VIリファレンスの非同期呼び出しプールに、最小サイズパラメータで指定されている数以上のデータスペースを確保します。デフォルトでは、「VIリファレンスを開く」関数でリファレンスを開くと、開発コンピュータの各CPUに1つのデータスペースが割り当てられます。

このメソッドを使用して、非同期VI呼び出しを確実に確定的に実行できます。呼び出しプールの最小サイズを、リファレンスVIに対して見込まれる最大呼び出し数に設定します、これにより、非同期呼び出しプールにデータスペースをオンデマンドで割り当てる必要がなくなり、メモリ割り当てによって生じるジッタを防ぐことができます。

非同期呼び出しプールのサイズは、縮小できません。リファレンスVIに現在割り当てられているデータスペースの数を確認するには、このメソッドの現在のサイズ出力を使用します。

LabVIEWは、VIリファレンスを閉じる際にその呼び出しプールの割り当てを解除します。

パラメータ

名前 データタイプ 必須 説明
現在のサイズ ii32.png はい

現在のサイズは、リファレンスVIの非同期呼び出しプールの現在のデータスペース数を返します。

最小サイズ ci32.png いいえ

最小サイズは、リファレンスVIに必要な非同期呼び出しプールのデータスペース数を返します。非同期呼び出しプールのこの入力に現在のサイズよりも小さい値を配線すると、呼び出しプールのサイズは変更されません。

備考欄

以下の表は、このメソッドの 特性の一覧です。

短い名前 Populate Async Call Pool
データタイプ 戻り値なし
ランタイムエンジンで使用可能 はい
リアルタイムオペレーティングシステムで利用可能 はい
VI実行中に設定可能 はい
フロントパネルをメモリにロード いいえ
使用前に認証が必要 いいえ
ブロックダイアグラムをメモリにロード いいえ
リモートアクセス可能 いいえ
ユーザインタフェースがアイドルになるまで待機 いいえ
制御VIで使用可能 いいえ
グローバルVIで使用可能 いいえ
指定タイプ定義で使用可能 いいえ
多態性VIで使用可能 いいえ

サンプルプログラム

LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

  • labview\examples\Application Control\VI Server\Asynchronous Call By Reference\Populating the Asynchronous Call Pool.vi