このページを開くには、シェア変数プロパティダイアログボックスにあるリストボックスでスケーリングオプションを選択します。このページは、シェア変数のスケーリングの設定に使用します。

メモ スケーリングは、ネットワークで共有されたシェア変数、I/O変数、またはI/Oエイリアスでのみ使用できます。スケールするシェア変数がネットワーク共有シェア変数の場合は、データソースがなければなりません。ネットワーク共有シェア変数に対してデータソースを構成するには、シェア変数プロパティダイアログボックスの変数ページにあるエイリアスを有効チェックボックスにチェックマークを付けます。

このページには以下のコンポーネントが含まれます。

オプション 説明
スケールを有効にする メモリ内の競合の名前とパスおよびプロジェクト内の競合をリストします。LabVIEWはこれらの項目を依存項目の下のプロジェクトに追加します。プロジェクトエクスプローラウィンドウの新規の競合を解決します。
スケールタイプ

データソースと通信するときに、使用するスケールのタイプを設定します。シェア変数のデータタイプに基づいて、スケールの別のタイプが利用可能です。

  • 線形―サポートされるデータタイプのシェア変数の未処理スケール工学スケールの間を線形スケールします。
  • 平方根―サポートされるデータタイプのシェア変数の未処理スケール範囲を工学スケール範囲に変換する際に平方根を計算します。この平方根の計算には、b + m * sqrt(rawo) (このとき、b = 工学ゼロスケールm =(工学フルスケール工学ゼロスケール)/sqrt(未処理フルスケール未処理ゼロスケール)、o = 未処理ゼロスケール) という式が使用されます。
工学単位

シェア変数の工学単位を指定します。

未処理のフルスケール

データソースからデータを収集するために使用したいスケールの最大値を指定します。未処理スケールは、データを収集するために使用した元のスケールです。未処理フルスケール値は未処理ゼロスケール値よりも大きくなければなりません。このオプションは、データタイプ倍精度数のシェア変数に対して現れます。

工学フルスケール

シェア変数エンジンとHMIアプリケーションがデータソースをスケールするのに使用する最大値を指定します。工学スケールは、シェア変数エンジンがデータソースをスケールするのに使用する完全な範囲です。このオプションは、データタイプ倍精度数のシェア変数に対して現れます。

未処理のゼロスケール

データソースからデータを収集するために使用したいスケールの最小値を指定します。未処理スケールは、データを収集するために使用した元のスケールです。未処理ゼロスケール値は未処理フルスケール値より小さい必要があります。このオプションは、データタイプ倍精度数のシェア変数に対して現れます。

工学ゼロスケール

シェア変数エンジンとHMIアプリケーションがデータソースをスケールするのに使用する最小値を指定します。工学スケールは、シェア変数エンジンがデータソースをスケールするのに使用する完全な範囲です。このオプションは、データタイプ倍精度数のシェア変数に対して現れます。

範囲に強制

有効になるように、データを指定された範囲に強制します。書き込み可能なシェア変数のデータをスケールする場合、データは未処理スケールの範囲内でなければなりません。書き込み可能なシェア変数のデータをスケールする場合、データは工学スケールの範囲内でなければなりません。このオプションは、データタイプ倍精度数のシェア変数に対して現れます。

反転

シェア変数に格納する前にデータソースに送信されたデータを反転します。このオプションは、データタイプブールのシェア変数に対して現れます。