複合演算
- 更新日2025-07-30
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1つまたは複数の数値、配列、クラスタ、またはブール入力に対し演算を実行します。演算 (和、差、AND、OR、XOR) を選択するには、関数を右クリックしてショートカットメニューからモード変更を選択します。数値パレットでこの関数を選択した場合、デフォルトのモードは「和」になります。ブールパレットでこの関数を選択した場合、デフォルトのモードは「OR」になります。
コネクタペーンには、この多態性関数のデフォルトのデータタイプが表示されます。

入力/出力
値
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値0..n-1は、数値またはブール値、ブール値または数値の配列、クラスタ、クラスタの配列などを受け入れます。 1つの波形は1つの値入力にのみ配線できます。入力が波形の場合、様々なサイズのスカラ入力をいくつでも入力できます。値がエラークラスターの場合、エラークラスタの状態パラメータだけが入力端子に渡されます。
値
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結果
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結果は、値 0..n-1に適用された、選択された処理の結果を返します。AND、OR、XORでは、結果は、数値入力にビット単位の処理、ブール入力に論理演算を返します。 |
ノードに入力を追加するには、入力を右クリックしてショートカットメニューから入力を追加を選択するか、関数のサイズを変更します。
個々の端子を右クリックしてショートカットメニューから反転を選択して、この関数の入力または出力を反転できます。和の場合は、反転を選択して入力または出力の符号を変更できます。積の場合は、反転を選択して、入力の逆数を使用するか、出力の逆数を生成します。AND、OR、またはXORの場合は、反転を選択して、整数入力または出力をビット単位の補数演算を行うか、あるいは入力または出力を論理的に否定します。
「複合演算」関数を使用して3つ以上の値でXOR演算を実行する場合、「複合演算」関数は最初の入力ペアでXOR演算を実行し、次にその結果と次の入力でXOR演算する、というかたちですべての入力を処理します。
FPGAモジュールの詳細
以下の説明は、このオブジェクトをFPGA VIで使用する場合に適用されます。
| シングルサイクルタイミングループ | サポートあり |
| Usage | この関数を単精度浮動小数点データタイプと使用する場合、リソース使用、レイテンシ、およびシングルサイクルタイミングループのサポートへの影響については、 単精度浮動小数点データタイプを使用 するおよび FPGA設計で使用するデータタイプを決定する トピックを参照してください。 FPGA VIで使用する場合、この関数はホストコンピュータで使用する場合とは異なる順序で演算を実行するため、「複合演算」関数は浮動小数点演算で異なる結果を返すことがあります。 |
| タイミング | シングルサイクルタイミングループ内に配置された場合、組み合わせ論理の遅延は入力の数に対数的に比例します。 |
| リソース | この関数によるFPGAリソースの消費は入力の数Nに比例します。各演算には専用ハードウェアが割り当てられ、演算の総数は常にN - 1となります。 |
値
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結果
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