NI-DAQmxでプログラム的にチャンネルを保存する

プログラミングタスクとチャンネルの保存

多くの場合、専門のデータ集録システム開発には、最終的に1つ以上のターゲットに開発システムをデプロイする必要があります。「デプロイメント」とは、アプリケーションを開発したコンピュータとは異なるコンピュータでアプリケーションを配布またはデプロイすることができるように、アプリケーションを開発することです。アプリケーションをデプロイするには、保存済みの開発アプリケーションと、アプリケーションとシステムに必要となる構成情報が必要です。NI-DAQmxとMAXエクスポートウィザードを使用するMeasurement & Automation Explorer (MAX)は、(デバイス、タスク、チャンネル、スケールの各構成を含む)構成をエクスポートできます。デプロイメントを完了させるには、ターゲットシステムで構成をインポートする必要があるだけです。

NI-DAQmx 7.4以降では、タスク、グローバルチャンネル、スケールの作成と保存をプログラム的にできるようになりました。プログラム的にMAXに保存されたオブジェクトは、DAQアシスタントとすべてのアプリケーションで使用可能です。これにより、構成情報のデプロイメントに対する第2のオプションが提示されます。この新規オプションは、開発作業にMAXインポートウィザードを使用して、タスク、チャンネル、スケール構成をインポートする必要はありません。

タスクとチャンネルをプログラム的に保存するには、「測定I/O»DAQmx»DAQmx上級»システム設定»ストレージ」にある関数パレットのDAQmxストレージ関数を使用します。



図1. NI-DAQmxストレージ関数


タスク、チャンネル、スケールをプログラム的に保存する機能は、システム構成と複数個所へのデプロイメントを簡易化し、同様にエラー発生率とデバッグの必要性を低減します。


図2は、アナログ入力タスクをプログラム的に保存するLabVIEWサンプルを示します。詳細については『NI-DAQmxヘルプ』を参照してください。




図2. NI-DAQmxでプログラム的にタスク、チャンネル、スケールの作成および保存

 

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