入力信号に基づいて、周波数応答とコヒーレンス性を計算します。結果は、振幅位相、およびコヒーレンスとして返されます。


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入力/出力

  • cdbl.png 窓パラメータ

    窓パラメータは、カイザー窓ではβパラメータ、ガウス窓では標準偏差、ドルフ・チェビシェフ窓ではメインローブとサイドローブの比率sを指定します。が他の窓の場合、このVIはこの入力を無視します。

    デフォルト値の窓パラメータNaNで、カイザー窓ではベータを0に、ガウス窓では標準偏差を0.2に、ドルフ・チェビシェフ窓ではs60に設定します。

  • cbool.png 平均化を再開 (F)

    平均化を再開は、VIが選択された平均化処理を再開するかどうかを指定します。平均化を再開がTRUEの場合、VIは選択された平均化処理を再開します。平均化を再開がFALSEの場合、VIは選択された平均化処理を再開しません。デフォルトはFALSEです。

    このVIを初めて呼び出すと、平均化処理が自動的に再開始します。通常、平均化を再開する必要があるのは、平均化処理の途中で大きな入力値の変更が起こった場合です。

  • c1dmsdt.png 時間信号X

    時間信号Xは時間波形Xの配列です。

  • c1dmsdt.png 時間信号Y

    時間信号Yは時間波形Yの配列です。

  • cu32.png

    窓 (ハニング) は、時間信号に適用する時間領域窓です。デフォルトの窓はハニングです。

    0長方形
    1ハニング (デフォルト)
    2ハミング
    3ブラックマン・ハリス
    4完全ブラックマン
    5ブラックマン
    6フラットトップ
    74項ブラックマン・ハリス
    87項ブラックマン・ハリス
    9低サイドローブ
    11ブラックマン・ナットール
    30三角波
    31バートレット・ハニング
    32ボーマン
    33パーゼン
    34ウェルチ
    60カイザー
    61ドルフ・チェビシェフ
    62ガウス
  • ccclst.png 表示

    表示は、このVIから異なる結果を返す方法を定義します。

  • cbool.png dB ON (F)

    dB ONは、結果をデシベル単位で表すかどうかを指定します。デフォルトはFALSEです。

  • cbool.png 位相接続 (F)

    位相接続は、位相を接続するかどうか指定します。接続することで、πよりも大きい絶対値のある不連続部分が除去されます。デフォルト値はFALSEで、位相は接続されません。

    位相接続がTRUEの場合、位相は接続されます。

  • cbool.png 度へ変更 (F)

    度に変換は、位相結果をラジアンから度単位に変換するかどうかを指定します。デフォルトはFALSEで、結果がラジアン単位で表されます。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cnclst.png 平均化パラメータ

    平均化パラメータは、平均の計算方法を定義します。パラメータの仕様には平均タイプ、加重タイプ、平均数があります。

  • cenum.png 平均化モード

    平均化モードは、平均化モードを指定します。

    0
    No averaging
    (デフォルト)
    1
    Vector averaging
    2
    RMS averaging
    3
    Peak hold
  • cenum.png 加重モード

    加重モードは、RMS平均化およびVector平均化の加重モードを指定します。

    0
    Linear
    1
    Exponential
    (デフォルト)
  • cu32.png 平均数

    平均の数は、RMS平均化およびVector平均化に使用される平均数を指定します。加重モードが指数の場合、平均化処理は連続になります。加重モードが線形の場合、このVIが選択された平均の数を計算した後、平均化処理は停止します。

  • cenum.png FRFモード

    FRFモードは、周波数応答関数 (FRF) の計算方法を指定します。

    被測定システムを伝搬しないノイズが入力信号や出力信号に侵入することがわかっている場合、周波数応答関数の計算方法(H1、H2、H3)を選択することで、測定誤差を最小化することができます。

    0H1 (デフォルト)-出力信号に外来ノイズが混入した場合に、結果の誤差を最小にするためにH1を選択する。
    1H2―H2を選択して、外部ノイズが入力信号を汚染する際に発生するエラーを最小限にします。
    2H3―ノイズが入力および出力信号の両方を汚染する場合、H1とH2はシステムの正確な周波数応答の下限および上限範囲を提供します。この場合、H1およびH2の平均のH3を選択します。
  • cenum.png X-Yペア

