Intel Xeon​と​PCI Express Gen 3​による​テスト/​計測​システム​の​強化

概要

本稿​では、​PXI​プラットフォーム​における​最新​の​イノベーション​について​説明​し​ます。​1​つ​は、​8​コア​の​Intel Xeon​プロセッサ​を​搭載​する​業界​初​の​PXI Express​組​込​コントローラ​です。​もう​1​つ​は、​業界​で​初めて​PCI Express Gen 3​を​採用​する​こと​で​広い​システム​帯域​幅​を​実現​した​オール​ハイブリッド​対応​の​PXI​シャー​シ​です。​両​製品​を​組み合わせる​こと​により、​従来​品​の​中​では​最高​の​性能​を​持​って​い​た​PXI​プラットフォーム​と​比べ​て​2​倍​の​処理​能力​と​システム​帯域​幅​を​実現​でき​ます。​PXI​は​モジュール​性​を​備え​て​いる​こと​から、​進化​を​続ける​要件​に​常に​追随​する​こと​が​可能​です。​PXI​は、​あらゆる​テスト/​計測​用途​において、​何ら​妥協​する​こと​なく​活用​できる​ソリューション​です。

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目次

  1. Intel Xeon​を​搭載​する​組​込​コントローラ -- PXIe-8880
  2. PXIe-839x​リモート​制御​ファミリ
  3. システム​帯域​幅​が​24 GB/​秒​の​PXI​シャー​シ -- PXIe-1085
  4. コ​プロセッサ​モジュール -- PXIe-8830mc
  5. 主要​な​アプリケーション​分野
  6. 詳細

 


図1. PXIe-1085 24 GB/​秒​シャー​シ​と​PXIe-8880 Intel Xeon​ベース
​組​込​コントローラ​および​その他​の​モジュール​式​計測器

 

 

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Intel Xeon​を​搭載​する​組​込​コントローラ -- PXIe-8880

ナショナル​イン​ス​ツル​メンツ​(NI)​は、​テスト/​計測​市場​で​サーバ​クラス​の​性能​を​備え​た​Intel Xeon​を​使用​できる​よう​に​する​ため​に​Intel​社​と​の​連携​を​図​り​ま​した。​その​結果​開発​さ​れ​た​の​が、​組​込​コントローラ​の​PXIe-8880​です。​同​コントローラ​は​8​コア​の​Xeon​を​搭載​し​てい​ます。​また、​最大​容量​が​24 GB​の​DDR4​メモリ​を​搭載​する​とともに、​バック​プレー​ン​に​接続​する​ため​に​PCI Express Gen 3​に​対応​する​24​の​レーン​を​備え​てい​ます。​これ​により、​技術​者/​研究者​に対して、​前​世代​の​コントローラ​の​2​倍​もの​処理​能力​と​帯域​幅​を​提供​し​ます。

 

PXIe-8880​の​特徴

  • Intel Xeon Processor E5-2618L v3​を​搭載
  • ベース​動作​周波数​は​2.3 GHz、​ターボ・​ブー​スト​利用​時​は​3.4 GHz
  • 物理​CPU​コア​数​は​8、​論理​CPU​コア​数​は​16
  • クロック​周波数​が​1866MHz​の​DDR4 RAM​を​搭載。​容量​は​標準​で​8 GB、​最大​で​24 GB
  • 最高​24 GB/​秒​の​システム​帯域​幅​(各​方向)
  • 容量​が​240 GB​の​1.8​インチ​SSD
  • USB 3.0×2、​USB 2.0×4、​DisplayPort 1.2×1
  • ギガ​ビット​Ethernet×2、​GPIB、​SMB​トリガ
  • Windows 7(64​ビット)​または​LabVIEW​リアルタイム​OS​に​対応

完全​な​ユーザ​マニュアル​と​仕様​について​は、​PXIe-8880​の​製品​ページで「マニュアル、​関連​情報」の​セクション​を​参照​し​て​くだ​さい。

 


図2. PXIe-8880​の​回路​基板​(左)。​Intel Xeon​と​2​~​8 GB​の​拡張​RAM​を​搭載​し​て​いる。
​コントローラ​の​前面​に​は​周辺​機器​と​接続​する​ため​の​ポート​が​いくつ​も​用意​さ​れ​て​いる​(右)。

 

