ブロックダイアグラムで複数のrefnumを接続しましたが、これらのrefnumはタイプが異なっています。

この例では、アプリケーションリファレンスとTCPリファレンスが配線されています。これらのリファレンスの違いはブロックダイアグラム上で識別するのが困難ですが、それぞれ異なるオブジェクトを参照するため、LabVIEWでこれらのリファレンスは同じワイヤ上で配線できません。

このエラーを修正するには、refnumの両方が同じタイプになるように、refnumの1つを置換します。

ただし、このエラーは、類似したタイプに見えるrefnumを接続した場合にも発生する場合があります。たとえば、次の図では、データログファイル用の2つのrefnumが配線されていますが、LabVIEWはrefnumの競合によるエラーを表示します。

この例では、2つのrefnumが異なるデータタイプを含むデータログファイルを参照しています。Aと表示されたデータログrefnumには、浮動小数点 (分数) ブール制御器を含んだクラスタ が含まれています。Bと表示されたデータログrefnumには、浮動小数点数とパスを含んだクラスタが含まれています。これら2つのrefnumを一致させるには、完全に同じタイプを含んだデータログファイルを参照させる必要があります。

このようなエラーが発生した場合は、両方のクラスタのデータタイプが同じになるように、refnumの1つの内容を置換します。

データタイプの違いは、特にクラスタを使用する場合など困難です。たとえば、クラスタの順序の違いはフロントパネルまたはブロックダイアグラムで識別できない場合がありますが、この違いによって、LabVIEWは2つのクラスタが異なるタイプであると認識します。クラスタ順序を表示したり、修正したりするには、クラスタの枠線を右クリックしてショートカットメニューからクラスタ内の制御器の並び替えを選択します。

また、数値表現が異なる場合にも競合が生じます。たとえば、浮動小数点数のデータログを整数のデータログに接続すると、競合が発生する場合があります。数値表現の相違は、フロントパネルまたはブロックダイアグラムでは明確に表示されない場合があるため、数値制御器を右クリックしてショートカットメニューから表記法を選択してタイプを確認します。