グラフおよびチャート

チャートとプロットデータです。

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グラフとチャートの相違点

データを通常配列で集録し、そのデータをグラフにプロットします。このプロセスは、最初にデータを格納し、次にそのデータのプロットを生成するスプレッドシートと似ています。

チャートでは、履歴の作成用にすでに表示されているデータポイントに新規のデータポイントが追加されます。チャートでは、現在の読み取り値または測定値をそれ以前に集録されたデータと関連付けて検証できます。

使用するグラフまたはチャートを決定する

どのタイプのデータを表示するかによって、使用するグラフまたはチャートのタイプが決まります。

制御器 受け付けるデータタイプ 表示の例 使用目的
グラフ 配列やアナログ波形に含まれる数値、複素数、X/Y、またはポイントサンプルデータ 一定のレートで集録されたアナログ波形データ データを継続的に集録する高速のプロセスでは、グラフを使用します。
チャート 配列やアナログ波形に含まれる数値データ 以前の更新のデータからの履歴またはバッファと一定のレートで集録されたアナログ波形データ 維持される増分更新の累積履歴が必要なプロセスのチャートを使用します。
強度グラフ 3Dの値を色で表示する2Dプロット上の3Dデータ 音響強度の周波数などのパターンのあるデータ 3Dデータに強度グラフを使用します。
極グラフ 放射、ポイント、または複素のデータ マイクロホン感度を表すポイントデータ 回転装置など連続軸での表示が最も適しているデータには、極グラフを使用します。
デジタルグラフ デジタルテーブルとデジタル波形 TTL互換信号のデジタルラインおよびバス タイミングダイアグラムまたはロジックアナライザを使用する場合にデジタルグラフを使用します。

自動スケール

グラフやチャートで自動スケール (横軸および縦軸のスケールを調節して配線されているデータを合わせること) を有効にできます。グラフおよびチャートは、以下のタイプの自動スケールをサポートしています。

  • 厳密にフィット―両端マーカをデータの最小値および最大値とまったく同じ値にフィットさせます。
  • 緩くフィット―両端マーカはスケールの増分値の倍数に丸められます。
  • 拡大のみ―実行時に両端マーカをデータの最小値および最大値にフィットさせます。このタイプの自動スケールは、グラフ、チャート、および強度グラフの垂直軸のみで使用できます。