性能​の​ベンチマーク

新た​な​コントローラ​で​ある​PXIe-8880​の​価値​を​理解​し​て​いただく​ため​に、​まずは​CPU​自体​の​性能​を​確認​し​て​み​ます。​多く​の​テスト/​計測​システム​では、​グラフィックス​処理​より​も​演算​処理​が​多用​さ​れ​ます。​そこで​演算​処理​を​中心​と​する​CPU​ベンチマーク​を​実施​しま​した。​グラフ​1​は、​8​コア​の​Intel Xeon Processor E5-2618L v3​を​搭載​する​PXIe-8880​と​ク​アッ​ド​コア​の​Intel Core i7-3610QE​を​搭載​した​前​世代​の​PXIe-8135​を​比較​した​結果​です。​ベンチマーク​(CPU Mark)​において、​PXIe-8880​は​PXIe-8135​よりも76%​性能​が​高いという​結果​が​得​ら​れ​ま​した。  

 

 

グラフ1. CPU Mark​を​実施​した​結果、​PXIe-8880​は​前​世代​の​組​込​コントローラ​で​ある​PXIe-8135​より​も​76%​高い​性能​を​示し​た。

 

グラフィカル​システム​開発​ソフトウェア​で​ある​LabVIEW​を​はじめ​と​する​テスト/​計測​用​の​ソフトウェア​と​PXIe-8880​を​併用​した​場合​の​性能​も​確認​する​必要​が​あり​ます。​テスト​や​計測​で​よく​使用​さ​れる​演算​の​うち、​プロセッサ​を​駆使​する​もの​と​言​え​ば​FFT(高速​フーリエ​変換)​です。​グラフ​2​の​ベンチマーク​結果​から​は、​NI PXIe-8880​における​単位​時間​当たり​の​FFT​演算​の​回数​は、​前​世代​の​PXIe-8135​よりも91%​多いこと​が​わか​り​ます。​LabVIEW​は、​本質​的​に​マルチスレッド​対応​の​アプリケーション​ソフトウェア​です。​そのため、​PXIe-8880​が​搭載​する​Intel Xeon​の​8​つ​の​コア​が​有効​に​活用​さ​れ​ます。



グラフ2. PXIe-8880​において​LabVIEW​を​ベース​として​実行​する​FFT​演算​の​回数​(単位​時間​当たり)​は、
​前​世代​の​PXIe-8135​を​使う​場合​より​も​91%​多い。

 

「NI​と​の​連携​において​は、​最新​の​Intel Xeon​を​使用​できる​よう​に​する​こと​が​新た​な​マイル​ストーン​で​した。​モノ​の​インターネット​(IoT)​では、​製品​を​市場​に​投入​する​まで​の​期間​を​短縮​する​こと​や、​テスト​コスト​を​削減​する​こと​が​重要​です。​そのため​に​は​最大限​の​処理​能力​を​利用​できる​よう​に​する​必要​が​あり​ます。​PXI​を​ベース​と​する​NI​の​アプローチ​は、​その​目標​を​達成​する​うえ​で​重要​な​もの​です。」  

-​Shahram Mehraban氏
​Intel社
​インダストリアル​IoT​市場​開発​担当​ディレクタ

 

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PXIe-839x​リモート​制御​ファミリ

PXI​リモート​制御​製品​の​PXIe-839x​ファミリ​を​使用​する​こと​で、​デスク​トップ/​ワークステーション/​サーバ​による​PXI​システム​の​遠隔​制御​を、​従来​の​PXI​リモート​制御​製品​を​使用​する​場合​と​比較​し​て​2​倍​の​帯域​幅​で​実施​できる​よう​に​なり​ます。​PCIe-8398​ホストインタフェースカードを使用すれば、​16​レーン​の​PCI Express Gen 3​接続​の​下、​シングル​ポート​の​PXIe-8398​リモート​制御​モジュール、​または​デュアル​ポート​の​PXIe-8399​リモート​制御​モジュール​と​の​通信​が​可能​に​なり​ます。​また、​PXIe-8394​バス拡張モジュールを使用すれば、​PXI​の高スループットを損なわずに、​複数​の​PXI​シャー​シ​を​デイジーチェーン​接続​した​り、​スター​型​接続​した​り​する​こと​も​でき​ます。

 

PCI Express Gen 3​リモート​制御​ファミリ の​概要

  • PXIe-8398​シングル​ポート​x16​リモート​制御​モジュール
  • PXIe-8399​デュアル​ポート​x16​リモート​制御​モジュール
  • PCIe-8398​シングル​ポート​x16​ホストインタフェース​カード
  • PXIe-8394 x8​バス​拡張​モジュール

