システム実行
- 更新日2025-07-30
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システムコマンドを実行します。VIから他のWindows–アプリケーションやコマンドラインアプリケーション (Windowsの場合はバッチファイル、macOS/Linuxの場合はスクリプトファイル) を実行または起動するには、「システム実行」VIを使用します。「システム実行」VIでは、コマンド文字列内にそのコマンドでサポートされている任意のパラメータを含めることができます。

入力/出力
予想される出力サイズ (4096)
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メモリ効率を向上させるには、予想される出力サイズを使用します。予想される出力サイズよりもやや大きな数値を使用します。このサイズを超えてもコマンドは実行されますが、LabVIEWのメモリ使用効率が低下します。デフォルトは4096です。
終了まで待機? (T)
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終了まで待機?がTRUEの場合、標準入力をコマンドの入力として使用できます。また、コマンドの実行が完了すると、標準出力と標準エラーを使用できます。FALSEの場合、コマンドはバックグラウンドで実行され、その入力および出力は使用できなくなります。
コマンドライン
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コマンドラインは、プログラムを実行するのにLabVIEWが呼び出すコマンドを示します。 実行ファイルがPATH環境変数にリストされたディレクトリにない場合、コマンドラインに実行ファイルへの完全パスが含まれる必要があります。(Windows)コマンドプロンプトのウィンドウから直接実行する必要があるコマンドを使用するには、コマンドの前に cmd /cを 挿入してください。
標準入力
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標準入力は、標準入力としてコマンドラインに渡すテキストです。
作業ディレクトリ
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作業ディレクトリは、コマンドを実行するファイルシステムディレクトリです。作業ディレクトリを設定する必要はありません。 メモ 作業ディレクトリを使用して、実行する実行ファイルを検索しないでください。作業ディレクトリは、実行ファイルの起動後に実行ファイルに適用されます。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
最小化して実行? (F)
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最小化して実行?がTRUEの場合、VIは実行可能プログラムを最小化します。デフォルトはFALSEです。 (Linux) run minimized? is unused.
標準出力
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標準出力は、終了まで待機?がTRUEの場合に呼び出したプログラムの情報を返します。終了まで待機?がFALSEの場合、システム実行は空の文字列を返します。
標準エラー
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標準エラーは、終了まで待機?がTRUEの場合に呼び出したプログラムのエラーを返します。終了まで待機?がFALSEの場合、システム実行は空の文字列を返します。
リターンコード
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リターンコードは、コマンドが返すシステム依存の終了コードを示します。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
(macOSおよびLinux) ワイルドカード、パイプ、シェルのメタキャラクタを使用できます。(Linux) パイプを使用できます。
構文filename.exe -option1 -option2を使用してオプション付きの実行可能ファイルを起動するには、オプション構文で実行可能ファイルを呼び出すfilename.batファイルを作成し、このVIを使用してfilename.batファイルを呼び出します。
システム実行エラーコード
「システム実行」VIはWindowsまたはLabVIEWのエラーコードを返すことができます。WindowsとLabVIEWのエラーコードが同じ番号を使用する場合もあります。例えば、System Exec VIはLabVIEWのエラーコード2に加え、 Windowsのシステムエラーコード2、File_not_Foundを返すことがあります。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Connectivity\Libraries and Executables\Command Line Execution.vi
予想される出力サイズ (4096)
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終了まで待機? (T)
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コマンドライン
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作業ディレクトリ
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エラー入力 (エラーなし)
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標準出力
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リターンコード
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エラー出力
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