NI-VISA - Windows用19.0 Readme

2019年5月


このファイルには、サポートされているプラットフォーム、新機能、およびNI-VISA 19.0におけるバグ修正や既知の問題など、NI-VISAに関する重要な情報が含まれています。


メモ: Measurement Studio VisaNS .NET クラスライブラリは廃止予定で、IVI準拠NI-VISA .NET APIに取って代わられます。詳細については、「新機能」セクションを参照してください。


LabVIEW NXGをご使用の場合は、LabVIEW NXGのサポートおよび注意事項を参照してください。


概要

サポートされているオペレーティングシステム

アプリケーションソフトウェアのサポート

インストール手順

製品のセキュリティおよび重要な更新

新機能

既知の問題

バグの修正

ヘルプにアクセスする

サンプルを検索する

LabVIEW NXGのサポートおよび注意事項

NI製品のインストールを自動化する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

NI-VISAは、2021年にWindows 7 (32および64ビット)、Windows Server 2008 R2、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートを終了

法的情報


概要

NI-VISAは、Virtual Instrument Software Architecture (VISA) に準拠するNI製品です。VISAは、GPIB、VXI、PXI、シリアル、イーサネット、およびUSBインタフェースを構成する計測システムを構成、プログラム、およびトラブルシューティングに使用する基準です。


サポートされているオペレーティングシステム

Windows用NI-VISA 19.0は、以下のプラットフォームをサポートします。


  • Windows 10 x86、x64
  • Windows 8.11 x86、x64
  • Windows 7 SP12 x86、x64
  • Windows Embedded Standard 7 SP12 x86、x64
  • Windows Server 2008 R2 SP1 (64ビットバージョンのみ)3
  • Windows Server 2012 R2 (64ビット)1, 3
  • NI Real-Time VxWorks
  • NI Real-Time Phar Lap ETS
  • NI Linux® Real-Time

このディストリビューションはこれらのプラットフォームすべてを対象にしていますが、setup.exeを実行できるのはWindowsのみです。


1 NIソフトウェアは、VC2015ランタイムおよび.NET 4.6.2をインストールします。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2でこれらをサポートするには、Microsoftの更新プログラムが必要です。これらの更新のインストール方法については、Microsoft KB2919442およびKB2919355を参照してください。


2 NIソフトウェアは、SHA-256証明書により署名されています。Windows 7 SP1、Windows Embedded Standard 7 SP1、およびWindows Server 2008 R2 SP1でSHA-256をサポートするには、Microsoftの更新プログラムが必要です。このセキュリティ更新のインストール方法については、Microsoft KB3033929を参照してください。


3 NI-VISAはR2以外のWindows Serverはサポートしません。


メモ  今後のOSサポートについては、「NI-VISAは、2021年にWindows 7 (32および64ビット)、Windows Server 2008 R2、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートを終了します」を参照してください。


メモ  2016年に、NI-VISAによるWindows Vista、Windows XP、Windows Server 2003、およびサービスパックなしのWindows 7のサポートは終了しました。NI-VISA 19.0をサポートされていないOSにインストールしたり、その上で実行したりすることはできません。サポートされていないOSにNI-VISA 19.0を使用しているアプリケーションをデプロイしたり、配布したりすることはできません。また、NI-VISA 19.0がインストールされているコンピュータで作成されたインストーラは、サポートされていないOS上で実行されている、いかなるバージョンのLabVIEW、LabWindows™/CVI™、NI TestStand™、またはMeasurement Studioとも一緒に使用することはできません。


2016年に変更されたOSサポートの詳細については、「Why Does My NI ADE Installer Fail on Windows XP/Vista and Windows Server 2003?」を参照してください。


メモ Windows 32ビットオペレーティングシステムのサポートでは、物理アドレス拡張 (PAE) を無効にする必要がある場合があります。これによりシステムが受ける影響および必要な対策については、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「PAESupport」と入力してください。


アプリケーションソフトウェアのサポート

NI-VISA 19.0では、次のバージョンのアプリケーションソフトウェア (サービスパックを含む) がサポートされています。NIアプリケーションソフトウェアを使用していない場合は、「Microsoft Visual Studioのサポート」を参照してください。


