PXIデバイスのVISAリソース形式は何ですか?



ハードウェア: PXI/CompactPCI

問題:
いくつかPXIデバイスが、Measurement & Automation Explorer(MAX)にPXIx::y::INSTRという名前でVISAリソースとしてリストされています。例:

PXI1::13::INSTR
PXI2::14::INSTR

このVISAリソース名はどのように決定されているのですか?


解決策:
VISAはPXIデバイスをサポートする際、VISAリソース名がPXIx::y::INSTRという形式になります。最初の番号xは、PXIカードが取り付けられている場所を示す固有のPXIスロットのPCIBusNumber(PCIバス番号)です。2つ目の番号yは、PXIカードが取り付けられている場所を示す固有のPXIスロットのPCIデバイス番号(PCIDeviceNumber)です。PCIBusNumberおよびPCIDeviceNumberは、ハードウェア固有のものでC:\Windowsディレクトリにあるpxisys.iniファイルに記載されています。

たとえば、PXI-1000BシャーシでNI 8176コントローラを使用している場合、NI 8171シリーズコントローラおよびPXI-1000シリーズシャーシ用pxisys.iniファイルでは、スロット4の項目において以下のように記載されています。

[Slot4]
IDSEL = 29
SecondaryBusNumber = 0
ExternalBackplaneInterface = None
PCIBusNumber = 1
PCIDeviceNumber = 13

そのため、PXI-1000Bシャーシのスロット4でPXIデバイスは、VISAリソース名がPXI1::13::INSTRとなります。

pxisys.iniファイルは、システムでシャーシとコントローラの両方をに対する固有なものであることに注意してください。下記の関連リンクより、お使いのコントローラとシャーシの組み合わせに対して適切なpxisys.iniファイルをダウンロードすることが可能です。MAX 3.1以前では、pxisys.iniは自動的に構成されます。この詳細については、関連リンクにあるホワイトペーパー『Configuring Your PXI System in Legacy Versions of MAX』を参照してください。

これらのVISAリソース名はハードウェアとPXIボードのスロット番号の両方に機能するため、シャーシ、コントローラ、もしくはシステム内に取り付けられているボードを変更するとPXIデバイスに対するVISAリソース名が変わることに注意する必要があります。そのため、古いVISAリソース名を参照している既存のコードは機能しない可能性があります。開発者として、次の方法でこの問題を回避することができます。


方法1: MAXでVISAエイリアス名を構成する

VISAオプションを使用してPXIデバイスを説明するエイリアス名を作成します。MAXでツール » NI-VISA » VISAオプションを選択して、エイリアスの項目を選択します。VISAエイリアス名を作成する際、PXIx::y::INSTRのVISAリソース名にPXI_2503という記述的な名前を使用することができます。コード内で、PXI::x::y::INSTRリソース名の代わりにエイリアス名(例: PXI_2503)をハードコード(決め打ち)することが可能です。 ハードウェア構成を変更する場合、MAXを起動して新しいハードウェア構成を反映するためにエイリアスを編集します。この方法では、ハードウェア構成が変わる場合でもアプリケーションソフトウェア側は変更する必要がありません。しかし、この方法の短所は、アプリケーションソフトウェアでVISAエイリアス名をハードコードしていることです。そのため、コード内にこれについてドキュメント化する必要があります。


方法2: PXIカードタイプをプログラム的に検出する

より厳密なソリューションでは、アプリケーションでVISAリソース名もしくはVISAエイリアス名をハードコードすることを避けることです。代わりに、アプリケーションソフトウェアがVISAリソース検出関数を使用します。Model Name VISAプロパティを使用して各PXI VISAリソースのボードタイプを識別します。これは、システムでプログラム的に各PXIボードを検出して識別することが可能です。VISAエイリアス名よりも実装が若干難しくなりますが、この方法はシャーシでカードスロットの変更、コントローラタイプの変更、もしくはシャーシの変更のようなPXIハードウェアで変更がエンドユーザに気付かれずにおこなえます。

詳細については、NI-VISA User Manualの第9章、『Interface Specific Information』のPXIに関する項目を参照してください。



関連リンク:
ホワイトペーパー: Configuring Your PXI System in Legacy Versions of MAX

技術サポートデータベース 1UNH8NDM: Can I Change the VISA Address of a PXI Instrument?
技術サポートデータベース 2CFE965P: Slot Detection of PXI Modules
技術サポートデータベース 1EGB71UI: What Are PXISYS.INI and CHASSIS.INI?

製品マニュアル: NI-VISA User Manual(PDF)

添付:





報告日時: 02/20/2002
最終更新日: 12/05/2016
ドキュメントID: 2IJ896LS