16ビット画像をイメージ表示器(Image Display)に表示させた場合のマッピング(8ビット画像への変換)



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問題: 赤外線で温度を計測できるカメラからの画像を集録しています。この画像をイメージ表示器に接続して、Rainbowパレット(Palette)で表示しようとしています。画像は16ビットなのですが、どの色がどの値に対応するでしょうか?

解決策: イメージ表示器のRainbowパレットは8ビットの画像を表示した場合に、0が青(RGB:0,0,255)、255が赤(RGB:255,0,0)となっています。
イメージ表示器に、16ビット画像を入力した場合には、8ビット画像に変換されて表示されます。その場合のマッピング方法は、イメージ表示器を右クリックした場合の16-bit Display Mapping...ダイアログで設定できます。
デフォルトでは、フルダイナミックレンジに設定されていて、入力された画像のピクセル値が255以上の場合は最大と最小のピクセル値の差を255等分した値でマッピングされ、入力された画像のピクセル値が255以下の場合は、255を最大と最小のピクセル値の差で等分した値でマッピングされます。

16ビット画像を8ビット画像にフルダイナミックでマッピングした場合のピクセル値は以下のようになります。

z = (x–y)/(v–y)×255

ここで、z は8 ビットピクセル値
x は16 ビット値
y は最小輝度値
v は最大輝度値です。

つまり、全て同じピクセル値を持った16ビット画像の場合は、それが0でも65535でも0に変換され、青く表示されるということになります。

マッピング、およびパレットの詳細については、
「IMAQ Visionコンセプトマニュアル」をご参照ください。


関連リンク:
IMAQ Visionコンセプトマニュアル
NI Vision Concepts Manual


添付:





報告日時: 03/24/2006
最終更新日: 03/24/2006
ドキュメントID: 3VN2TL8V