時間信号の平均化FFTスペクトルを計算します。このVIは、FFTを振幅および位相で返します。時間信号入力にデータを配線して自動的に多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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「FFTスペクトル (振幅-位相)」VIは、以下の手順に従って振幅位相を計算します。

  1. 時間信号のFFTを計算する。
  2. 最後に平均化処理がリセットされてから、VIによって計算されたFFTスペクトルを用いて時間信号の現在のFFTスペクトルを平均化する。
  3. 平均化スペクトルの振幅位相を返す。

このVIの単一チャンネルバージョンでは、ワンショットモード (単一呼び出し) および連続モード (履歴を伴う複数呼び出し) の両方で単一チャンネルの測定が可能です。単一チャンネルバージョンでは、複数チャンネル測定はワンショットモードでのみ実行できます。連続モードで複数チャンネル測定を実行する場合は、このVIの複数チャンネルバージョンを使用してください。

このVIの単一チャンネルバージョンは、単一のチャンネルのみの内部状態情報を維持します。単一チャンネルバージョンを呼び出して履歴を消去し、平均化を再開制御器を使用せずに別のチャンネルを処理すると、予期しない動作が発生します。この予期せぬ動作は内部状態情報が1つのチャンネルから別のチャンネルに渡されるために発生します。

メモ このVIの単一チャンネルバージョンは、主に単一のチャンネルの連続処理用に設計されています。この動作を複数チャンネルの場合に適用して、Forループで単一チャンネルバージョンを使用して波形配列を指標付けすることで複数チャンネルを連続的に処理しないでください。

「FFTスペクトル (振幅-位相)」VIなどの複数チャンネルバージョンをループ内で使用するサンプルについては、以下のLabVIEWプロジェクトを参照してください。

labview\examples\Signal Processing\Waveform Measurements\Waveform Measurements.lvproj

関連情報

FFTベースVIの出力単位