USB-DAQ製品をUSBのプラグから抜いた後に再構成する必要性



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)

問題: USBはホットスワップに対応していますが。ナショナルインスツルメンツのUSB-DAQデバイスの場合は何か特例があるでしょうか。後で再構成が必要になってくるのでしょうか。

解決策:
  1. 質問: USBデバイスが通信中にプラグが抜かれ場合、何が起こりますか。

    答え: 95%の確率でエラーメッセージが発生し、そのまま通常通り継続します。他の5%の確率でシステムの致命的なエラーとなり、Windowsの青いエラー画面になります。


  2. 質問: USB上で通信が行われていない時にUSBデバイスのプラグが抜かれるとどうなりますか。

    答え: この場合、すぐにエラーは生じません。しかし、通信が再度行われようとした場合、プラグが抜かれたままだとエラーが生じます。


  3. 質問: デバイスが再度差し込まれる時、ドライバは適切に動作するでしょうか。それともデバイスの再構成が必要になってくるでしょうか。

    答え: 考えられる答えは2つあります。

    1. LabVIEWやCVIを立ち上げる前にデバイスを差込み、電源を入れ、Measurement & Automation Explorer(MAX) で構成されていなければなりません。一度、デバイスが構成されたら、再度構成する必要はありません。

      Note: USBデバイスはホットスワップに対応しているので、繋がれてもなく、電源も入っていないUSBデバイスを構成することは容易です。USBデバイスは電源が入ってコンピューターに繋がれている時だけ、設定ユティリティ(MAX)に現れます。新しい設定事項をこの設定ユティリティ(MAX)上で保存する時、元のUSBデバイス番号を新しいデバイスに割り当てることができます。もちろん、再度割り当てを行うと元のUSBデバイスの記録をすべて上書きし、元のUSBデバイスを再度設定を行う必要が出てきます。

    2. もし交信中にデバイスが抜かれ、かつアプリケーションが繋がっていないデバイスと通信しようとした場合、デバイスが再度機能するためには、「DAQ Device Reset.vi」(LabVIEW)もしくは「Init_DA_Brds」(CVI)を実行しなくてはいけない。これらのリセット実行プログラムは、エラーが検知されるとデバイスのリセットが行われ、デバイスが再び繋がれるまで続くように構築されるべきである。

      もしデバイスが交信中で無いときに抜かれ、次の交信が始まる前に再び繋がれた場合は、アプリケーションに影響はありません。


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報告日時: 09/02/1998
最終更新日: 01/14/2005
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