GPIB書き込み関数
- 更新日2025-07-30
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アドレス文字列で指定するGPIBデバイスにデータを書き込みます。
ノードを右クリックして、ショートカットメニューから同期I/Oモード»同期を選択して、データを同期的に書き込みます。

入力/出力
タイムアウト (ms) (488.2 グローバル)
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タイムアウト (ms) は、関数がタイムタウトするまで待機する時間をミリ秒単位で指定します。 操作は、タイムアウト (ms) の制限時間内に完了しない場合は終了します。タイムアウトを無効にするには、タイムアウト (ms) を0に設定します。 488.2グローバルタイムアウトを使用する場合は、タイムアウト (ms) を未配線にしておくか、入力を-1に設定します。次に「タイムアウト設定」関数を使用して、タイムアウト (ms) のデフォルト値を変更します。デフォルトは10000です。
アドレス文字列
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アドレス文字列には、関数が通信を行うGPIBデバイスのアドレスが含まれています。 アドレス文字列には、プライマリ+セカンダリの形式を使用して、プライマリアドレスとセカンダリアドレスの両方を入力できます。プライマリとセカンダリの両方は10進数値であるため、たとえばプライマリが2でセカンダリが3の場合、アドレス文字列は2+3となります。 アドレスが指定されていない場合、関数は文字列を読み書きする前にアドレス指定を実行しません。別の方法でこれらのコマンドを送信したとみなすか、または、別のコントローラがコントローラインチャージでアドレス指定を実行するものとみなします。コントローラがデバイスのアドレスを指定することになっている場合でも、タイムリミットが切れる前にそのアドレス指定を実行しないと、関数はGPIBエラー6 (タイムアウト) で終了し、ステータスでビット14を設定します。GPIBがコントローラインチャージでない場合は、アドレス文字列を指定しないでください。 LabVIEWで使用できるGPIBコントローラが複数ある場合、「ID:アドレス」形式 (アドレスが不要な場合は「ID:」) のアドレス文字列の接頭辞で、特定の関数によって使用されるコントローラを決定します。たとえば、GPIBコントローラ2をアドレス3にトークするように設定するには、2:3の接頭辞を使用します。コントローラIDが存在しない場合、関数はコントローラ (またはバス) 番号0をデフォルトに設定します。
データ
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データは、関数がGPIBデバイスに書き込むデータです。
モード (0)
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モードは、「GPIB書き込み」関数の終了方法を示します。 この入力は以下の値を受け入れます。
エラー入力
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
ステータス
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ステータスは、各ビットがGPIBコントローラの状態を表すブール配列です。 エラーが発生すると、関数はビット15を設定します。GPIBエラーは、ステータスのビット15が設定されている場合のみ有効です。 次の表は、ステータスの各ビットの数値および記号の状態を示します。この表には各ビットの説明も掲載されています。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
ハードウェアドライバ間でデータを同期的に転送すると、データ転送中、呼び出しスレッドがロックされます。転送速度によっては、この操作は呼び出しスレッドを必要とするその他のプロセスを妨げる場合があります。ただし、アプリケーションで高速データ転送が必要とされる場合、操作を同期的に行うと、呼び出しスレッドはこの操作に専念されます。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Instrument IO\GPIB\Simple GPIB.vi
タイムアウト (ms) (488.2 グローバル)
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アドレス文字列
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モード (0)
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エラー入力
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ステータス
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エラー出力
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