複数​の​PXI​シャー​シ​を​使用​した​システム​構築​の​詳細​について​は、PXI​リモート​制御/​システム​拡張​製品​フラ​イヤー​(英語)を​ご覧​くだ​さい。

 

図3. PXIe-8398​リモート​制御​モジュール​と​PCIe-8398​ホストインタフェース​カード​を​組み合わせて
​PXI Express​シャー​シ​と​ホスト​PC​を​接続​する。

 

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システム​帯域​幅​が​24 GB/​秒​の​PXI​シャー​シ -- PXIe-1085

PXI​の​規格​は​1997​年​に​策定​さ​れ​ま​した。​それ​以来、​NI​は、​お客様​の​アプリケーション​で​求め​られる​I/​O​ポイント​と​性能​を​満たす​こと​が​できる​多種​多様​な​シャー​シ​製品​群​を​継続​的​に​提供​し​てい​ます。​それ​により、​イノベーション​の​基盤​を​構築​する​うえ​で​重要​な​役割​を​果たして​き​ま​した。​NI​は、​最新​製品​として、​PCI Express Gen 3​に​対応​する​初​の​PXI​シャー​シ​を​実現​しま​した。​これ​により、​前​世代​の​シャー​シ​の​2​倍​の​スロット​数​と​システム​帯域​幅​を​提供​する​こと​が​可能​に​なり​ます。

 

PXIe-1085​の​特徴

  • PCI Express Gen 3​に​対応​する​PXI Express
  • 16​個​の​ハイブリッド​スロット、​1​個​の​PXI Express​システム​タイミング​スロット、​1​個​の​システム​スロット
  • 最高​24 GB/​秒​の​システム​帯域​幅​(各​方向)
  • 最高​8 GB/​秒​の​スロット​帯域​幅​(各​方向)
  • 取り外し​が​可能​な​電源​シャトル。​システム​の​総​電力​は​925 W
  • スロット​当たり​の​最大​電力​は​38.25 W。​冷却​機能​付き
  • ラック​マウント​キット​(オプション)

完全​な​ユーザ​マニュアル​と​仕様​について​は、​PXIe-1085​の​製品​ページで「マニュアル、​関連​情報」の​セクション​を​参照​し​て​くだ​さい。



図4. 何​も​装備​し​てい​ない​状態​の​PXIe-1085。​この​PXI​シャー​シ​は​24 GB/​秒​の​システム​帯域​幅​に​対応​する。

 

PXI Express​の​仕様

この​数​十年​の​間​に、​お客様​の​アプリケーション​は​ます​ます​複雑​に​な​って​き​てい​ます。​それに​伴​い、​処理​能力​と​帯域​幅​に対する​要求​は​高まる​ばかり​です。​PXI​の​仕様​は​そうした​要求​に​対応​し​て​進化​を​続​け​て​き​ま​した。​当初、​PXI​では​PCI​を​ベース​として​132 MB/​秒​の​データ​帯域​幅​を​実現​し​てい​ま​した。​その後、​PXI​は​PXI Express​へ​と​発展​しま​した。​PXI Express​では、​PCI Express​を​採用​し​て​おり、​レーン​と​呼ばれる​送信/​受信​用​信号​線​ペア​を​介​し​て​データ​を​シリアル​に​転送​し​ます。​PCI Express Gen 1​では、​1​方向​当たり​250 MB/​秒​で​データ​の​転送​が​行​え​ま​した。​また、​複数​の​レーン​を​1​つ​に​まとめ​て​4​本、​8​本、​16​本​の​リンク​を​構成​し、​帯域​幅​を​拡大​する​こと​も​可能​です。​その後、​PCI Express Gen 2​では​1​レーン​当たり​の​帯域​幅​が​500 MB/​秒​に​拡大​さ​れ​ま​した。

帯域​幅​が​24 GB/​秒​の​PXIe-1085​は、​業界​で​初めて​PCI Express Gen 3​を​採用​し​てい​ます。​1​レーン​当たり​の​帯域​幅​は​PCI Express Gen 2​の​2​倍​の​1 GB/​秒​に​まで​拡大​し​てい​ます。​24​本​の​データ​レーン​(×24)​を構成すれば、​1​方向​当たり​計​24 GB/​秒​の​速度​で、​コントローラ​から​PXI Express​対応​の​バック​プレー​ン​に​データ​を​転送​可能​です​(グラフ​3)。