    X-Yペアは各入力の複数の信号を処理する方法を指定します。

    0ordered pairs (デフォルト)- 時間信号 Yの第1チャンネルに対する時間信号 Xの 第1チャンネルの周波数応答を計算し、次に 時間信号 Yの第2チャンネルに対する 時間信号Xの 第2チャンネルの周波数応答を計算する。
    • 時間信号X時間信号Yにチャンネルが1つずつある場合、結果は1つの出力となります。
    • 時間信号Xに複数のチャンネル、時間信号Yに1つのチャンネルがある場合は、時間信号Yの1つの信号に対する時間信号Xの最初のチャンネルの解析結果が得られます。時間信号Xの他のチャンネルは無視され、VIは警告を返します。
    • 時間信号Xに1つのチャンネル、時間信号Yに複数のチャンネルがある場合は、時間信号Xの1つの信号に対する時間信号Yの最初のチャンネルの解析結果が得られます。時間信号Yの他のチャンネルは無視され、VIは警告を返します。
    • 時間信号X時間信号Yの両方に複数のチャンネルがある場合は、時間信号Xの最初のチャンネルに対する時間信号Yの最初のチャンネル、時間信号Xの2番目のチャンネルに対する時間信号Xの2番目のチャンネルなどの解析結果が得られます。チャンネル数が一致しない場合、VIは残りのチャンネルを無視して警告を返します。
    • 入力信号のいずれかが空の場合、結果は空になりVIはエラーを返します。
    1all cross pairs-時間信号 Yの各チャンネルに対する 時間信号Xの 第1チャンネルの周波数応答を計算し、次に 時間信号 Yの各チャンネルに対する 時間信号Xの 第2チャンネルの周波数応答を計算する。
    • 時間信号X時間信号Yにチャンネルが1つずつある場合、結果は1つの出力となります。
    • 時間信号Xに複数のチャンネルがあり、時間信号Yに1つのチャンネルがある場合は、時間信号Xの最初のチャンネルと時間信号Yの1つのチャンネル、次に時間信号Xの2番目のチャンネルと時間信号Yの1つのチャンネルなどの解析結果が得られます。出力には、時間信号Xと同じ数の信号が含まれます。
    • 時間信号Xに1つのチャンネルがあり、時間信号Yに複数のチャンネルがある場合は、時間信号Yの最初のチャンネルと時間信号Xの1つのチャンネル、次に時間信号Yの2番目のチャンネルと時間信号Xの1つのチャンネルなどの解析結果が得られます。出力には、時間信号Yと同じ数の信号が含まれます。
    • 時間信号XN個のチャンネルがあり、時間信号YM個のチャンネルがある場合、時間信号X時間信号Yの行列セットになります。信号は、1 – 1, ..., 1 – M, 2 – 1, ..., 2 – M, ..., NMという順に返されます。
    • 入力信号のいずれかが空の場合、結果は空になりVIはエラーを返します。
  • ibool.png 平均化完了

    平均化完了は、完了平均数平均化パラメータで指定した平均の数以上の場合にTRUEを返します。そうでない場合、平均化完了はFALSEを返します。平均化完了は、選択された平均化モードNo averagingの場合、必ずTRUEを返します。

  • i1dcclst.png 振幅

    振幅は、平均化周波数応答の振幅の配列と周波数スケールを返します。

  • idbl.png f0

    f0は、スペクトルの開始周波数をHz単位で返します。

  • idbl.png df

    dfは、スペクトルの周波数分解能をHz単位で返します。

  • i1ddbl.png 振幅

    振幅は、平均化周波数応答の振幅です。

  • i1dcclst.png 位相

    位相は、平均化周波数応答の位相の配列と周波数スケールを返します。

  • idbl.png f0

    f0は、スペクトルの開始周波数をHz単位で返します。

  • idbl.png df

    dfは、スペクトルの周波数分解能をHz単位で返します。

  • i1ddbl.png 位相

    位相は、平均化周波数応答の位相です。

  • i1dcclst.png コヒーレンス

    コヒーレンスは、平均化周波数応答のコヒーレンス関数の配列と周波数スケールを返します。

  • idbl.png f0

    f0は、スペクトルの開始周波数をHz単位で返します。

  • idbl.png df

    dfは、スペクトルの周波数分解能をHz単位で返します。

  • i1ddbl.png コヒーレンス

    コヒーレンスはコヒーレンスを返します。

  • idbl.png 完了平均数

    完了平均数は、その時点でVIで完了した平均数を返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • 通常、時間信号Xが刺激、時間信号Yがシステムの応答を示します。毎回、波形は単一のFFTブロックに対応します。毎回、このVIに個別に波形を渡す必要があります。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Signal Processing\Waveform Measurements\Frequency Analysis of a Filter Design.vi