.tdmsファイルのファイル形式バージョンを1.0から2.0に、またはその逆に変換します。このVIは、.tdmsファイルをターゲットバージョン入力で指定した新規ファイル形式に置換します。このVIは、.tdmsファイルのバイト順序もnative, host orderに変更します。


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入力/出力

  • cpath.png ファイルパス

    ファイルパスは、変換する.tdmsファイルへのパスを指定します。

  • cenum.png ターゲットバージョン

    ターゲットバージョンは、.tdmsファイルの変換先のファイル形式バージョンを指定します。

    01.0
    12.0
  • cstr.png 新規プロパティ名

    新規プロパティ名は、.tdmsファイルのグループまたはチャンネルのnameプロパティの新しい名前を指定します。たとえば、グループにTDMSDataGroupという値のnameプロパティがある場合、この入力にgroup nameという値を配線してVIを実行すると、グループの元のnameプロパティがTDMSDataGroupという値を持つgroup nameプロパティに変更されます。このVIは、グループの新しいnameプロパティを作成し、この.tdmsファイル作成時に指定されたグループ名をプロパティ値として使用します。この入力は、ターゲットバージョン2.0の場合にのみ有効です。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ipath.png ファイルパス出力

    ファイルパス出力は、操作を実行した.tdmsファイルのパスを返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • .tdmsファイルをファイル形式バージョン1.0から2.0に変換すると、VIで以下の変更が.tdmsファイルのプロパティに追加されます。

    • .tdmsファイルにnameプロパティがない場合、VIはこのファイルにnameプロパティを追加し、nameプロパティの値をファイル名として使用します。
    • .tdmsファイルのグループまたはチャンネルにnameプロパティがある場合は、バージョン2.0のファイルのプロパティ値が維持されます。ただし、これらのグループおよびチャンネルのオブジェクトパスは変更されます。たとえば、「TDMS書き込み」関数を使用してグループ名入力入力を配線せずにバージョン1.0のファイルに.tdmsデータを書き込むと、グループ名は名称未設定に自動的に設定されます。その後、「TDMSプロパティを設定」関数でこのグループのnameプロパティを作成し、名称未設定と異なる値を設定する場合も、名称未設定からこのグループにアクセスする必要があります。新規のnameプロパティ値からこのグループにアクセスすることはできません。ただし、「TDMS形式変換」VIを使用してこの.tdmsファイルをバージョン2.0に変換すると、名称未設定からこのグループにアクセスできなくなります。以前に指定したnameプロパティ値からこのグループにアクセスする必要があります。
      ヒント バージョン1.0に指定した元の名前からグループまたはチャンネルにアクセスするには、値を新規プロパティ名入力に配線し、nameプロパティを新規プロパティ名に変更します。
    • グループまたはチャンネルのnameプロパティの値が重複していると、このvは数値接尾辞を重複する値に追加します。たとえば、.tdmsファイルにTDMSDataChannelという同じ名前の3つのチャンネルのグループがある場合、2番目と3番目のグループのnameプロパティの値をTDMSDataChannel 1およびTDMSDataChannel 2にそれぞれ変更します。最初のチャンネルのプロパティ値は変更されず、TDMSDataChannelのままになります。