Visual C# .NETでのDAQプログラミング

• Visual Studio 2003/2005/2008対応Measurement Studio環境は、上級解析、科学的ユーザインタフェースコントロールおよび計測データネットワーク用.NETおよびMFC C++中間ライブラリ^*を提供しています。また、コード生成やVisual Studioとの統合ツールを提供します。Visual Studio 2003/2005/2008およびMeasurement Studio 7.0以降を使用してDAQアプリケーションを開発する場合、Visual Studio 2003以降対応Measurement Studio列を参照してください。
  
  ^* MFC C++ライブラリは、Measurement Studio 2009以前でVisual Studio 2008、2005および2003のみ対応しています。
  

• Visual Studio 2010/2012対応Measurement Studio環境は、MFC C++ライブラリ用ネイティブサポートを提供していません。レガシー環境/言語を使用してアプリケーションを開発し続ける場合、NI Measurement Studio for Legacy Environments/Languagesを使用することができます。
  
  
• Visual Studio .NETのみ（Measurement Studioなし）は、Measurement Studioを使用せずにVisual Studio .NETのみで開発する場合です。これは、Visual C#を使用してDAQアプリケーションを開発するためにVisual Studio .NET以降を使用することを意味します。

1. 従来型NI-DAQ
   
   
   • ナショナルインスツルメンツ（NI）は、従来型NI-DAQ用ネイティブ.NETライブラリを提供していません。Visual Studio 2003以降対応Measurement Studioサポートは、Visual Studioで従来型NI-DAQアプリケーションを開発するための如何なる追加機能も提供することはありません。
     
     
   • データ収集を実行するために従来型NI-DAQ ActiveXコントロールを使用することができます。ActiveXコントロールは、従来型NI-DAQドライバに付属していて、Measurement Studioは不要です。CWDAQコントロールは、従来型NI-DAQドライバの一部としてインストールされています。Visual C#から従来型NI-DAQ ActiveXコントロールを使用する方法については、Visual C# .NET（Measurement Studioなし）の項目を参照してください。
     
     
     
2. NI-DAQmx
   
   
   • Visual Studio 2003以降対応Measurement Studioサポートは、NI-DAQmxおよびVisual Studio用ネイティブ.NETクラスライブラリ、コード生成、統合ツールを提供しています。たとえば、Measurement Studio 7.0以降は、コード生成用DAQアシスタント、統合Visual Studioヘルプ、ユーザインタフェース.NETコントロール、およびプロジェクトウィザードを追加します。
     
     
   • サンプルの場所は、Visual Studio .NETのバージョンによって異なります。『サンプルプログラム: Text Based NI-DAQmx Data Acquisition Examples』にリストされています。デフォルトでは、通常以下の場所にあります。
     
     C:\Documents and Settings\All Users\Documents\National Instruments\NI-DAQ\Examples\DotNET<.NET Frameworkバージョン>
     
     Measurement StudioとNI-DAQmxを併用する場合は、追加のサンプルがあります。サンプルの場所は、Visual Studio .NETのバージョンによって異なりますが、Measurement Studio helpにずべての場所が記載されています。デフォルトでは、通常以下の場所からアクセス可能です。
     
     C:\Documents and Settings\All Users\Documents\National Instruments\MStudioVS<バージョン>\DotNET\Examples
     
     サブフォルダは、C#サンプルの機能を示しています。これらのサンプルは、NI-DAQmxとともにインストールされます。クラスライブラリやサンプルをインストールするのに、Measurement Studioは必要ありません。
      
     メモ: 上記の場所にサンプルが存在しない場合は、NI-DAQmxのインストーラを起動して.NETサポートの項目がインストールされているかどうかを確認してください。
     
     
     

Measurement Studioなし

1. 従来型NI-DAQ
   
   
   • NIは、従来型NI-DAQ用ネイティブ.NETライブラリを提供していません。
     
     
   • データ収集を実行するために従来型NI-DAQ ActiveXコントロールを使用することができます。CWDAQ ActiveXコントロールは、従来型NI-DAQドライバに付属していて、Measurement Studioは不要です。
     
     
   • サンプルは、『サンプルプログラム』ページより検索ります。c#、csharp、net、daq、またはこれらの組み合わせのようなキーワードを使用して検索してください。
     
     
   • 一からこのシナリオの開発を始めたい場合、新しいC#プロジェクトを作成して従来型NI-DAQとともにインストールされたActiveXコントロールを使用することができます。
     
     CWDAQActiveXコントロールを.NETプロジェクトに追加する方法は、以下のとおりです。
     
     
     1. .NETプロジェクト内で表示 » ツールボックスを選択します。
        
        
     2. ツールボックスが表示されます。ツールボックスを右クリックし、アイテムの追加と削除を選択します。
        
        
     3. カスタムツールボックスが表示されます。COMコンポーネントタブを選択します。
        
        
     4. このタブで使用したいCWDAQコントロールを選択して、OKボタンをクリックします。
        
        
     5. 選択したコントロールがツールボックスに表示され、ドラッグアンドドロップで使用できるようになります。
        
        
        
2. NI-DAQmx
   
   
   • NIは、NI-DAQmx用ネイティブ.NET APIを提供しています。これは、NI-DAQmxドライバの一部として利用可能であり、Measurement Studioは必要ありません。
     
     
   • サンプルの場所は、Visual Studio .NETのバージョンによって異なります。『サンプルプログラム: Text Based NI-DAQmx Data Acquisition Examples』にリストされています。デフォルトでは、通常以下の場所にあります。
     
     C:\Documents and Settings\All Users\Documents\National Instruments\NI-DAQ\Examples\DotNET<.NET Frameworkバージョン>
     
     Measurement StudioとNI-DAQmxを併用する場合は、追加のサンプルがあります。これらのサンプルは、NI-DAQmxとともにインストールされます。クラスライブラリやサンプルをする際、Measurement Studioは必要ありません。
     
      
     
     メモ: 上記の場所にサンプルが存在しない場合は、NI-DAQmxのインストーラを起動して.NETサポートの項目がインストールされているかどうかを確認してください。