NI ELVIS計測とは

概要

実際のソリューションの設計で中核となるのは、ソリューションを作成するためのコンポーネントに対する理解です。理論的な概念から物理的な実装に移行する際、リアルタイムの状況でコンポーネント間の信号を確認し、操作することが学生にとって重要になります。使いやすく直感的な計測器があれば、これを実現できます。NI ELVIS IIIは、7つの計測器を1つのソリューションに統合し、ネットワーク経由でアクセスすることができます。最新のラボで、注目に値するシームレスな操作性が実現されます。

4チャンネルオシロスコープ

ラボワークスペースシンプルに

ラボのワークスペースをシンプルに

4チャンネル、14ビット、100 MS/秒のオンボードオシロスコープにより、システム内の複数のポイントから高精度なデータをすばやく取得します。直感的なソフトフロントパネルとLabVIEW APIを備えており、信号チェーンの計測や解析の適用を選択したり、LabVIEW環境でデータの自動収集や自動処理を実行できます。また、Multisim Liveで生成された信号をロードして、シミュレーションと実世界のデータを比較することもできます。

関数発生器

関数発生器

関数発生器

2チャンネル、100 MS/秒の関数発生器を使用して、一般的な信号や任意の信号を簡単に生成して回路を駆動し、コンポーネントをテストします。ソフトフロントパネルまたはLabVIEW APIのいずれかを使用して、基本的なアプリケーションに一定の信号を供給したり、より複雑な解析のために経時的に変化する信号を供給したりすることができます。

デジタルマルチメータ

DMM

DMM

内蔵のデジタルマルチメータを使用して、コンポーネント値や電圧レベルを確認します。電圧、電流、抵抗、インダクタンス、キャパシタンスなど、回路の特性を計測することができます。また、LabVIEW APIを使用して、産業界で見られるようなマルチチャンネルのテストケースを構築することもできます。

可変電源

VPS

VPS

高確度のオンボード可変電源による安定したソースを使用して、基本的な回路から高度な回路にいたるまで、回路の構築およびテストを行います。+/-15 Vの電圧レンジとプログラム可能な0~500 mAの電流により、さまざまな電力要件に対応するソリューションを設計できます。

ロジックアナイザ

ロジックアナイザ

ロジックアナライザ

16チャンネル、100 MS/秒のロジックアナライザ/パターン発生器により、通信バスおよび組込デバイスからデジタル信号を収集、解析、および復号します。5 Vと3.3 Vの両方のロジックに対応しており、SPI、I2C、UARTなど各種プロトコルを使用して送信されたコマンドを確認することができます。また、パターン生成機能を使用して、デジタルコンポーネントの機能をテストすることもできます。

ボー機能

ボーデ

ボーデ

Webベースのボーデ線図機能を使用して、実際のシステムの周波数応答をグラフ化します。オシロスコープと関数発生器の組み合わせにより、ダイナミックシステムのゲインや位相、および安定余裕について理解することができます。Measurements Liveの操作性に完全統合されているため、ソフトウェアを追加することなく、タブレットや携帯電話を使用しWeb経由でこの計測器を起動できます。

IVアナイザ

IVアナイザ

IVアナライザ

WebベースのIVアナライザを使用して、BJT、ダイオード、MOSFETに対して3線式電流-電圧解析を実行します。内蔵の電流/電圧ソースを使用し、ベースおよびコレクタのさまざまな電流/電圧のテスト入力に基づいて、トランジスタの動作領域を確認することができます。また、方程式を使用して設計を行い、実際のコンポーネントで結果をすばやく簡単に確認することもできます。