Shared Variable Properties ダイアログボックスの Variable ページ、または Variable Refnum Properties ダイアログボックスの Configuration ページで Configure Fixed Point ボタンをクリックすると、このダイアログボックスが表示されます。

このダイアログボックスでは、固定小数点シェア変数のエンコーディング、範囲、オーバーフローステータスを指定します。

このダイアログボックスには以下のコンポーネントが含まれています。

オプション 説明
固定小数点の構成 固定小数点シェア変数の構成に使用するオプションを表示します。
  • エンコード-固定小数点数を特定のビット・サイズに適合させたい場合に、そのバイナリ・エンコードを指定する
    • Signed-固定小数点データが符号付きであることを指定する。符号ビットは、必ずデータを表すビット文字列の最初のビットです。
    • Unsigned-固定小数点データが符号なしであることを指定する
    • ワード長-LabVIEWが固定小数点データのすべての可能な値を表現するために使用するビット列の総ビット数を指定します。LabVIEWが受け入れる最大ワード長は64ビットです。ターゲットによっては、ワード長が64ビット未満に制限される場合もあります。制限を超えたワード長の固定小数点数データが使用されているVIをターゲットで開くと、ワイヤが壊れた状態で表示されます。ターゲットで利用可能な最大ワード長は、ターゲットのドキュメントで確認してください。
    • 整数ワード長-LabVIEWが固定小数点データの値の整数部分を表現するために使用するビット列のビット数を指定します。整数ワード長は、ワード長よりも大きくてもよく、負の数または正の数にできます。
  • 範囲-固定小数点数の範囲とデルタを表示する。以下のコンポーネントを使用して、数字がとりうる値の可能な範囲を指定します。
    • Minimum-固定小数点データ範囲の最小値を表示
    • Maximum-固定小数点データ範囲の最大値を表示
    • デルタ-希望する範囲内の数値間の増分を表示する
  • Include Overflow Status-固定小数点データのオーバーフロー状態を含めるかどうかを指定します。オーバーフローは、演算の結果得られる値が、出力タイプの設定で表示できる値の範囲を超えた場合に発生します。固定小数点数がオーバーフローした演算の結果であるかどうかを記録するための追加記憶スペースが割り当てられます。