アプリケーションソフトウェア NI-VISAでサポートされているバージョン
LabVIEW 2016、2017、2018、2019
LabVIEW NXG 2.0、2.1、3.0、3.1
LabWindows/CVI 2015以降
Measurement Studio 2019以降

IVI準拠NI-VISA .NETクラスライブラリ用Microsoft Visual Studio サポート

IVI準拠NI-VISA .NETクラスライブラリを使用している場合、.NET 2 Framework (最低限) が必要です。NI-VISA .NETクラスライブラリを、.NET 4.0 Framework以降をターゲットにできる、任意のVisual StudioバージョンのVisual C#またはVisual Basic .NETプログラミング言語と使用できます。NI-VISA .NETクラスライブラリは32ビットまたは64ビットのアプリケーションで使用できます。


VisaNS .NETクラスライブラリ用Microsoft Visual Studio サポート

メモ: Measurement Studio VisaNS .NETクラスライブラリは廃止予定で、IVI準拠NI-VISA .NETクラスライブラリに取って代わられます。詳細については、「新機能」セクションを参照してください。


以下の表には、VisaNS .NETクラスライブラリのこのバージョンでサポートされているプログラミング言語およびMicrosoft Visual Studioのバージョンが表示されています。NI-VISAの初期バージョンでは、その他のアプリケーションソフトウェアおよび言語バージョンがサポートされています。NI-VISAの初期バージョンとVisual Studioの互換性に関する詳細については、ni.com/infoでinfo codeに「NETlegacydrivers」と入力してください。ドライバの初期バージョンを検索およびダウンロードするには、ni.com/downloadsを参照してください。


プログラミング言語 VisaNSでサポートされているVisual Studioのバージョン
.NET Framework 4.0言語
(Visual C#およびVisual Basic .NET)
2010
.NET Framework 4.5言語
(Visual C#およびVisual Basic .NET)
2012
.NET Framework 4.5.1言語
(Visual C#およびVisual Basic .NET)
2013

インストール手順

NI-VISA - LabVIEW用をインストールする

NI-VISAを含むすべてのLabVIEW製品は、LabVIEW 2019プラットフォームメディアを使用してインストールできます。


LabVIEWプラットフォームメディアを追加注文するには、NI Webサイトをご参照ください。


メモ


  • Windows Updateが有効になっている場合、Microsoft Visual C++ 2015ランタイムのインストールがWindows Updateにより干渉され、インストールプロセスがハングアップすることがあります。この問題の詳細および解決法については、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「exjq43」と入力してください。
  • この製品をNIソフトウェアスイートまたはNI製品バンドルの一部として購入した場合は、それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。

NI-VISA 19.0をインストールする前に、NIはNI-VISA 2.0.1以前のバージョンをアンインストールすることを推奨します。


NI-VISAのアンインストール後、いくつかのDLLおよび実行形式ファイルがNI-VISAのディレクトリに残る場合があります。アンインストールのプロセスを完了するには、システムを再起動してください。


メモ: アンインストーラのアプリケーションは、いつ再起動が必要かを通知しません。NI-VISAを再インストールする場合は、アンインストーラを実行した後で必ずシステムを再起動してください。


NI-VISA - LabVIEW NXG用をインストールする

LabVIEW NXGのインストールは、NI パッケージマネージャを使用して行います。NI パッケージマネージャをダウンロードするには、ni.com/jp/infoで、Info Codeに「NIPMDownload」と入力します。NIソフトウェアのインストール、削除、アップグレードについての詳細については、『NI パッケージマネージャ マニュアル』を参照してください。


Agilent/HPコントローラのサポート

NI-VISAは、Agilent/HPのGPIBおよびVXIコントローラカードと一緒に動作できるようになりました。この機能を使用するには、MAXを起動し、ツール→NI-VISA→VISAオプションを選択し、パスポートタブを選び、NiVisaTulip.dllパスポートを有効にします。NI-VISAは、自動的にGPIBまたはVXIデバイスを検索して、アクセスします。ただし、NI-VISAはAgilent/HPのハードウェアを構成しません。Agilent/HPのI/O構成ユーティリティで構成を行ってください。