ここ​で​言う​システム​帯域​幅​は、​コントローラ​と​シャー​シ​の​間​で​転送​可能​な​データ​量​を​指し​て​いる​ことに​は​注意​が​必要​です。​というのも、​周辺​モジュール​間​の​ピアツーピア​(P2P)​通信を活用すれば、​シャー​シ​内​で​転送​可能​な​総​データ​量​は​大幅​に​増加​する​から​です。​例​として、​コントローラ​に対して​8 GB/​秒​で​ストリーミング​を​行う​3​つ​の​周辺​モジュール​と、​8 GB/​秒​で​P2P​通信​を​行う​7​ペア​の​モジュール​が​存在​する​ケース​を​考え​ます。​その​場合、​理論​上の​総​システム​帯域​幅​は、​単​方向​で​80 GB/​秒、​双方向​で​160 GB/​秒​となり​ます。​実際​の​システム​帯域​幅​は、​メモリ​の​帯域​幅、​PCI Express​の​パケット​サイズ/​オーバー​ヘッド、​トラフィック​の​方向​(単​方向​か​双方向​か)​といった​多く​の​要因​によって​決まり​ます。

 

グラフ3. PXI​と​PXI Express(PXIe)​各​世代​の​システム​帯域​幅。
​PXIe​について​は、​24​本​の​データ​レーン​(×24)​を​利用​する​場合​を​示し​て​いる。

 

オール​ハイブリッド​スロット

シャー​シ​の​通信​バス​は、​PC​向け​の​最新​技術​を​採用​する​こと​で​進化​を​続​け​てい​ます。​例えば​周辺​モジュール​の​ベース​と​なる​技術​は、​PXI​から、​PCI Express​の​通信​バス​機能​を​利用​する​PXI Express​へ​と​進化​しま​した。​PXI​の​仕様​では、​旧来​の​PXI​モジュール​と​PXI Express​モジュール​の​間​の​互換性​を​確保​する​ため​に、​ハイブリッド​スロット​が​追加​さ​れ​ま​した。​この​スロット​で​あれ​ば、​ハイブリッド​互換​PXI​モジュール​または​PXI Express​周辺​モジュール​を​PXI​シャー​シ​に​取り付ける​こと​が​でき​ます。​そのため、​ハイブリッド​互換​PXI​モジュール​に対する​これまで​の​投資​が​無駄​に​なる​こと​は​ありま​せん。​12 GB/​秒​の​帯域​幅​に​対応​する​従来​の​PXIe-1085​と​同様​に、​24 GB/​秒​対応​版​も​18​スロット​を​備える​シャー​シ​で​あり​(システム​コントローラ​用​の​1​スロット​+​周辺​モジュール​用​の​17​スロット)、​16​個​の​ハイブリッド​スロット​を​備え​てい​ます。

 

PXI​の​バック​プレー​ン​技術

従来​の​計測​器​では、​トリガ、​電源、​基準​クロック、​データバス​は​外​付け​の​ケーブル​で​実現​し​ます。​それ​に対し、​PXI​プラットフォーム​では​これら​が​PXI​シャー​シ​の​バック​プレー​ン​に​統合​さ​れ​てい​ます。​この​こと​が​PXI​プラットフォーム​が​もたらす​最大​の​メリット​です。​24 GB/​秒​対応​の​PXIe-1085​の​主要​な​イノベーション​は、​図​5​に​示す​よう​に​PCI Express Gen 3​対応​の​2​つ​の​スイッチ​が​実装​さ​れ​て​いる​こと​です。​これらの​スイッチ​は、​モジュール​と​モジュール、​あるいは​モジュール​と​コントローラ​の​間​の​ルーティング​処理​を​担​い​ます。



図5. 24 GB/​秒​に​対応​する​PXIe-1085​の​電源​シャトル​を​取り外し​た​様子​(背面)。
​PCI Express Gen 3​に​対応​する​スイッチング​技術​を​適用​し​て​いる。

 

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コ​プロセッサ​モジュール -- PXIe-8830mc

