LabVIEW FPGAモジュールは次の2つの部分で構成されています。
使用するバージョンによっては、LabVIEW FPGAモジュールはWindows 10でサポートされますが、Xilinxツールチェーン、およびXIlinxツールチェーンのローカルインストールを必要とする機能は、Windows 10でサポートされていない可能性があります。以下のフローチャートを使用して、ニーズに適したインストールオプションを決定してください。
システム要件およびインストール手順の詳細については、各製品のReadmeを参照してください。
インストーラ | 2017 | 2018以降 |
LabVIEW FPGAモジュール | Windows 10へのインストールは許可されていますが、サポートされていないオペレーティングシステムの警告が表示されます。 | Windows 10へのインストールは許可されています。 |
Xilinx Compilation Tool for Vivado | Windows 10へのインストールは許可されていますが、サポートされていないオペレーティングシステムの警告が表示されます。 | Windows 10へのインストールは許可されていますが、Windows 8.1へのインストールは許可されていません。 |
Xilinx Compilation Tool for ISE | LabVIEW FPGA 2016では、Xilinx Compilation Tool for ISEをWindows 8以降にインストールすることができません。 |
LabVIEWソフトウェアバンドル
インストーラには様々なソフトウェアの選択が含まれています。その中には、Xilinxコンパイルツールに対するFPGAモジュールなど、依存関係が含まれるものがあります。選択によっては、どのオプションを追加または削除するか、指定するよう求められる場合があります。各ステップ間で表示されるこのようなプロンプトを十分に読んでから、システムに最適なインストールを行ってください。
以下の手順は、FPGAモジュールとVivado用Xilinxコンパイルツールを単一のWindows 10システムにインストールするステップの概要を示しています。
Xilinxコンパイルツールをインストールするためのプロンプトが表示されます。Vivadoのローカルインストールが必要な場合は、「はい」を選択します。
FPGAモジュールの選択を解除するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。同じマシンでFPGA開発が必要な場合は「いいえ」を選択します。
オペレーティングシステムがサポートされていないことと、残りのインストールは通常どおり続行できることを示す警告が表示されます。
メモ: ライセンス契約に同意すると、インストールされるソフトウェアの一覧が表示されます。ここでは、インストールが開始される前に、必要なFPGAモジュールコンポーネントがインストールに含まれることを確認できます。
Vivadoターゲットを使用する場合、NIではLabVIEW 2018 FPGAモジュールとVivado 2017.2用Xilinxコンパイルツールを使用することをお勧めします。
既知の問題
以下の項目は、LabVIEW 2017 FPGAモジュールとVivado 2015.4用XilinxコンパイルツールをWindows 10で実行した場合に生じる可能性のある、既知の互換性の問題です。Windows 10にインストールして実行することは可能ですが、公式にサポートされた構成ではありません。
この時点で全ての問題が判明しているとは限りません。Windows 10上ではLabVIEW FPGAモジュールの一部しかサポートされていませんが、下記に記載されていない問題が発生した場合は、NIサポートまでご連絡ください。
既知の問題 | 影響する機能 | 回避策 |
---|---|---|
以下のエラーが表示される場合があります。 gcc.exe:Internal error:Aborted (program collect2) |
| 可能な回避策については、Xilinxのドキュメントおよびコミュニティサポートを確認してください。 |
ドキュメントの最終更新日: 2018年6月29日