マイクロホン​で​音響​を​測定​する

この​ドキュメント​では、​音​圧​の​基本​や、​マイクロホン​の​仕組み、​センサ​仕様​の​違い​による​マイクロホン​の​性能​へ​の​影響​について​説明​し​ます。​センサ​を​決定​すると、​マイクロホン​測定​の​適切​な​調節、​収集、​視覚​化​に​必要​な​ソフトウェア​と​ハードウェア​を​検討​する​こと​が​でき​ます。​また、​必要​に​応​じ​て​追加​の​信号​調節​を​検討​する​こと​も​でき​ます。

音​圧​とは

 

空気​や​水、​あるいは人間の耳が感知できるあらゆる媒体の圧力の変化を音と呼びます。​人間​の​鼓膜​が​圧力​の​振動、​つまり​音​を​電気​信号​に​変​え、​それ​が​脳​で​音楽​や​話し声、​雑音​として​認識​さ​れ​ます。​マイクロホン​も​同じ​仕組み​に​な​って​い​ます。​そうした​信号​を​記録、​解析​し、​音源​から​マイクロホン​まで​の​音​の​経路​に関する​情報​を​収集​する​こと​が​でき​ます。​たとえば、​通常​ノイズ/​振動/​ハー​シ​ュ​ネス​テスト​では、​自動車​に​乗​って​いる​人​が​走行​中​に​感じる​雑音​など、​不要​な​音​の​除去​が​目的​と​な​って​い​ます。​これらの​音​の​中​に​は、​人間​の​耳​で​聞き取れる​周波数​範囲​外​の​音​や、​特定​の​共振​周波数​における​振幅​の​音​など​も​あり​ます。​その​よう​な​計測​は、​エミッション​規格​へ​の​準拠​や​デバイス​の​性能​と​耐久性​の​特性​評価​において、​ノイズ​の​軽減​が​求め​ら​れ​て​いる​設計​者​に​は​重要​です。

 

人間は音にさらされ、​音​圧​を​感知​できる​ため、​音​圧​計測​は​極めて​一般​的​に​行​われる​計測​です。​音​圧​レベル​は​パスカル (Pa) 単位​で​計測​し、​受信​機​が​音​を​どの​よう​に​認識​する​か​を​示し​ます。​また​音源​の​音響​出力​も​特定​でき​ます。​ワット​数 (W) で​計測​する​音響​出力 (パワー) レベル​は、​全​方向​に​放射​さ​れる​総​音響​エネルギー​を​表​し​ます。​部屋、​受信​機、​音源​から​の​距離​といった​環境​要因​と​は​無関係​です。​出力 (パワー) は​音源​の​属性​ですが、​「音​圧」​は​環境、​反射​面、​受信​機​の​距離、​周囲​の​音​など​に​左右​さ​れ​ます。

マイクロホン​で​音響​を​測定​する

 

 

さまざま​な​マイクロホン​から​選ぶ​こと​が​でき​ます​が、​最も​一般​的​な​計測​用​マイクロホン​は、​外部​分極​型​コンデンサ​マイクロホン、​プリポラライズド (自己​分極​型) エ​レ​ク​ト​レット​コンデンサ​マイクロホン、​圧​電​型​マイクロホン​です。

 

図​1. 「マイクロホン」​と​は、​音波​を​電気​信号​に​変換​する​トランスデューサ​です。

 

 

コンデンサ​マイクロホン

 

コンデンサ​マイクロホン​は、​容量​性​を​持つ​構造​を​し​てい​ます。​コンデンサ​の​プレート​を​形成​する​金属​振動​板​が​組み​込​まれ​てい​ます。​振動​板​の​近く​に​配置​さ​れ​た​金属​板​は​バック​プレート​として​動作​し​ます。​音​場​によって​振動​板​が​振動​すると、​2​つ​の​プレート​間​の​キャパシタンス​が​音​圧​の​変化​に​応​じ​て​変化​し​ます。​安定性​の​ある​DC​電圧が高い抵抗を通じてプレートに印加され、​プレート​上の​電荷​を​維持​し​ます。​キャパシタンス​の​変化​は、​音​圧​に​比例​する​AC​出力​を​生成​し​ます。​この​コンデンサ​の​帯電​は、​分極​さ​れ​た​マイクロホン​の​場合​の​よう​に、​外部​分極​電圧​と​素材​自体​の​特性​の​いずれ​か​によって​発生​し​ます。​外部​極性​の​マイクロホン​に​は、​200 V​の​外部​電源​が​必要​です。​プ​リ​ポ​ラ​ラ​イズ​ド​マイクロホン​は、​定​電流​ソース​を​必要​と​する​IEPE​プリアンプ​によって​駆動​さ​れ​ます。

