Archived: FieldPointのウォッチドッグタイマに関するQ&A

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ハードウェア: FieldPoint>>Controllers/Network Modules>>FP-1000

問題:
Q1: ネットワークの応答がなくなってから3000ms（3秒）でウォッチドッグタイマが動作するように設定した場合，シリアルケーブルやネットワークケーブルを外すことでタイマが動作するのでしょうか。

Q2: 上記の場合，シリアルケーブルやネットワークケーブルが3秒以内に再度接続された場合はどうでしょうか。一般に，ウォッチドッグタイマがネットワーク等のダウンを検出する前に通信路が復帰した場合にはどのような挙動となるのでしょうか。

Q3: 規定時間が経過し，ウォッチドッグタイマによりI/O等が操作された後にネットワーク等が復帰した場合，ウォッチドッグタイマにより操作されたI/O等は元の状態に復帰するのでしょうか。

Q4: ウォッチドッグタイマの通信監視の動作を教えて下さい。また，通信が確立されていると判断する条件はどのような物でしょうか。

解決策:
Q1: ネットワークの応答がなくなってから3000ms（3秒）でウォッチドッグタイマが動作するように設定した場合，シリアルケーブルやネットワークケーブルを外すことでタイマが動作するのでしょうか。
A1: この場合，ケーブルを外してから3秒後にウォッチドッグタイマが動作します。また，アプリケーションソフトが停止したり通信が行われなくなったりした場合にもウォッチドッグタイマが動作します。

Q2: 上記の場合，シリアルケーブルやネットワークケーブルが3秒以内に再度接続された場合はどうでしょうか。一般に，ウォッチドッグタイマがネットワーク等のダウンを検出する前に通信路が復帰した場合にはどのような挙動となるのでしょうか。
A2: このケースではウォッチドッグタイマは動作しません。ウォッチドッグタイマは規定時間が経過した後にのみ動作します。

Q3: 規定時間が経過し，ウォッチドッグタイマによりI/O等が操作された後にネットワーク等が復帰した場合，ウォッチドッグタイマにより操作されたI/O等は元の状態に復帰するのでしょうか。
A3: ネットワークが復帰しても，操作されたI/O等は元の状態にリセットされません。新たな値や元の値を意図的に書き込むまで，I/O等は「ウォッチドッグされた」値を保持します。

Q4: ウォッチドッグタイマの通信監視の動作を教えて下さい。また，通信が確立されていると判断する条件はどのような物でしょうか。
A4: FieldPointコントローラのウォッチドッグタイマを有効に設定した場合でも，アプリケーションがI/Oチャンネルを読み書きするまでウォッチドッグタイマは有効化されません。一旦I/Oが読み書きされてからウォッチドッグタイマがネットワーク等の接続を監視し始めます。アプリケーションを実行しているコンピュータと物理的な接続が確立されている限り，対象のI/Oを特に読み書きしなくてもネットワークは「確立されている」と見なされます。コンピュータの電源が遮断されたり物理的な接続が確保されなくなり，規定の時間が経過した場合（ウォッチドッグタイマがタイムアウトした場合）にFieldPointのコントローラは「ウォッチドッグされた」状態となります。

関連リンク:
KnowledgeBase [1YLIO1M6]: How Do I Use the Power Up and Watchdog Settings of the FieldPoint Modules Together?<

添付:





報告日時: 03/16/1998
最終更新日: 10/03/2005
ドキュメントＩＤ: 17F9KN8U