GPIBステータス関数
- 更新日2025-07-30
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アドレス文字列で指定したGPIBコントローラの現在のステータスを示します。エラーI/Oはこの関数で固有に動作します。この関数は、以前の操作でのエラーの有無に関係なくGPIBコントローラのステータスを取得します。

入力/出力
アドレス文字列
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アドレス文字列には、関数が通信を行うGPIBデバイスのアドレスが含まれています。 アドレス文字列には、プライマリ+セカンダリの形式を使用して、プライマリアドレスとセカンダリアドレスの両方を入力できます。プライマリとセカンダリの両方は10進数値であるため、たとえばプライマリが2でセカンダリが3の場合、アドレス文字列は2+3となります。 アドレスが指定されていない場合、関数は文字列を読み書きする前にアドレス指定を実行しません。別の方法でこれらのコマンドを送信したとみなすか、または、別のコントローラがコントローラインチャージでアドレス指定を実行するものとみなします。コントローラがデバイスのアドレスを指定することになっている場合でも、タイムリミットが切れる前にそのアドレス指定を実行しないと、関数はGPIBエラー6 (タイムアウト) で終了し、ステータスでビット14を設定します。GPIBがコントローラインチャージでない場合は、アドレス文字列を指定しないでください。 LabVIEWで使用できるGPIBコントローラが複数ある場合、「ID:アドレス」形式 (アドレスが不要な場合は「ID:」) のアドレス文字列の接頭辞で、特定の関数によって使用されるコントローラを決定します。たとえば、GPIBコントローラ2をアドレス3にトークするように設定するには、2:3の接頭辞を使用します。コントローラIDが存在しない場合、関数はコントローラ (またはバス) 番号0をデフォルトに設定します。
エラー入力
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。以下の例外を除き、この入力は標準エラー入力として機能します。 このノードは実行前にエラーが発生していても通常どおり実行されます。
ステータス
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ステータスは、各ビットがGPIBコントローラの状態を表すブール配列です。 エラーが発生すると、関数はビット15を設定します。GPIBエラーは、ステータスのビット15が設定されている場合のみ有効です。 次の表は、ステータスの各ビットの数値および記号の状態を示します。この表には各ビットの説明も掲載されています。
GPIBエラー
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GPIB エラーには、任意のGPIB関数から報告された最新のエラーコードが含まれています。ステータスのビット15が設定されている場合、GPIBエラーコードを参照してGPIBエラーの可能な値を確認してください。
バイトカウント
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バイトカウントは、前回のGPIB処理が送信したバイト数です。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
アドレス文字列
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エラー入力
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ステータス
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GPIBエラー
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バイトカウント
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エラー出力
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