VISAリソース検索関数

表現は、指定された値で特定のインタフェースに利用可能なデバイスを検索。

指定された記述文字列は、インタフェース (GPIB、GPIB-VXI、VXI、すべてのVXI、シリアル、またはすべて) または既存のデバイスを検索する基準を設定します。以下の表は、有効な特殊文字および演算子を示しています。

特殊文字と演算子	意味
?	任意の1つの文字を検索します。
\	後に続く文字を特殊文字ではなく標準の文字にします。たとえば、¥記号の後に疑問符が続く場合 (¥?) は、任意の1つの文字ではなく?文字を検索します。
[list]	括弧内に列挙された文字のいずれかを検出します。ハイフンを使用して、文字の範囲を指定することもできます。
[^list]	括弧内に列挙されていない文字のいずれかを検索します。ハイフンを使用して、文字の範囲を指定することもできます。
*	前に記述されている文字または表現を0つまたは複数検索します。
+	前に記述されている文字または表現を1つまたは複数検索します。
Exp|exp	前または後の表現を検索します。OR演算子である | は、前または後の文字のみでなく、表現全体を検索します。たとえばVXI|GPIBは、VX(I|G)PIBではなく、(VXI)|(GPIB)という意味です。
(exp)	文字または表現をグループ化します。

表現パラメータで指定された検索基準は、リソース文字列に対する正規表現および属性値に対する論理表現の2つの部分を含みます。正規表現は、VISAリソースマネージャに認識されるリソースのリソース文字列と比較検索されます。リソース文字列が正規表現に一致する場合、リソースの属性値が属性値の表現に対して検索されます。検索基準を満たしたリソースは、検出リソースのリストに追加されます。以下の表は、有効な正規表現を含みます。

正規表現	比較サンプル
GPIB?*INSTR	GPIB0::2::INSTR、GPIB1::1::1::INSTR、およびGPIB-VXI1::8::INSTRを検出します。
GPIB[0-9]*::?*INSTR	GPIB0::2::INSTRおよびGPIB1::1::1::INSTRは検出しますが、GPIB-VXI1::8::INSTRは検出しません。
GPIB[^0]::?*INSTR	GPIB1::1::1::INSTRは検出しますが、GPIB0::2::INSTRとGPIB12::8::INSTRは検出しません。
VXI?*INSTR	VXI0::1::INSTRは検出しますがGPIB-VXI0::1::INSTRは検出しません。
GPIB-VXI?*INSTR	GPIB-VXI0::1::INSTRは検出しますがVXI0::1::INSTRは検出しません。
?*VXI[0-9]*::?*INSTR	VXI0::1::INSTRとGPIB-VXI0::1::INSTRを検出します。
ASRL[0-9]*::?*INSTR	ASRL1::INSTRを検出しますがVXI0::5::INSTRは検出しません。
ASRL1+::INSTR	ASRL1::INSTRとASRL11::INSTRは検出しますがASRL2::INSTRは検出しません。
(GPIB|VXI)?*INSTR	GPIB1::5::INSTRとVXI0::3::INSTRは検出しますが、ASRL2::INSTRとは検出しません。
(GPIB0|VXI0)::1::INSTR	GPIB0::1::INSTRとVXI0::1::INSTRを検出します。
?*INSTR	すべてのINSTR (デバイス) リソースを検出します。
?*VXI[0-9]*::?*MEMACC	VXI0::MEMACCとGPIB-VXI1::MEMACCを検出します。
VXI0::?*	VXI0::1::INSTR、VXI0::2::INSTR、VXI0::MEMACCを検出します。
?*	すべてのリソースを検出します。(デフォルト)
visa://hostname/?*	指定したリモートシステムのすべてのリソースを検出します。ホスト名は、IPアドレス (ドット表記形式) またはネットワークマシン名として設定できます。このリモートシステムは構成済みのリモートシステムの必要はありません。
/?*	指定したローカルマシンのすべてのリソースに一致させます。構成済みのリモートシステムはクエリしません。
visa:/ASRL?*INSTR	ローカルマシン上のすべてのASRLリソースを検出し、URL形式 (visa:/ASRL1::INSTRなど) で返します。

オプションの属性表現で、論理演算子のAND (&&)、OR (||)、NOT (!) を使用して、柔軟で強力な表現を作成できます。等しい (==) および等しくない (!=) の比較演算子は、任意のデータタイプの属性の比較に使用できます。また、他の不等号 (>, <, >=, <=) の比較演算子は、数値データタイプの属性の比較に使用できます。属性表現にはグローバル属性のみを使用します。表現パラメータの論理表現部分では、ローカル属性は使用できません。以下の表は有効な表現パラメータを含みます。

表現パラメータ	意味
GPIB[0-9]*::?*::?*::INSTR{VI_ATTR_GPIB_SECONDARY_ADDR > 0 && VI_ATTR_GPIB_SECONDARY_ADDR < 10}	1～9のセカンダリアドレスを含むすべてのGPIBデバイスを検索します。
ASRL?*INSTR{VI_ATTR_ASRL_BAUD == 9600}	ボーレートが9600に設定されているすべてのシリアルポートを検索します。
?*VXI?INSTR{VI_ATTR_MANF_ID == 0xFF6 && !(VI_ATTR_VXI_LA ==0 || VI_ATTR_SLOT <= 0)}	メーカIDがFF6、論理アドレスが0以外、スロットが0以外、外部コントローラでないすべてのVXI計測器を検索します。

検索モードは、検出リスト出力にある関数が検出されたインタフェースを正規名またはエイリアスのどちらで返すかを判断します。デフォルトは0です。

この入力は以下の値を受け入れます。

0	正規名のみ―構成されたすべてのバスを検索します。表現文字列に一致する検出されたリソースのみを返します。返された各文字列の形式は、VISA正規仕様定義リソース形式になります。
2	エイリアスのみ―構成されたすべてのバスを検索します。表現文字列に一致する検出されたリソースのみを返します。各リソースには、エイリアスが返されたリソースのユーザ定義エイリアスがあります。他のリソースでは、返された文字列はVISA正規仕様定義リソース形式です。
3	一致エイリアスを含む―バスを検索しません。ユーザ定義エイリアスを持つリソースのみを返します。有効な表現文字列は「?*」です。返された各文字列の形式はエイリアスです。
4	すべてのエイリアスを含む―構成されたすべてのバスを検索します。表現文字と一致する検出されたすべてのリソース、そして表現文字列と一致しない場合でもユーザ定義エイリアスを返します。各リソースでは、リソース用のユーザ定義エイリアスがある場合、関数をユーザ定義エイリアスを返します。他のリソースでは、返された文字列はVISA正規仕様定義リソース形式です。

エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

検索リストは文字列の配列で、各文字列はこの関数が検出した1つのインタフェースを指定します。

リターンカウントは、検索された一致数を指定します検索された一致数は、検索リスト配列の文字列の数です。

エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。