ポートUDPマルチキャストソケットを開きます。使用する多態性インスタンスを手動で選択する必要があります。


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入力/出力

  • cu32.png ネットアドレス

    ネットアドレスはリスンするネットワークアドレスを指定します。2つのイーサネットカードなど、複数のネットワークカードがあり、指定されたアドレスのカードのみリスンする場合に役立ちます。ネットワークアドレスを指定しない場合、LabVIEWはすべてのネットワークアドレスでリスンします。このVIは、デフォルトのネットワークアドレスのみでブロードキャストを行います。

    文字列をIPアドレスに変換」関数を使用して、現在のコンピュータのIPネットワークアドレスを取得します。

  • cu16.png ポート

    ポートは、UDPソケットを作成するローカルポートです。

  • cu32.png マルチキャストアドレス

    マルチキャストアドレスは加入するマルチキャストグループのIPアドレスです。

    アドレスを指定しない場合、マルチキャストグループに加入されず、書き込み専用の接続が返されます。マルチキャストグループアドレスは、224.0.0.0から239.255.255.255の範囲です。

  • cu16.png 有効期間

    有効期間 (TTL) は、データグラムを転送するルータの数 (-1) を指定します。有効期間はこのソケットを使用するすべてのデータグラムに適用されます。

    以下の表は、TTLパラメータの値を指定する際、マルチキャストデータダイアグラムで発生する動作についてのリストです。デフォルト値は1です。

    0データグラムが送信され、ルータによってTTL-1レイヤに転送されます。
    0データグラムはホストコンピュータに残ります。
    1データグラムは、そのIPアドレスにサブスクライブする同一ローカルサブネット上のすべてのクライアントに送信されます。ハブ/リピータおよびブリッジ/スイッチはデータグラムを転送します。TTLが1の場合、ルータはデータグラムを転送しません。
  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • iudpncrn.png 接続ID

    接続IDは、UDPソケットを固有に識別するネットワーク接続refnumです。この値を使用して、後に続くVIの呼び出しでこのソケットを参照します。

  • iu16.png ポート出力

    ポート出力は、この関数が使用したポート番号を返します。入力ポートが0でない場合、出力ポート番号は入力ポート番号と等しくなります。0をポート入力に配線し、オペレーティングシステムが有効と判断する利用可能なUDPポートを動的に選択します。

    Internet Assigned Numbers Authority (IANA) により定義されているとおり、有効なポート番号の範囲は49152~65535です。Well Knownポートの範囲は0~1023、Registeredポートの範囲は1024~49151です。一部のオペレーティングシステムは、IANA規格に準拠していません。たとえば、Windowsは1024~5000の範囲のダイナミックポートを返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Data Communication\Protocols\UDP\UDP Multicast\UDP Multicast.lvproj