時間信号の平均化オートパワースペクトルを計算します。時間信号入力にデータを配線して自動的に多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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入力/出力

  • cu16.png エクスポートモード

    エクスポートモードは、パワースペクトル/PSDにエクスポートする出力を選択します。

    0パワースペクトル―入力信号のパワースペクトルをエクスポートします。
    1パワースペクトル密度―入力信号のパワースペクトル密度をエクスポートします。
  • cbool.png 平均化を再開 (F)

    平均化を再開は、VIが選択された平均化処理を再開するかどうかを指定します。平均化を再開がTRUEの場合、VIは選択された平均化処理を再開します。平均化を再開がFALSEの場合、VIは選択された平均化処理を再開しません。デフォルトはFALSEです。

    このVIを初めて呼び出すと、平均化処理が自動的に再開始します。通常、平均化を再開する必要があるのは、平均化処理の途中で大きな入力値の変更が起こった場合です。

  • c1dmsdt.png 時間信号

    時間信号は入力時間領域波形の配列入力です。

  • cu32.png

    窓 (ハニング) は、時間信号に適用する時間領域窓です。デフォルトの窓はハニングです。

    0長方形
    1ハニング (デフォルト)
    2ハミング
    3ブラックマン・ハリス
    4完全ブラックマン
    5ブラックマン
    6フラットトップ
    74項ブラックマン・ハリス
    87項B-ハリス
    9低サイドローブ
    11ブラックマン・ナットール
    30三角形
    31バートレット・ハニング
    32ボーマン
    33パーゼン
    34ウェルチ
    60カイザー
    61ドルフ・チェビシェフ
    62ガウス
  • cbool.png dB ON (F)

    dB ONは、結果をデシベル単位で表すかどうかを指定します。デフォルトはFALSEです。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cnclst.png 平均化パラメータ

    平均化パラメータは、このVIが平均値を計算する方法を定義するクラスタです。パラメータの仕様には平均タイプ、加重タイプ、平均数があります。

  • cenum.png 平均化モード

    平均化モードは、平均化モードを指定します。

    0
    No averaging
    (デフォルト)
    1
    Vector averaging
    2
    RMS averaging
    3
    Peak hold
  • cenum.png 加重モード

    加重モードは、RMS平均化およびVector平均化の加重モードを指定します。

    0
    Linear
    1
    Exponential
    (デフォルト)
  • cu32.png 平均数

    平均の数は、RMS平均化およびVector平均化に使用される平均数を指定します。加重モードが指数の場合、平均化処理は連続になります。加重モードが線形の場合、このVIが選択された平均の数を計算した後、平均化処理は停止します。

  • cdbl.png 窓パラメータ

    窓パラメータは、カイザー窓ではβパラメータ、ガウス窓では標準偏差、ドルフ・チェビシェフ窓ではメインローブとサイドローブの比率sを指定します。が他の窓の場合、このVIはこの入力を無視します。

    デフォルト値の窓パラメータNaNで、カイザー窓ではベータを0に、ガウス窓では標準偏差を0.2に、ドルフ・チェビシェフ窓ではs60に設定します。

  • i1dcclst.png パワースペクトル/PSD

    パワースペクトル/PSDは、エクスポートモードに従って、平均化パワースペクトルまたはパワースペクトル密度、および周波数スケールを返します。

  • idbl.png f0

    f0は、スペクトルの開始周波数をHz単位で返します。

  • idbl.png df

    dfは、スペクトルの周波数分解能をHz単位で返します。

  • i1ddbl.png 振幅

    振幅は、平均化パワースペクトルまたはパワースペクトル密度の大きさです。

    入力信号がボルト (V) 単位の場合、振幅は、パワースペクトルでは電圧実効値の2乗 (Vrms²)、パワースペクトル密度では1 Hzあたりの電圧実効値の2乗 (Vrms²/Hz) の単位で表されます。入力信号がボルトでない場合、振幅はパワースペクトルで入力信号のRMSの2乗の単位、パワースペクトル密度では入力信号のRMSの2乗の単位 (1 Hz毎) で表されます。dB ONがTRUEで、入力信号の単位がボルトの場合、振幅単位は、パワースペクトルはdBV、パワースペクトル密度はdBV/Hzになります。

  • ibool.png 平均化完了

    平均化完了は、完了平均数平均化パラメータで指定した平均の数以上の場合にTRUEを返します。そうでない場合、平均化完了はFALSEを返します。平均化完了は、選択された平均化モードNo averagingの場合、必ずTRUEを返します。

  • idbl.png 完了平均数

    完了平均数は、その時点でVIで完了した平均数を返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • 「FFT パワースペクトル」VIは、パワースペクトルまたはパワースペクトル密度を次のように計算します。

    1. 時間信号のFFTを計算する。
    2. 時間信号のパワースペクトルまたはパワースペクトル密度を形成します。
    3. 最後に平均化処理が再開始されてから、以前のVIの呼び出しで計算されたパワースペクトル/パワースペクトル密度を使用して現在のパワースペクトル/パワースペクトル密度を平均化します。
    4. 平均化されたパワースペクトルまたはパワースペクトル密度を Power Spectrum/PSDで返します。

    このVIの単一チャンネルバージョンでは、ワンショットモード (単一呼び出し) および連続モード (履歴を伴う複数呼び出し) の両方で単一チャンネルの測定が可能です。単一チャンネルバージョンでは、複数チャンネル測定はワンショットモードでのみ実行できます。連続モードで複数チャンネル測定を実行する場合は、このVIの複数チャンネルバージョンを使用してください。

    このVIの単一チャンネルバージョンは、単一のチャンネルのみの内部状態情報を維持します。単一チャンネルバージョンを呼び出して履歴を消去し、平均化を再開制御器を使用せずに別のチャンネルを処理すると、予期しない動作が発生します。この予期せぬ動作は内部状態情報が1つのチャンネルから別のチャンネルに渡されるために発生します。

    メモ このVIの単一チャンネルバージョンは、主に単一のチャンネルの連続処理用に設計されています。この動作を複数チャンネルの場合に適用して、Forループで単一チャンネルバージョンを使用して波形配列を指標付けすることで複数チャンネルを連続的に処理しないでください。