サーミスタの電圧を温度に変換します。このVIには、電圧励起形サーミスタと電流励起形サーミスタという異なる操作モードがあります。電圧入力にデータを配線して自動的に使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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入力/出力

  • cu16.png 励起タイプ

    励起タイプは、VIの2つの操作モードを認識します。このVIは、電圧基準モードにデフォルト設定されます。電圧基準 (VREF) およびR1値を使用する際は、このモードのみを使用してください。励起電流(IEX)値は、電流基準モードのみで使用してください。

    この入力は以下の値を受け入れます。

    0電圧基準
    1電流基準
  • cmsdt.png 電圧

    電圧は、サーミスタから読み取られた電圧です。

  • csgl.png 電圧基準

    電圧基準(VREF)は、サーミスタと直列に存在する既知の抵抗値で適用される基準です。デフォルト値は2.5 Vです。励起タイプ電圧基準に設定する場合のみ、この入力を使用します。

  • csgl.png R1

    R1は、サーミスタと直列に接続した抵抗値 (オーム単位) です。デフォルトは 5000Ωです。励起タイプ電圧基準に設定した場合のみ、この入力を使用します。

  • csgl.png 励起電流

    励起電流は (IEX)、サーミスタに適用される電流の励起です。デフォルトは、100 µAです。励起タイプ電流基準に設定した場合のみ、この入力を使用します。

  • cu16.png 温度単位 (℃)

    温度単位はVIが出力する温度の単位です。

    この入力は以下の値を受け入れます。

    0摂氏
    1華氏
    2ケルビン
    3ランキン
  • imsdt.png 温度

    温度は、温度単位で指定される単位で表される温度の戻り値です。

  • 「サーミスタ読み取り値の変換」VIには2種類の操作モードがあり、さまざまなタイプのサーミスタ回路で使用できます。以下の図は、サーミスタと基準電圧との接続方法を示します。

    以下の図は、サーミスタが定電流ソースで励起される回路を示します。

    以下の式は、電圧励起形サーミスタの場合のサーミスタ抵抗RTと入力値の関係を示します。

    以下の式は、電流励起形サーミスタの場合のサーミスタ抵抗RTと入力値の関係を示します。

    以下の方程式は、サーミスタ抵抗を温度に変換する場合にVIで使用する標準の公式を示します。

    このVIがA、B、Cに用いる値は以下のとおりです。サーミスタのA、B、Cの値がこれと異なる場合 (ご使用のサーミスタのデータシートを参照してください)、VIのダイアグラムを編集して、異なるA、B、Cの値を使用できます。

    A = 1.295361E-3

    B = 2.343159E-4

    C = 1.018703E-7

    VIは温度を摂氏で生成します。したがって、TC = TK – 273.15 となります。