 

図​2.  最も​一般​的​な​計測​用​マイクロホン (コンデンサ​マイクロホン) は、​容量​設計​で​稼働​する​コンデンサ​マイクロホン​です。

 

 

 

圧​電​型​マイクロホン

 

圧​電​型​マイクロホン​は、​水晶​圧​電​素子​構造​により​バック​プレート​電圧​を​生成​し​ます。​多く​の​圧​電​型​マイクロホン​は、​加速度​計​と​同じ​信号​調節​機能​を​使用​し、​IEPE​信号​調節​を​用​い​て​分極​電圧​を​供給​する​こと​も​あり​ます。​そうした​センサタイプ​の​マイクロホン​は​感度​レベル​は​低い​ですが、​耐久性​が​高​く、​高​振幅​の​圧力​範囲​を​計測​する​こと​が​でき​ます。​逆に​この​タイプ​の​マイクロホン​は、​一般に​フロア​ノイズ​レベル​が​高​く​なり​ます。​この​タイプ​の​マイクロホン​は、​衝撃/​送風​圧力​測定​に​適​し​てい​ます。

 

図2: 加速度計とは高/低周波数振動および衝撃計測に使用される多用途センサです。
Figure 1. A microphone is a transducer that converts acoustical waves into electrical signals.
図3: 圧電性結晶の振動の力に比例するIEPE加速度計の出力電圧信号。
Figure 2. The most common instrumentation microphone, a condenser microphone, operates on a capacitive design.

適切​な​マイクロホン​を​選択​する

 

最適​な​マイクロホン​を​選択​する​際​は、​応答​領域、​ダイナミック​応答、​周波数​応答、​偏​極​タイプ、​必要​な​感度、​温度​範囲​など​を​考慮​し​ます。​また、​特殊​な​用途​向け​の​マイクロホン​に​も​さまざま​な​種類​が​あり​ます。​まずは、​使用​分野、​音源​および​使用​環境​に​適​した​マイクロホン​を​選択​する​こと​が​最も​重要​です。

 

マイクロホン​の​コンポーネント​と​設計​の​詳細​について​は、「マイクロホン​ハンドブック」​を​参照​し​て​くだ​さい。

 

 

マイクロホン​応答​フィールド​について​検討​する

 

マイクロホン​は、​稼動​する​フィールド​の​タイプ​に​最適​な​もの​を​選ぶ​必要​が​あり​ます。​計測​用​マイクロホン​に​は、​自由​音​場、​音​圧​場、​ランダム​入射​の​3​種類​が​あり​ます。​これらの​マイクロホン​は、​低周波​では​同じ​よう​に​動作​し​ます​が、​高周波​で​の​動作​に​違い​が​あり​ます。

 

最も​一般​的​な​マイクロホンは自由​音​場​型​マイクロホンです。​これ​は、​1​つ​の​音源​から​マイクロホン​の​振動​板​で​直接​音​圧​を​計測​し​ます。​計測​する​音​圧​は、​マイクロホン​が​音​場​に​導入​さ​れる​前​から​存在​し​てい​た​もの​です。 この​タイプ​の​マイクロホン​は、​硬い​面​や​反射​面​の​ない​広い​場所​に​適​し​てい​ます。​無​響​室​や​さらに​広い​スペース​が​自由​音​場​マイクロホン​に​は​最適​です。

 

 

 

図​3. 自由​音​場​型​マイクロホン

 

 

 

音​圧​場​マイクロホンは、​振動​板​の​前​で​音​圧​を​計測​する​よう​設計​さ​れ​てい​ます。​振幅​と​位相​は​フィールド​の​どの​位置​でも​同じ​です。​通常​は、​音​の​波長​より​はるかに​小さい​サイズ​の​囲い​や​空洞​など​の​場所​で​使用​し​ます。​音​圧​場​マイクロホン​アプリケーション​の​例​として、​壁​や​航空機​の​翼、​チューブ​や​ハウジング、​空洞​といった​構造​物​内​の​圧力​の​テスト​が​あり​ます。

 

 

図​4.  音​圧​場​型​マイクロホン

 

 

 