PXI​プラットフォーム​における​最近​の​進化​として、​複数​の​インテリジェント​な​システム​間​において​PCI Express​による​データ​の​送受信​を​可能​に​する​PXI MultiComputing(PXImc)​仕様​が​あり​ます。​従来​は、​周辺​スロット​で​ある​PXIe-8383​を​使用​する​こと​で、​ワークステーション​など​の​リモート​プロセッサ​に​物理​的​に​接続​する​こと​が​でき​ま​した。​それ​に対し、​新た​な​組​込​コ​プロセッサ​モジュール​で​ある​PXIe-8830mc​を​使​え​ば、​PXI Express​ベース​の​任意​の​周辺​スロット​に​直接​差し​込​んで、​システム​の​処理​能力​を​簡単​に​増強​する​こと​が​でき​ます。​例えば、​18​スロット​の​シャー​シ​で​ある​PXIe-8880​に​8​台​の​PXIe-8830mc​を組み合わせれば、​物理​コア​の​数​を​計​40​個​に​拡張​する​こと​が​可能​です。

 

PXIe-8830mc​の​特徴

  • Intel Core i7-4700EQ​を​搭載
  • 物理​コア​数​は​4、​論理​コア​数​は8
  • USB 2.0×2、​Gigabit Ethernet LAN​ポート​×1
  • 4 GB(4 GB DIMM×1)/​1600 MHz​の​シングル​チャンネル​DDR3 RAM
  • 理論​上の​(単​方向​の)​最大​データ​転送​帯域​幅​は​4 GB/​秒​(実質​的​に​は​2.7 GB/​秒)
  • コ​プロセッサ​モジュール​と​メイン​の​CPU​の​間​における​遅延​の​総量​(ソフトウェア​+​ハードウェア)​は​5 μs

完全​な​ユーザ​マニュアル​と​仕様​について​は、​PXIe-8830mc​の​製品​ページで「マニュアル、​関連​情報」の​セクション​を​参照​し​て​くだ​さい。



図6. スロット​6、​7​に​PXIe-8830mc​を​取り付け​て​4​つ​の​コア​を​追加​した​PXI​システム。
​信号​処理​を​駆使​する​広帯域​幅​の​RF​計測​器​を​いくつ​も​搭載​し​て​いる。

 

「ここ​20​年​の​間​に、​従来​の​計測​器​が​PXI​プラットフォーム​を​ベース​と​する​自動​テスト​システム​に​徐々に​置​き​換え​ら​れ​てい​く​の​を​見​て​き​ま​した。​Intel Xeon​を​搭載​する​製品​が​加​わっ​た​こと​で、​高性能​アプリケーション​において​PXI​の​採用​が​ます​ます​進む​と​考え​てい​ます。」

-​Jessy Cavazos氏
​Frost​&​Sullivan社
​計測/​計​装​業界​担当​マネージャ

 

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主要​な​アプリケーション​分野

ここ​では、​新た​な​シャー​シ​と​コントローラ​を​適用​すべ​き​主要​な​アプリケーション​分野​を​紹介​し​ます。​それらの分野に限らず、​両​製品​は、​高い​演算​処理​性能、​広帯域​幅​を​必要​と​する​テスト/​計測​アプリケーション​や、​性能​を​犠牲​に​する​こと​なく​将来​的​に​規模​を​拡張​する​こと​が​必要​に​なる​で​あ​ろう​任意​の​アプリケーション​に​も​理想​的​な​もの​です。

無線​システム​の​テスト

1978​年​に​AMPS(Advanced Mobile Phone System)​の​プロトコル​が​実装​さ​れ​て​以来、​ワイヤレス​通信​の​プロトコル​では、​データ​転送​の​ため​の​帯域​幅​の​拡張​が​絶えず​求め​ら​れ​て​き​ま​した。​この​こと​は、​そうした​プロトコル​の​実装​を​検証​する​ため​の​テスト​システム​が、​計測​器​から​の​膨大​な​量​の​データ​を​集録/​分析/​処理​できる​よう​に​構築​さ​れ​てい​な​け​れ​ば​なら​ない​という​こと​を​意味​し​ます。​テスト​システム​の​平均​耐用​年数​は​5​~​7​年​ですが、​無線​システム​の​テスト​を​担当​する​技術​者​は、​モジュール​式​の​アプローチ​を​採用​する​よう​に​なり​ま​した。​新た​な​プロトコル​が​実装​さ​れる​度​に​設備​の​すべて​を​一新​する​の​では​なく、​必要​な​ソフトウェア​と​ハードウェア​だけ​を​アップデート​する​こと​で​コスト​を​抑え​たい​から​です。