NIとAgilent/HPの両方のコントローラが同一のシステムにある場合は、カードをGPIB0とGPIB1などの別々のシステムアドレスで構成してください。両方の製造元のインタフェースアドレスが同じ場合は、NI-VISAは、viFindRsrcまたはVISA Find Resourceからエラーをレポートします。


カタログファイルの作成とデジタル署名

(Windows 8.1、Windows 10) NI-VISAドライバウィザードを使用してINFファイルを生成した場合、Windows 8.1またはWindows 10マシンにINFファイルをインストールする前にWindowsカタログ (.cat) ファイルを作成してデジタル署名を行う必要があります。Windows 8.1以降における.catファイルのデジタル署名の詳細については、ni.com/jp/infoでInfo Code に「INFWin8」と入力してください。


カタログファイルの作成と署名の詳細な手順については、マイクロソフトのホワイトペーパー「Kernel-Mode Code Signing Walkthrough」を参照してください。生成されたカタログファイルは、INFファイルのみを参照する必要があります。


製品のセキュリティおよび重要な更新

NI製品のセキュリティに関する通知を表示または受信登録するには、ni.com/securityを参照してください。NIからの重要な更新の情報については、ni.com/critical-updatesを参照してください。


新機能

NI-VISA 18.5

LabVIEW NXG 3.0サポートが追加されました。


NI-VISA 17.5

LabVIEW NXG 2.0サポートが追加されました。


NI-VISA 17.0

GPIB-VXIコントローラのサポートは終了しました。


NI-VISA 15.5

NI-VISA .NET APIの最新のドキュメントはUsers/Public/Documents/National Instruments/NI-VISA/Documentationディレクトリにあります。


viInXXおよびviOutXX関数でパフォーマンスが改善されました。


NI-VISA 15.0

IVI FoundationのVPP 4.3.6による指定に基づき、VISA .NET用の業界標準APIのサポートが追加されました。NIは、NI-VISAを使用して新しい.NETアプリケーションを開発する際にこのAPIを使用することを推奨します。レガシーVisaNS API のサポートは、今後のリリースから削除されます。VisaNSから新しいVISA .NET APIにアップグレードする方法を参照するには、ni.com/infoでInfo Codeに「VISANETUpgrade」と入力してください。


NI-VISA 14.0

NI Linux Real-Time x64のサポートが追加されました。


PXIリソースでviMapTriggerおよびviAssertTriggerのサポートを追加して、PXI-9準拠トリガマネージャが使用可能な場合に使用できるようにしました。


VXI-11プロトコルを使用するTCPIPリソースにviGpibControlRENのサポートが追加されました。


既知の問題

ソフトウェアとドキュメントの既知の問題のリストはオンラインで参照できます。NI-VISA 19.0の既知の問題のリストは、ni.comのVISA Known Issuesページ (英語) を参照してください。


バグの修正

NI-VISAのバグ修正の一覧を参照するには、ni.com/jp/infoでInfo Codeに「NIVISAFixList」と入力してください。


ヘルプにアクセスする

NI-VISAの詳細については、『NI-VISAヘルプ』を参照してください。『NI-VISAヘルプ』には、LabVIEWでヘルプ→LabVIEWヘルプを選択することでアクセスできます。


サンプルを検索する

LabVIEWからヘルプ→サンプルを検索を選択して、NI サンプルファインダを起動します。NI-VISA用のLabVIEWサンプルは、labview\examples\Instrument IO\VISAディレクトリに格納されています。サンプルVIを編集してアプリケーションで使用したり、1つまたは複数のサンプルVIのコードをコピーしてVIに貼り付けて使用したりできます。


LabVIEW NXGのサポートおよび注意事項

NI-VISAをLabVIEW NXGと組み合わせて使用する場合は、以下のことについて注意してください。


LabVIEW NXGのオペレーティングシステムおよびシステム要件

LabVIEW NXGのソフトウェアサポートは、以下の点で異なります。


  • システム要件―64ビット (x64) プロセッサのみをサポートします。
  • オペレーティングシステム―64ビットのオペレーティングシステムのみをサポートします。詳細については、サポートされているオペレーティングシステムセクションを参照してください。