多く​の​場合、​音​は​1​つ​の​音源​から​来る​わけ​では​ありま​せん。ランダム​入射型または拡散​場​型​マイクロホンは、​全​角度​から​同時に​届く​音​に対し​均一​に​応答​し​ます。​この​タイプ​の​マイクロホン​は、​教会​や​硬い​反射​性​の​高い​壁​の​ある​場所​で​の​音響​計測​に​適​し​てい​ます。​ただし、​ほとんど​の​マイクロホン​では、​音​圧​応答​と​ランダム​入射​応答​は​似​通​って​いる​ため、​音​圧​場​型​マイクロホン​は​ランダム​入射​計測​に​よく​使用​さ​れ​ます。

 

 

図​5. ランダム​入射​型​マイクロホン

 

 

 

 

適切​な​ダイナミック​レンジ​の​選択

 

音​を​表現​する​ため​の​主要​基準​で​ある​ダイナミック​レンジ​は、​音​圧​の​変動​の​振幅​に​基​づ​い​てい​ます。​人間​の​平均​的​な​聴覚​で​認識​できる​最低​振幅​は、​2000​万分​の​1​パスカル (20 μPa) です。​音​圧​を​パスカル​で​表す​と​圧力​数​が​小​さく​て​扱い​にくい​ため、​より​一般​的​な​尺度​で​ある​デシベル (dB) が​使​われる​よう​に​なり​ま​した。​これ​は​対数​スケール​で、​音​圧​の​変動​へ​の​人間​の​聴覚​の​応答​により​近​づ​けら​れ​てい​ます。​以下​は、​基準​として​使用​する​一般​的​な​音​圧​レベル​の​例​です。

 


 

メーカー​は、​マイクロホン​の​設計​と​物理​特性​に​基​づ​き​最大​デシベル​レベル​を​指定​し​ます。​指定​した​最大​dB​レベル​と​は、​振動​版​が​バック​プレート​に​近づく​部分​で、​全​高調​波​歪み (THD) が​特定​量、​通常​THD​の​3​パーセント​に​達する​部分​です。​特定​の​アプリケーション​で​マイクロホン​が​生成​する​最大​デシベル​レベル​は、​供給​さ​れる​電圧​と​マイクロホン​の​感度​によって​決まり​ます。​特定​の​プリアンプ​と​対応​する​ピーク​電圧​を​使用​し​て​マイクロホン​の​最大​出力​を​計算​する​に​は、​マイクロホン​が​受容​可能​な​圧力​を​パスカル​単位​で​計算​する​必要​が​あり​ます。​圧力​量​は、​次​の​式​で​計算​し​ます。

 

 

 

 

ここ​で、​P = パスカル (Pa)、​電圧​は​プリアンプ​の​出力​ピーク​電圧​です。

 

ピーク​電圧​で​マイクロホン​が​感知​できる​最大​音​圧​レベル​を​特定​したら、​以下​の​対数​スケール​を​使​って​この​量​を​デシベル (dB) に​変換​し​ます。

 

 

 

 

P = 音​圧 (パスカル)

Po = 基準​パスカル (定数 = 0.00002 Pa)

 

この​式​により、​特定​の​プリアンプ​とともに​使用​した​場合​に​マイクロホン​が​計測​可能​な​最大​定​格​が​特定​でき​ます。​低​ノイズ​レベル​や​最大​量​の​圧力​が​求め​られる​場合​は、​マイクロホン​の​CTN (cartridge thermal noise) 定​格​を​確認​する​必要​が​あり​ます。​CTN​仕様​と​は、​マイクロホン​内部​に​存在​する​電気​ノイズ​以外​で​検出​可能​な​最小​音​圧​レベル​を​示す​もの​です。​図​6​は、​マイクロホン​を​プリアンプ​と​併用​した​場合​の​さまざま​な​周波数​における​ノイズ​レベル​を​表​した​一般​的​な​グラフ​です。

 

プリアンプを使用するマイクロホンの異なる周波数におけるノイズレベルのグラフ

図​6.​ノイズ​レベル​は​マイクロホン​の​最低/​最高​機能​時に​最大​に​なり​ます。

 

マイクロホン​を​選ぶ​際​は、​テスト​対象​の​圧力​レベル​が​マイクロホン​の​CTN​と​マイクロホン​の​最大​定​格​デシベル​レベル​の​間​に​ある​こと​を​確認​する​必要​が​あり​ます。​一般に、​マイクロホン​の​直径​が​小さい​ほど、​デシベル​レベル​は​高​く​なり​ます。​直径​の​大きい​マイクロホン​は​一般に​CTN​が​低い​ので、​低​レンジ​の​デシベル​計測​に​推奨​し​ます。

