InstrumentStudio™使って自動テスト生産高める方法

InstrumentStudioで定義した計測構成を、プログラミング環境または直接TestStandにエクスポートすることで、コード作成の労力を最小限に抑え、パラメトリックスイープを実行できます。また、自動テストの実行中に、InstrumentStudioで計測器の設定内容や計測データを監視したり、InstrumentStudioから設定内容をオーバーライド(書き換え)したりすることもできます。

InstrumentStudioできること

InstrumentStudioで定義した計測構成を、1つのAPIインポート関数、またはTestStandパラメトリックスイープにエクスポートすることで、コード作成の労力を最小限に抑え、インタラクティブなテストと自動テストの相関を保つことができます。また、自動テストの実行中にInstrumentStudioを起動すると、InsturmentStudioは自動的に監視モードになります。 この監視モードでは、計測器の設定内容やリアルタイムの生の計測データがInstrumentStudio上で表示されるため、自動テスト側で予期せぬ動作が生じた際などに、InstrumentStudioでその原因を探ることができます。 また、InsturmentStudioを監視モードからデバッグ制御モードに切り替えれば、自動テスト側で設定した内容をInstrumentStudio上でオーバライドできるため、対話的な計測関連のデバッグを行えます。

InstrumentStudio使用するメリット

計測器の構成をプログラミング環境へエクスポート

InstrumentStudioで定義した計測構成を、自動テストの開発環境へエクスポートできます。 この場合、自動テストのプログラム側では、1つのインポート関数を呼び出すだけで計測器の設定を行えるため、自動テストプログラムのセットアップを迅速に行えます。 また、InstrumentStudioでインタラクティブに行った計測と自動テストの間で同一の条件で計測器を動作させられるため、両者の相関を保てます。

計測器構成をTestStandパラメトリックスイープへエクスポート

パラメトリックスイープのあらゆる詳細をプログラミングするのではなく、開始構成をInstrumentStudioからTestStandに直接エクスポートし、スイープループを構成してコード作成の労力を最小限に抑えることができます。

コードの実行中に計測器の状態を監視

自動テストの実行中に、計測器の設定内容やリアルタイムの生の計測データをInstrumentStudioで確認できます。

自動テストプログラムの実行中に対話的にデバッグを実行

自動テストプログラムがブレークポイントに差し掛かった際に、InstrumentStudioを使って、計測器のセッションをオーバライドし、設定を書き換えることができます。 設定を書き換えた状態で自動テストプログラムを再開すれば、書き換え後の状態で自動テストの実行が継続されるため、設定内容のデバッグを効率的に行えます。