USB-6525でデジタル出力を使用する

USB-6525を使用していて、Measurement & Automation Explorer（MAX）のテストパネルでライン/ポートをHighに設定した際、デジタルマルチメータ（DMM）で電圧を測定しても変化しません。なぜ電圧の変化が測定できないのですか？

USB-6525は、チャンネル間を絶縁する8つのソリッドステートリレー（SSR）を搭載するデバイスで、SSRがオープンおよびクローズされます。チャンネルは、デジタル出力ラインではなくスイッチを制御するような動作となります。

DMMで電圧変化を読み取るには、外部電圧ソースをUSB-6525に接続する必要があります。電圧ソースは、電圧出力の入力端子に配線します。電圧ソースを接続後にリレーをクローズすることでDMMで電圧変化が見られるようになります。

トラブルシューティングするために、電圧ではなくDMMを抵抗測定モードにして、チャンネル状態の切り替えとして抵抗変化を見ることができます。

USB-6525には8つの絶縁デジタル入力もあります。入力電圧は、60 VDCを越えないようにしてください。ロジックがHighになるには、3.2Vの電圧が必要です。ロジックがLowになるには、0～1Vの電圧が必要です。1～3.2 V間のDC電圧は、不確定のため意図しないHighもしくはLow状態のいずれかとなります。