 

 

周波数​応答​を​評価​する​ため​の​仕様​の​確認

 

マイクロホン​で​必要​な​フィールド​応答​の​タイプ​と​ダイナミック​レンジ​について​検討​したら、​マイクロホン​の​仕様​シート​で​使用​可能​な​周波数​範囲 (Hz) を​確認​し​ます。​直径​の​小さい​マイクロホン​は、​通常​高​周波数​を​得意​と​し​ます。​一方​直径​の​大きな​マイクロホン​は、​感度​が​高い​ため​低​周波数​の​検出​に​適​し​てい​ます。

 

メーカー​は、​周波数​仕様​の​通常​許容​値​を​±2 dB​として​い​ます。​マイクロホン​を​比較​する​際​は、​特定​の​周波数​範囲​に​関連​づ​けら​れ​た​周波数​範囲​と​許容​値​を​確認​する​必要​が​あり​ます。​重要​度​の​高​く​ない​アプリケーション​では、​可能なデシベル許容値を上げることができれば、​マイクロホン​の​使用​可能​な​周波数​範囲​を​改善​する​こと​が​可能​です。​特定​の​デシベル​許容​値​で​使用​可能​な​実際​の​周波数​範囲​を​特定​する​に​は、​メーカー​に​問い合わせる​か、​マイクロホン​の​校正​シート​を​ご覧​くだ​さい。

 

 

偏​波​タイプ​を​決める

 

従来​の​外部​分極​型​マイクロホン​と​最新​の​プ​リ​ポ​ラ​ラ​イズ​ド​マイクロホン​は​ほとんど​の​アプリケーション​に​適​し​てい​ます​が、​多少​の​違い​は​あり​ます。​外部​分極​型​マイクロホン​は、​高温 (120℃​~​150℃) で​の​使用​に​適​し​てい​ます。​この​温度​で​の​感度​レベル​が​より​安定​し​て​いる​ため​です。​プ​リ​ポ​ラ​ラ​イズ​ド​マイクロホン​は、​高​湿度​の​条件下​で​より​安定性​が​あり​ます。​内部​部品​に​結露​が​生じる​よう​な​突発​的​な​温度​変化​が​起こる​と、​外部​分極​型​マイクロホン​は​ショート​する​可能性​が​あり​ます。

 

外部​分極​型​マイクロホン​に​は、​別個​の​200 V​電源​が​必要​なので、​この​セットアップ​では​LEMO​コネ​クタ​の​付​い​た​7​導線​ケーブル​しか​使用​でき​ま​せん。​新しい​プ​リ​ポ​ラ​ラ​イズ​ド​マイクロホン​の​方​が​普及​した​の​は、​使い​やすい​2-20 mA​の​定​電流​電源​を​使用​する​ため​です。 この​設計​なら、​読み出し​デバイス​へ​の​電流​源​と​信号​の​両方​で、​BNC/​10-32​同軸​コネ​クタ​付き​の​標準​同軸​ケーブル​が​使用​でき​ます。

 

 

温度​範囲​を​把握​する

 

マイクロホン​の​感度​は、​温度​が​仕様​の​上限​に​近づく​につれて​低下​し​ます。​そのため​動作​温度​だけ​で​なく​マイクロホン​の​保管​温度​に​も​注意​する​必要​が​あり​ます。​過酷​な​環境​で​の​マイクロホン​を​動作​さ​せ​たり​保管​した​り​すると、​悪影響​を​及​ぼ​し​校正​の​必要​度​が​高まる​可能性​が​あり​ます。​多く​の​場合、​必須​の​プリアンプ​が​動作​温度​範囲​を​制限​する​要因​と​な​って​いる​こと​が​あり​ます。​ほとんど​の​マイクロホン​は​感度​を​落とす​こと​なく​最高​120℃​で​の​動作​が​可能​ですが、​それらの​マイクロホン​で​必要​と​なる​プリアンプ​の​通常​の​動作​範囲​は​60℃​~​80℃​です。

 

 

特殊​な​マイクロホン​を​特定​の​アプリケーション​に​使用​する

 

