

セレクタ

入力データに基づいてどのケースを実行するかを決定する値です。入力データには、ブール、文字列、整数、列挙体、またはエラークラスタが可能です。セレクタ端子に配線されたデータタイプにより、ケースセレクタラベルに入力できるケースが決まります。

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ケースセレクタラベル

関連付けられたケースが実行されるための値を表示するストラクチャの一部です。

単一値または値の範囲を指定できます。 ケースセレクタラベルを使用してデフォルトケースを指定することもできます。

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トンネル

データがストラクチャに入るポイントです。

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Examples

プログラミング環境内から検索可能なレッスン: ケースストラクチャ

Programming Patterns

  • 条件に基づいてコードを実行する

制御器内の項目とケースを一致させる

ケースストラクチャは、セレクタ端子に配線する入力のデータタイプに応じた異なる値を使用してケースを一致させます。

セレクタ制御器 LabVIEWがケースを作成する方法
リング ケースは制御器の項目の数値に一致します。
列挙体 ケースは数値ではなく制御器の項目の文字列値に一致します。

デフォルトケースの予期しない実行のトラブルシューティング

デフォルトケースが予期せずに実行される場合、セレクタ端子に配線されている入力値とケースセレクタラベルの値が完全に一致することを確認します。

未定義のケースに対する要件

編集時のエラーは、ケースストラクチャの任意のサブダイアグラムに対応していないセレクタデータタイプの値がある場合に発生します。範囲外の値を処理するためにデフォルトのケースを定義するか、すべての可能な入力値にケースを作成します。たとえば、ケースセレクタが整数データタイプで、1、2、および3のケースを指定する際、入力値が4または指定されていない他の整数値である場合は、実行するデフォルトケースを指定する必要があります。

ケースセレクタラベルに値を入力する

以下の表に示すように、ケースストラクチャのケースセレクタラベルには、1つの値か、値のリストまたは範囲を入力できます。
値のタイプ 説明
数値範囲 10..20 (10から20までのすべての数値を示す) として範囲を指定します。
上限/下限のない数値範囲 ..100 (100以下のすべての数値を示す) または100.. (100以上のすべての数値を示す) として範囲を指定します。
リストと範囲 カンマを使用して値を区切ります (例:..5, 6, 7..10, 12, 13, 14)。
列挙体の値 値は引用符で囲まれて表示されます (例:"red""green"、および"blue")。ただし、文字列や列挙された値にカンマ (",") またはまたは範囲記号 ("..") が含まれていない場合は、値を入力するときに引用符を入力する必要はありません。文字列の値には、以下の英数字以外の文字に特別な"\"コードを使用します。復帰文字には\r、改行文字には\n、タブには\t、空白には\sを使用します。