リアルタイムターゲットでGPIB機器を使用する方法
ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers
問題: リアルタイム(Real-Time: RT)アプリケーションの一部に計測器の入出力を使用する必要があります。リアルタイムターゲットでの計測器デバイスと通信するにはどのようにすればよいでしょうか?またリアルタイムターゲットに接続されたGPIB計測器はどのように認識されるのでしょうか?
解決策:
GPIBやシリアル通信には元来、通信に時間確定性がないためリアルタイムシステムでは一般には使用しませんが、リアルタイムターゲットでGPIBやシリアル通信が必要な場合にはVISAを介して通信を行うことができます。通信を行うためにはまずNI-488.2とNI-VISAの両方がリアルタイムターゲットにインストールされていることを確認してください。
GPIB接続されている計測器を認識するには、初めにリアルタイムターゲットのVISA設定をMAXで設定する必要があります。設定方法は以下の通りです。
- リモートシステム » <RTのtarget> » ソフトウェアからNI-VISAを選択します
- MAXのウィンドウの下部のVISAオプションのタブを選択しVISAサーバ » セキュリティを選択します
- リモートアクセスリストにアクセスを許可するIPアドレスを追加します。すべてのIPアドレスからアクセスを許可する場合はアスタリスク(*)を入力してください。
- MAXウィンドウの上部にあるフロッピーディスクのアイコンのボタンを押し設定を保存してください。
図1. VISAサーバ » セキュリティ の設定
VISAサーバのセキュリティ設定後、MAXのメニューバーのツール » NI-VISA»VISA対話式制御を選択してVISA Interactive Controlを開いてください。(PCに接続している計測器はマイシステム » デバイスとインターフェース以下にあるGPIBまたはシリアルインタフェースを選択し計測器をスキャンで検索できますが、リアルタイムターゲットでは計測器をスキャンはグレーアウト状態となり使用できません)
Machineのプルダウンメニューからリアルタイムターゲットを選択すると利用可能なデバイスがDevicesに表示されます。表示されたDevicesをダブルクリックすることでVISA Interactive ControlによるGPIBやシリアル通信を用いた計測器との通信をテストすることができます。
図2. VISA interactive Control
LabVIEWのプログラムではVISAリソース検索で表現の端子に visa://<IPアドレス>/?* の文字列をつなぐことで接続されている機器の検索をおこなうことができます。
関連リンク:
添付: Figure 1 VISA Server Securities.png,
Figure 2 Visa Interactive Control.png - VISAInteracCntrl.GIF
報告日時: 11/24/2003
最終更新日: 06/22/2014
ドキュメントID: 33N9JUMW
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