温度​が​測定​に​支障​を​きたす​場合​は、プ​ローブ​マイクロホンの​使用​を​検討​し​ます。​プ​ローブ​マイクロホン​は、​過酷​な​環境​で​の​音​圧​測定​に​適​し​てい​ます。​これ​は、​マイクロホン​と​プローブ​拡張​チューブ​を​組み合わせ​た​構造​を​し​てい​ます。​したがって、​音源​に対して​非常​に​近づける​こと​が​でき​ます。​音響​信号​は、​プローブ​の​先端​から​プ​ローブ​ハウジング​内​の​マイクロホン​に​送​ら​れ​ます。​この​マイクロホン​は、​重要​な​コンポーネント​を​別​の​ハウジング​に​配置​する​こと​で、​非常​に​高温​な​環境​で​使用​した​り、​通常​の​コンデンサ​マイクロホン​で​拾う​に​は​小​さ​すぎる​音源​に対して​使用​する​こと​が​でき​ます。

 

マイクロホン​を​水中​で​使用​する​必要​が​ある​場合、​困難​な​点​が​あり​ます。​この​よう​な​場合​は、​水中​で​音​圧​信号​を​検出​するハイドロ​ホンを​使用​し​ます。​ハイドロ​ホン​は、​産業/​科学​分野​で​の​水中​テスト、​監視、​測定​に​使用​できる​よう​に、​耐食性​を​備え​て​おり、​感度、​周波数​デシベル​レベル、​操作​深度​に​応​じ​て​さまざま​な​モデル​を​使い分ける​こと​が​でき​ます。

 

サウンド​レベル​メータを​使用​すると、​高速​かつ​手軽​に​音​圧​レベル​を​測定​でき​ます。​サウンド​レベル​メータ​に​は、​音​圧​の​測定​に​必要​な​コンポーネント​が​すべて​含​まれ​てい​ます。​小型​の​携帯​式​ですが、​マイクロホン、​プリアンプ、​電源、​ソフトウェア、​ディスプレイ​が​すべて​搭載​さ​れ​てい​ます。​工業​分野、​都市​騒音​評価、​騒音​暴露​測定、​砲兵​射撃​測定、​その他​の​用途​において​デシベル​測定​を​行う​場合​に​便利​です。​サウンド​レベル​メータ​に​は、​A​特性、​リアルタイム​解析、​ソフトウェア​など​さまざま​な​オプション​が​あり​ます。

 

音​の​振幅​と​方向​を​含む​測定​に​は、イン​テン​シティ​プ​ローブが​最適​です。​2​つ​の​位相​整合​マイクロホン​の​間​に​スペーサ​を​配置​すると、​音​圧​レベル​だけ​では​なく、​伝搬​する​音波​の​速度​と​方向​を​測定​する​こと​も​でき​ます。​異なる​サイズ​の​スペーサ​を​使用​する​こと​で、​さまざま​な​周波数​で​粒子​速度​を​測定​する​こと​が​でき​ます。​周波数​が​高い​ほど、​小さい​スペーサ​を​使用​し​ます。​周波数​が​低い​場合、​また​反響​が​ある​環境​では、​大きな​スペーサ​が​適​し​てい​ます。

 

3​次元​フィールド​値​を​扱う​近距離​音​場​ホログラフィー (NAH) では、マイクロホン​アレイの​使用​が​推奨​さ​れ​ます。​マイクロホン​アレイ​を​一定​の​間隔​に​配置​し、​適切​な​ソフトウェア​を​用いる​こと​で、​複雑​な​音​圧​フィールド​の​空間​変換​を​効果​的​に​音響​エネルギー​フロー​に​反映​させる​こと​が​でき​ます。​マイクロホン​アレイ​は、​チャンネル​カウント​の​高い​音響​テスト​に​も​適​し​てい​ます。​マイクロホン​アレイ​と共に​トランスデューサ​電子​データ​シート (TEDS) を​使用​すると、​特定​の​マイクロホン​を​簡単​に​探す​こと​が​でき​ます。​TEDS​チップ​と​ソフトウェア​を​使用​すると、​マイクロホン​の​モデル、​シリアル​番号、​キ​ャ​リ​ブ​レ​ー​ション​日、​仕様 (感度、​キャパシタンス、​インピーダンス​など) を​保存​でき​ます。​仕様​は、​ダウンロード​可能​で、​テスト​結果​の​正確​さ​を​確認​する​ため​に​使用​でき​ます。

 

屋外​用​マイクロホンは、​野外​の​厳しい​環境​に​対応​できる​よう​開発​さ​れ​ま​した。​空港​や​高速​道路​の​騒音​の​試験​と​測定​は、​人体​へ​の​被害​を​防ぐ​こと​を​目的​として、​盛ん​に​行​われる​よう​に​な​って​き​ま​した。​環境​マイクロホン​と​屋外​用​マイクロホン​は、​高​確度​を​維持​する​ため​に​さまざま​な​レベル​で​内部​コンポーネント​が​保護​さ​れ​てい​ます。