半導体​製品​の​テスト

NI​半導体​テスト​システム​を​はじめ​と​する​半導体​試験​装置​は、​大量​の​データセット​を​使用​する​わけ​では​ありま​せん。​しかし、​テスト​の​スループット​(PPH:Part per Hour)​を​高める​ため​に​は、​データセット​を​できるだけ​並列​に​処理​する​必要​が​あり​ます。​複数​の​サイト​に​またがる​テスト​の​スループット​を​左右​する​1​つ​の​大きな​要素​は、​テスト​システム​の​並列​テスト​効率​(PTE:Parallel Test Efficiency)​です。​通常、​PTE​は​システム​ごと​に​固定​の​値​に​なり​ます。​しかし、​NI​半導体テストシステムのようなモジュール式のアプローチを採用すれば、​8​コア​の​Intel Xeon​や、TestStandの​よう​な​マルチ​コア​対応​の​高性能​な​テスト​用​ソフトウェア​を​追加​する​こと​によって、​コスト​を​抑え​つつ​PTE​を​高め​て、​テスト​技術​者​の​開発​生産​性​を​改善​する​こと​が​でき​ます。

5G​システム​の​プロトタイピング

第​5​世代​(5G)​の​携帯​電話​システム​の​プロトタイピング​に​は、​強力​な​信号​処理、​厳密​な​同期、​制御​機能、​そして​数​GB/​秒​の​データ​レート​を​実現​可能​な​I/​O​ポイント​が​必要​です。LabVIEW Communications System Design Suiteの​よう​な​高性能​の​ソフトウェア​に、​PXI​コントローラ​の​PXIe-8880​と​24 GB/​秒​対応​の​PXI​シャー​シ​で​ある​PXIe-1085​が提供するマルチコア処理機能と広い帯域幅を組み合わせれば、​任意​の​プロトタイプ​用​プラットフォーム​を​開発​する​際​の​理想​的​な​出発​点​と​する​こと​が​でき​ます。

 

NI​の​PXI​製品​を​基盤​に​する​こと​で、​テスト/​計測​システム​の​将来​を​保証

この​20​年間​で、​私​たち​の​予測​を​はるかに​上回る​ペース​で​技術革新​が​進行​しま​した。​携帯​電話​の​通信​方式​が​1G​から​2G​に​移行​する​まで​に​は​約​18​年​を​要​しま​した。​それ​に対し、​LTE​は​わずか​6​年​足らず​で​3G​に​取​って​代わり​ま​した。​A-​D​コンバータ​の​サンプリング​レート​は、​数百​MS/​秒​から​数​十​GS/​秒​に​向上​し​てい​ます。​そして、​人々​が​あらゆる​「モノ」​の​検知/​処理/​通信​が​行える​よう​に​する​モノ​の​インターネット​(IoT)​は、​現在​の​ペース​で​普及​し​続ける​なら、​予測​を​はるかに​上回る​ペース​で​その​影響力​を​増大​さ​せ​てい​く​こと​で​しょう。

しかし、​イノベーション​は​代償​なく​し​て​得​られる​もの​では​ありま​せん。​開発​環境​で​「稼働​する」​もの​を、​ユーザ​の​手​に​届​い​た​とき​に​も​「稼働​する」​もの​に​する​に​は、​複数​の​テスト/​計測​の​工程​が​必要​です。​そのため​の​帯域​幅​と​処理​能力​の​向上​に対する​要求​は​年々​高まる​ばかり​です。​製品​の​品質​を​犠牲​に​する​の​は​望ましい​選択肢​では​ありま​せん。​か​とい​って、​新しい​製品​を​リリース​する​度​に​ハードウェア​と​ソフトウェア​の​追加​に​貴重​な​時間​と​資金​を​費やす​わけ​に​も​いき​ま​せん。​将来​の​製品​における​イノベーション​を​予測​する​こと​は​でき​ま​せん​が、​柔軟性​と​拡張​性​を​考慮​した​アーキテクチャ​を​選択​する​こと​は​可能​です。​組​込​コントローラ​の​PXIe-8880​と​24 GB/​秒​対応​の​シャー​シ​で​ある​PXIe-1085​は、​絶えず​進化​する​要件​に​対応​可能​な​モジュール​性​を​備え​てい​ます。​最​大規模​を​誇る​モジュール​式​計測​器​の​ポートフォリオ​によって、​NI​の​PXI​プラットフォーム​は、​あらゆる​テスト/​計測​アプリケーション​に対して​妥協​を​必要​と​しない​ソリューション​を​提供​し​ます。

 

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