TDMS読み取り関数
- 更新日2025-07-30
- 7分で読める
指定した.tdmsファイルを読み取り、データタイプ入力で指定した形式でデータを返します。データにスケール情報が含まれる場合、このVIはデータを自動的にスケールします。カウントとオフセットの各入力で、指定されたデータのサブセットを読み取ります。

入力/出力
カウント (-1: すべて)
—
カウントは、各チャンネルの.tdmsファイルから読み取るデータ要素の最大数を指定します。デフォルトは–1 (使用できるすべての要素) です。
オフセット (0)
—
オフセットは、関数で.tdmsファイルの解析を開始する際に.tdmsファイルへのデータの要素数を指定します。デフォルトは0です。
TDMSファイル
—
グループ名入力
—
グループ名入力は操作を実行するチャンネルグループを指定します。 この入力を配線しない場合、以下の動作が発生します。
メモ TDMS List Contents関数と TDMS Get Properties 関数は、現在のグループをファイルの最初のグループにリセットします。グループ名入力に配線しない場合、グループをファイル内の最初のグループにリセットすると、次の「TDMS読み取り」関数が読み取るグループに影響が出ます。
チャンネル名入力
—
チャンネル名入力は操作を実行するチャンネルを示します。データをこの入力を配線しない場合、同じグループのすべてのチャンネルのデータが読み取られます。波形データをデータタイプ入力に配線すると、波形名が使用されます。チャンネル名入力入力は、文字列または文字列の1D配列のデータタイプを受け入れます。データタイプは、データタイプ入力に配線するデータにより異なります。
圧縮されたデジタルデータを含む完全なファイルまたはグループをロードすると、LabVIEWは自動的に圧縮チャンネル名を 配列のチャンネル 名に挿入します。 圧縮されたデジタルデータを含むファイルまたはグループのサブセットをロードする場合、圧縮チャンネルの名前を 配列のチャンネル名(複数可 )の最初のエントリとして入力する必要があります。
エラー入力 (エラーなし)
—
エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
データタイプ
—
データタイプは、取得するデータのデータタイプです。 この入力には以下のデータタイプを使用できます。
ファイル順にチャンネルを返す? (F)
—
ファイル順にチャンネルを返す?は、この関数から.tdmsファイルと同じ順番でデータチャンネルを返すかどうかを指定します。値がTRUEであるか、チャンネル名入力を指定しない場合、この関数はデータチャンネルを.tdmsファイルに存在している順序で返します。値がFALSEの場合は、チャンネル名入力で指定された順番でデータチャンネルが返されます。デフォルトはFALSEです。
TDMSファイル出力
—
グループ名出力
—
グループ名出力は操作を実行するチャンネルグループ名を返します。
チャンネル名出力
—
チャンネル名出力は操作を実行するチャンネル名を返します。
データ
—
データには、指定したデータタイプでファイルから読み取られたデータが含まれます。これは、データタイプで指定するデータタイプ、およびカウントの設定方法に応じたデータタイプを構成します。
エラー出力
—
エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。
ファイルの終わり?
—
ファイルの終わり?は、ファイルの終わりに到達したかを示します。 |
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\File IO\TDMS\Standard Read and Write\TDMS Read Events Data.vi
- labview\examples\File IO\TDMS\Concurrent Access to TDMS File.vi
カウント (-1: すべて)
—
TDMSファイル
—
グループ名入力
—
チャンネル名入力
—
エラー入力 (エラーなし)
—
データタイプ
—
ファイル順にチャンネルを返す? (F)
—
TDMSファイル出力
—
グループ名出力
—
チャンネル名出力
—
データ
—
エラー出力
—
ファイルの終わり?
—