NI-VISAをインストールする

LabVIEW NXGのインストールは、Package Managerを使用して行います。NI-VISA - LabVIEW NXG用をインストールするには、次の手順を実行します。


  1. LabVIEW NXGのダウンロードページを開くには、ni.com/infoでnfo Codeに「NXGDownload」と入力してください。
  2. Download LabVIEW NXGをクリックします。
  3. NI パッケージマネージャはインストールを行い、自動的にダウンロードウィンドウが開きます。
  4. LabVIEW NXG Suiteを選択し、緑のインストールボタンをクリックします。
  5. LabVIEW NXG 3.0とNI-VISAを選択します。
  6. インストールの指示に従ってLabVIEW NXG 3.0とNI-VISAをダウンロードします。

LabVIEW NXGヘルプ

<Ctrl-H>を押してマウスカーソルをオブジェクトの上に置くと、LabVIEWのコンテキストヘルプが表示されます。


LabVIEWウィンドウの右上隅にある検索バーを使用して項目を検索します。検索結果のコンテキストヘルプを参照することもできます。


その他のドキュメントは、ni.com/manualsで参照できます。


LabVIEW NXGサンプル

LabVIEWを起動して学習タブをクリックします。


LabVIEWのレッスンはレッスンタブにあり、LabVIEWのサンプルはサンプルタブにあります。レッスンとサンプルの手順に従ってください。


NI製品のインストールを自動化する

コマンドライン引数を使用してインストーラのユーザインタフェースおよびダイアログボックスの一部またはすべてを非表示にすることにより、ほとんどのNI製品のインストールを自動化することができます。しかし、2012年8月リリース (NIインストーラのバージョン3.1以降を使用した製品) 以降は、NIソフトウェアのサイレントインストール時またはその前に追加ステップを実行する必要がある場合があります。


お使いのNI製品がMicrosoft .NET 4.0を使用している場合は、NIソフトウェアがインストールされる前に.NETインストーラが実行され、NIソフトウェアのインストールが始まる前にマシンの再起動が必要になる場合があります。.NETによる再起動を回避するには、NIソフトウェアをインストールする前に別途.NET 4.0 をインストールしてください。


NI製品のインストールの自動化の詳細については、以下の技術サポートデータベース記事を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 10と使用する

Windowsオペレーティングシステムの最新バージョンであるMicrosoft Windows 10では、以前のバージョンと比較すると機能が大幅に変更されています。Windows 10には、新機能が追加されているほか、Windows 7とWindows 8からの機能も融合されています。Windows 10におけるNIのサポートについては、ni.com/windows10を参照してください。


NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1と使用する

NIソフトウェアをMicrosoft Windows 8.1にインストールすると、LabVIEW、Measurement & Automation Explorer (NI MAX)、およびNI 起動ツールなどのNIアプリケーションソフトウェア製品へのショートカットを含む新しいタイルがアプリ画面に表示されます。Windows 8.1におけるNIのサポートについては、ni.com/windows8を参照してください。


NI-VISAは、2021年にWindows 7 (32および64ビット)、Windows Server 2008 R2、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートを終了

NI-VISAは、2021年にWindows 7 (32および64ビット)、Windows Server 2008 R2、およびすべての32ビットWindowsオペレーティングシステムのサポートを終了します。この製品の2021年5月1日以降に出荷されるバージョンは、これらのOSにインストールしたり、その上で実行したりすることはできません。NIオペレーティングシステムのサポートの詳細については、ni.com/r/win32bitsupportを参照してください。


NIアプリケーションソフトウェアの製品ライフサイクルの詳細については、ni.com/jp/infoで以下のInfo Codeを入力してください。


製品 Info Code
LabVIEWlifecycle
LabWindows/CVIcvi_lifecycle
Measurement Studiomstudiolifecycle
TestStandtslcp
DIAdemddlcp
SignalExpressselcp
VeriStandnivslifecycle

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エンドユーザ使用許諾契約 (EULA) 及び他社製品の法的注意事項はインストール後の以下の場所にあります。


  • 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び<National Instruments>ディレクトリにあります。
  • EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。
  • NI製品で作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National Instruments>¥_Legal Information.txtを確認してください。

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