TDMS形式変換
- 更新日2025-07-30
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.tdmsファイルのファイル形式バージョンを1.0から2.0に、またはその逆に変換します。このVIは、.tdmsファイルをターゲットバージョン入力で指定した新規ファイル形式に置換します。このVIは、.tdmsファイルのバイト順序もnative, host orderに変更します。

入力/出力
ファイルパス
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ファイルパスは、変換する.tdmsファイルへのパスを指定します。
ターゲットバージョン
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ターゲットバージョンは、.tdmsファイルの変換先のファイル形式バージョンを指定します。
新規プロパティ名
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新規プロパティ名は、.tdmsファイルのグループまたはチャンネルのnameプロパティの新しい名前を指定します。たとえば、グループにTDMSDataGroupという値のnameプロパティがある場合、この入力にgroup nameという値を配線してVIを実行すると、グループの元のnameプロパティがTDMSDataGroupという値を持つgroup nameプロパティに変更されます。このVIは、グループの新しいnameプロパティを作成し、この.tdmsファイル作成時に指定されたグループ名をプロパティ値として使用します。この入力は、ターゲットバージョンが2.0の場合にのみ有効です。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
ファイルパス出力
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ファイルパス出力は、操作を実行した.tdmsファイルのパスを返します。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
.tdmsファイルをファイル形式バージョン1.0から2.0に変換すると、VIで以下の変更が.tdmsファイルのプロパティに追加されます。
- .tdmsファイルにnameプロパティがない場合、VIはこのファイルにnameプロパティを追加し、nameプロパティの値をファイル名として使用します。
- .tdmsファイルのグループまたはチャンネルにnameプロパティがある場合は、バージョン2.0のファイルのプロパティ値が維持されます。ただし、これらのグループおよびチャンネルのオブジェクトパスは変更されます。たとえば、「TDMS書き込み」関数を使用してグループ名入力入力を配線せずにバージョン1.0のファイルに.tdmsデータを書き込むと、グループ名は名称未設定に自動的に設定されます。その後、「TDMSプロパティを設定」関数でこのグループのnameプロパティを作成し、名称未設定と異なる値を設定する場合も、名称未設定からこのグループにアクセスする必要があります。新規のnameプロパティ値からこのグループにアクセスすることはできません。ただし、「TDMS形式変換」VIを使用してこの.tdmsファイルをバージョン2.0に変換すると、名称未設定からこのグループにアクセスできなくなります。以前に指定したnameプロパティ値からこのグループにアクセスする必要があります。ヒント バージョン1.0に指定した元の名前からグループまたはチャンネルにアクセスするには、値を新規プロパティ名入力に配線し、nameプロパティを新規プロパティ名に変更します。
- グループまたはチャンネルのnameプロパティの値が重複していると、このvは数値接尾辞を重複する値に追加します。たとえば、.tdmsファイルにTDMSDataChannelという同じ名前の3つのチャンネルのグループがある場合、2番目と3番目のグループのnameプロパティの値をTDMSDataChannel 1およびTDMSDataChannel 2にそれぞれ変更します。最初のチャンネルのプロパティ値は変更されず、TDMSDataChannelのままになります。
ファイルパス
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ターゲットバージョン
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新規プロパティ名
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エラー入力 (エラーなし)
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ファイルパス出力
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エラー出力
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