VIサーバのプロパティとメソッドの特性
- 更新日2025-03-14
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以下のリストは、各プロパティおよびメソッドの特性を説明したものです。
- データタイプ―プロパティまたはメソッドのデータタイプを指定します。
- 権限―このプロパティが読み取り専用、書き込み専用、読み取り/書き込み可能、または編集時のみ書き込み可能かどうかを指定します。プロパティが編集時のみ書き込み可能な場合、VIが編集モードの場合のみプロパティへの書き込みを行えます。
- ランタイムエンジンで使用可能―このプロパティまたはメソッドをビルドアプリケーションで使用できるかどうか指定します。括弧内の値は、ランタイムエンジンのプロパティとメソッドに対する権限を示します。値には、「読み取り専用」、「書き込み専用」、「読み取り/書き込み可能」、「編集時のみ書き込み可能」、または「なし」が含まれています。一部のプロパティおよびメソッドは、編集時のみに利用できます。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドをビルドアプリケーションで使用すると、LabVIEWはエラー1043を返します。SharedVariableIOプロパティまたはメソッドを使用する場合、DSC(Datalogging and Supervisory Control)モジュールランタイムシステムをインストールする必要があります。DSC Module Run-Time Systemについては、National Instruments社のWebサイトを参照してください。
- リアルタイムオペレーティングシステムで使用可能―このプロパティまたはメソッドをリアルタイムオペレーティングシステムで使用できるかどうか指定します。括弧内の値は、リアルタイムオペレーティングシステムでのプロパティとメソッドに対する権限を示します。値には、「読み取り専用」、「書き込み専用」、「読み取り/書き込み可能」、「編集時のみ書き込み可能」、または「なし」が含まれています。一部のプロパティおよびメソッドは、編集時のみに利用できます。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドをリアルタイムオペレーティングシステムで使用すると、LabVIEWはエラー1043を返します。
- VI実行中に設定可能―VIの実行中に値をこのプロパティまたはメソッドに書き込みできるかどうかを指定します。この特性値が「いいえ」に設定されている場合、VIが実行中に値を書き込もうとすると、LabVIEWはエラー1000または1073を返します。この特性はアプリケーションクラスのプロパティおよびメソッドには適用されません。
- メモリにフロントパネルをロード―LabVIEWがフロントパネルをメモリにロードするかどうかを指定します。この特性値が「はい」の場合、フロントパネルがメモリにロードできないと、LabVIEWはエラー1013を返します。この特性はアプリケーションクラスのプロパティおよびメソッドには適用されません。
- 使用前に認証する必要―プロパティまたはメソッドが使用可能になる前にVIを認証する必要があるかどうかを指定します。例えば、特性値がYesのメソッドを使用する前に、 、パスワードで保護されたVIのロックを解除 する必要がある場合があります。この特性値が「はい」の場合、VIを認証しないと、LabVIEWはエラー1040または1044を返します。
- メモリにブロックダイアグラムをロード―LabVIEWがブロックダイアグラムをメモリにロードするかどうかを指定します。この特性値が「はい」のときにブロックダイアグラムがメモリにロードできない場合は、LabVIEWはエラー1012を返します。この特性はアプリケーションクラスのプロパティおよびメソッドには適用されません。
- リモートアクセス許可-このプロパティまたはメソッドへのアクセスが、リモート アプリケーションインスタンスによってパーミッションエラーで許可されるかどうかを指定する。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドへのリモートリファレンスを使用しようとすると、LabVIEWはエラー1032を返します。
- ユーザインタフェースがアイドルになるまで待機―ユーザがダイアログボックスの項目を選択している、制御器をトラッキングしている間などにこのプロパティまたはメソッドを使用できるかどうかを指定します。
- 制御器VIで使用可能―制御器VIでこのプロパティまたはメソッドを使用できるかどうかを指定します。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドを制御器VIと使用すると、LabVIEWはエラー1035を返します。この特性はVIクラスのプロパティおよびメソッドにのみ適用されます。
- グローバルVIで使用可能―このプロパティまたはメソッドをグローバルVIと使用できるかどうかを指定します。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドをグローバルVIで使用すると、LabVIEWはエラー1035を返します。この特性はVIクラスのプロパティおよびメソッドにのみ適用されます。
- 指定タイプ定義で使用可能―このプロパティまたはメソッドを指定タイプ定義と使用できるかどうかを指定します。この特性はアプリケーションおよびVIクラスのプロパティおよびメソッドには適用されません。
- 多態性VIで使用可能―このプロパティまたはメソッドを多態性VIと使用できるかどうかを指定します。この特性値が「いいえ」の場合、このプロパティまたはメソッドを多態性VIと使用すると、LabVIEWはエラー1035を返します。この特性はVIクラスのプロパティおよびメソッドにのみ適用されます。