 

Figure 3. Free-​Field Microphone

レベル​基準

0 dB = 0.00002 Pa 聴覚​の​しき​い値
60 dB = 0.02 Pa 事務所
80 dB = .​2 Pa 店舗
94 dB = 1 Pa 大型​トラック
100 dB = 2 Pa 削​岩機
120 dB = 20 Pa 飛行機​の​離陸
140 dB = 200 Pa 苦痛​の​しき​い値

 

マイクロホン​の​信号​調節

 

DAQ​デバイス​で​マイクロホン​を​正しく​計測​できる​よう​に​する​に​は、​以下​の​点​を​考慮​し​て、​すべて​の​信号​調節​要件​を​満​た​し​て​いる​こと​を​確認​する​よう​にし​て​くだ​さい。

 

  • 増幅​―​計測​分解能​を​高め、​SN​比​を​向上​する
  • 電流​励起​―IEPE​センサ​の​プリアンプ​に​電力​供給​する
  • AC​カプリング​―DC​オフセット​を​除去​し、​分解能​を​向上​し、​入力​デバイス​の​全​範囲​を​活用​する
  • フィルタ​処理​―​外部​の​高​周波数​ノイズ​を​除去​する
  • 適切​な​接地​―​異なる​グランド​電位​間​の​電流​から​ノイズ​を​除去​する
  • ダイナミック​レンジ​―​マイクロホン​の​全​振幅​範囲​を​計測​する

 

マイクロホン​計測​に​必要​な​計測​ソフトウェア/​ハードウェア​の​処理​機能​を​より​よく​理解​する​に​は、「高​確度​の​センサ​計測​を​実現​する​ため​の​テクニカル​ガイド」​を​ダウンロード​し​て​お​読み​くだ​さい。

マイクロホン​を​NI​ハードウェア​に​接続​する

 

センサ​または​テスト​の​ニーズ​を​把握​したら、​次​の​重要​な​ステップ​として、​その​データ​を​収集​する​ため​の​ハードウェア​を​決定​し​ます。​収集​ハードウェア​の​品質​によって、​収集​する​データ​の​品質​が​決まり​ます。 

 

NI​が​提供​し​て​いる​幅広い音響/​振動​ハードウェアは、​音響データ収集用として設計され、​さまざま​な​IEPE​センサ​と​互換性​が​あり​ます。  

 

NI​音響/​振動​デバイス​と​IEPE​センサ、​マイクロホン​など​の​互換性​を​確認​する​に​は、「NI​デバイス​で​IEPE​センサ​に対する​励起​と​適合​性​電圧」​を​参照​し​て​くだ​さい。​プリアンプ​を​使用​した​場合​でも、​NI​音響/​振動​ハードウェア​は​動作​し​ます​が、​信号​特性​が​変化​する​可能性​が​あり​ます。​プリアンプ​の​出力​が​音響/​振動​ハードウェア​の​入力​範囲​内​で​ある​こと​を​確認​し​ます。​同様​に、​IEPE​以外​の​センサ​では、​センサ​出力​が​デバイス​の​入力​機能​に​適合​し​て​いる​こと​を​確認​し​ます。

センサ​を​お​探​し​です​か?

 

NI​では、​数種類​の​G.R.A.S.​マイクロホン​を​提供​し​てい​ます。​詳細​について​は、「G.R.A.S. Selection Guide for Microphones and Preamplifiers」​を​参照​し​て​くだ​さい。

シンプル​な​ハードウェア​の​セットアップ

マイクロホン​に​適​した​推奨​NI​ハードウェア

CompactDAQ​音響/​振動​バンドル​を​使用​すると、​マイクロホン​または​音​圧​センサ​を​各種​の​音響/​振動​モジュール​や​CompactDAQ​シャー​シ​に​簡単​に​接続​でき​ます。

その他​の​音響​測定​向け​製品 

 

以下​の​製品​は、​マイクロホン​と​接続​し​て​音響​信号​を​収集​し​ます。​これらの​製品​は、​オーディオ​テスト、​機械​状態​監視、​NVH (騒音/​振動/​ハーシュネス) の​アプリケーション​で​使用​し​ます。​これらの​製品​は、​音響/​振動​計測​の​両方​に​対応​し​ます。​NI​製品​と​組み合わせて加速度​計​で​振動​を​測定​する方法​の​詳細​は、​こちら​を​ご覧​くだ​さい。

参考​資料