上級TDMSを開く関数
- 更新日2025-07-30
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ホストコンピュータのバイト順序で読み取りまたは書き込みを行うために.tdmsファイルを開きます。また、新しいファイルの作成または既存ファイルとの置換に、この関数を使用できます。「TDMSを開く」関数と異なり、「上級TDMSを開く」関数は.tdms_indexファイルを作成しません。この関数を使用して対応する.tdms_indexファイルを持つ既存の.tdmsファイルを開く場合、この関数は.tdms_indexファイルを削除します。

入力/出力
ファイルパス
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ファイルパスは、開きたいファイルの絶対パスを指定します。この関数で新しいファイルを作成する場合、ファイルパスで指定するファイル名のファイル拡張子は.tdmsでなければなりません。この拡張子でない場合は、指定したファイル名に自動的に.tdmsが付けられます。この関数を使用して既存のファイルを開くか更新する場合は、ファイル拡張子が.tdmsである必要はありません。
操作 (0:open)
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操作は実行する操作を指定します。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
バッファを無効? (T)
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バッファリングを無効にしますか? (Windows)は、システム バッファリングなしでLabVIEWが .tdms ファイルを開くか、作成するか、置き換えるかどうかを指定します。デフォルトはTRUEで、関数がシステムバッファを無効にすることを指します。値がTRUEの場合、読み書きするデータのサイズはハードディスクのセクタサイズの倍数でなければなりません。 システムバッファを無効すると、特定の状態でのデータ転送の速度が向上します。転送するデータ量が小さい場合、バッファ処理を無効にしても違いが見られないことがあります。RAID (Redundant Array of Independent Disks) でデータファイルを読み書きするには、データ転送速度を高めるためにバッファ処理を行わずにファイルを開くことをお勧めします。コンピュータの同じデータセットを繰り返し読み取る場合は、バッファを有効にすることをお勧めします。
非同期を有効? (T)
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enable asynchronous? (Windows)は、 .tdms ファイルの非同期読み書きを有効にするかどうかを指定します。「上級TDMS非同期I/O関数」関数または「上級TDMSデータリファレンスI/O」関数を使用する場合は、値をTRUEに設定します。「上級TDMS同期I/O」関数を使用する場合は、値をFALSEに設定します。デフォルトはTRUEです。
TDMSファイル出力
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セクタサイズ
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セクタサイズは、ハードディスクのセクタサイズを返します。(macOS/Linux/RTターゲット) セクタサイズは サポートされておらず、0を返す。 メモ 従来のハードディスクのセクタサイズは512バイトです。最近の大容量ハードディスクおよびRAIDアレイのセクタサイズは4096バイトです。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
バイト順序 (エディアン形式) は、数値が最上位のバイトから最下位のバイトへの順序、またはその逆の順序のどちらでメモリ上に配置されるかを示します。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\File IO\TDMS\Advanced Read and Write\Asynchronous Read and Write\TDMS Advanced Asynchronous Write.vi
- labview\examples\File IO\TDMS\Advanced Read and Write\Asynchronous Read and Write\TDMS Advanced Basic Asynchronous Read.vi
ファイルパス
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操作 (0:open)
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エラー入力 (エラーなし)
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バッファを無効? (T)
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TDMSファイル出力
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セクタサイズ
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エラー出力
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