左および上の座標に関連したフロントパネルウィンドウのオブジェトの外接長方形の左上隅の位置を示します。

オブジェクトの枠はオブジェクトの表示部分をすべて含みます。たとえば、オブジェクトラベルが表示され、上の座標をこのプロパティに配線すると、LabVIEWはラベルの上部を配線した座標の位置に配置します。オブジェクトラベルが表示されていない場合、LabVIEWはオブジェクトの残りの表示部分を配線した座標の位置に配置します。

メモ VIを作成するとこのプロパティの基点が設定されます。所有ペーンをスクロールすると、原点は変更されず所有ペーンと共にスクロールされます。オブジェクトを移動しない場合、このプロパティはペーンをスクロールしするしないに関係なくオブジェクトに対して同じ座標を返します。このプロパティと原点プロパティを使用して、所有ペーンと相対する現在のオブジェクトの位置を計算します。ほとんどのフロントパネルのオブジェクトでは、このプロパティはペーンの原点に対するオブジェクトの位置を返します。ペーンでは、このプロパティはグローバルパネル座標系に対するペーンの位置を返します。

他のオブジェクトとグループ化されているオブジェクトの位置を再度変更しようとすると、LabVIEWはグループ全体ではなく指定するオブジェクトのみ配置し直します。

備考欄

以下の表は、このプロパティの特性の一覧です。

短い名前 Position
データタイプ cnclst.png
権限 読み取り/書き込み
ランタイムエンジンで使用可能 はい
リアルタイムオペレーティングシステムで利用可能 はい
VI実行中に設定可能 はい
フロントパネルをメモリにロード いいえ
使用前に認証が必要 いいえ
ブロックダイアグラムをメモリにロード いいえ
リモートアクセス可能 はい