(ファイル名:Actor Framework.lvlib:Actor.lvclass:Launch Nested Actor.vi)

ネストされたアクターのタスクを実行し、メッセージを処理する非同期実行のVIを起動します。このVIは、1つ以上の呼び出しアクターに依存するアクターを起動するために使用します。このVIは、新しく起動されたアクターにメッセージを送信するために使用できるエンキューアのリファレンスを返します。

このVIでは、ネストされたアクターを呼び出すために発呼者アクター入力が必要です。発呼者アクター入力が自身によりすでに起動されていない場合、このVIはエラーを返します。発呼者なしでアクターを起動するには、「ルートアクターを起動」VIを参照してください。


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入力/出力

  • cActor_Framework_lvlib_Actorlvclass.png 発呼者アクター入力

    発呼者アクター入力は、ネストされたアクターを呼び出すアクターです。ネストされたアクターを呼び出す前に発呼者アクター入力が起動されている必要があり、起動されていない場合、このVIはエラーを返します。

  • cActor_Framework_lvlib_Actorlvclass.png ネストされたアクター

    ネストされたアクターは、起動するアクターの初期状態です。

  • cbool.png 自動停止? (T)

    自動停止により、発呼者アクターが停止したときにネストされたアクターが停止するかどうかが決まります。デフォルト値はTRUEです。この入力の値をFALSEに設定した場合、ネストされたアクターの停止動作を指定するには、発呼者アクターの「コアを停止」VIを手動でオーバーライドする必要があります。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cbool.png 「アクターコア」のフロントパネルを開く? (F)

    「アクターコア」のフロントパネルを開く?は、アクターの起動時に、アクターコアメソッドのフロントパネルを開くかどうかを指定します。デフォルトはFALSEです。TRUEに設定すると、このVIはランタイムエンジンでエラーを返します。

    VIの中断ボタンはアクターを停止することを忘れた場合に便利なので、コード開発中はこのボタンにアクセスできるように「アクターコア」のフロントパネルを開く?をTRUEに設定します。デバッグ以外の目的で、アクターのアクターコアフロントパネルを開くには、フロントパネル:開くメソッドを使用します。また、ウィンドウの外観をカスタマイズダイアログボックスの呼び出されたらフロントパネルを表示を有効にすることで、アクターが呼び出されたときにアクターコアフロントパネルが開くように、このVIを構成することもできます。

  • cstr.png デバッグエイリアス

    デバッグエイリアスは、Desktop Execution Trace Toolkitによってキャプチャされたトレースデータで起動されたアクターを識別するために使用するエイリアスを指定します。

  • iActor_Framework_lvlib_Actorlvclass.png 発呼者アクター出力

    発呼者アクター出力は、変更された発呼者アクターを返します。発呼者アクターは、ネストされたアクターのレコードをもっています。自動停止?TRUEに設定されている場合、発呼者アクターは、ネストされたアクターのレコードを使用してネストされたアクターを自動停止します。

  • iActor_Framework_lvlib_Message_Enqueuerlvclass.png ネストされたアクターのエンキューア

    ネストされたアクターのエンキューアは、エンキューアのリファレンスを返します。新しく起動されたアクターにメッセージを送信するには、このリファレンスを使用します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • アクターフレームワークの詳細については、アクターフレームワークテンプレートを参照してください。アクターフレームワークテンプレートを使用するには、LabVIEWのスタート画面でプロジェクトを作成をクリックし、アクターフレームワークを選択します。