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新しいリビジョンの783xR Rシリーズデバイスの LabVIEW FPGA ビットファイルとの互換性



ハードウェア: Reconfigurable I/O (RIO)>>R Series

問題:
新しいリビジョンの PCI-7830R、 PCI-7831R、 PCI-7833R、 PXI-7830R、 PXI-7831R、 PXI-7833R デバイスは D/A 変換器 (DAC) のアップデートがあり LabVIEW FPGA ビットファイルとの互換性を考慮しなくてはならない可能性があります。下記の表にてそれぞれのリビジョンを確認してください。 
表 1: 影響のあるデバイスリビジョン
デバイス
リビジョン
パーツ番号
PCI-7830R
J*
189839J-02L**
PCI-7831R
J*
189839J-01L**
PCI-7833R
H*
189839H-03
PXI-7830R
M*
188133M-02L**
PXI-7831R
M*
188133M-01L**
PXI-7833R
M*
188133M-03
* 表に記載されている以降のデバイス
** 接尾語 L は RoHS 指令に準拠していることを示す

デバイス PCB のパーツ番号を参照してデバイスリビジョンを確認することができます。 パーツ番号が 189839H-01 のPCI-7831R はリビジョンHです。

下記の表のリビジョンにはこの互換性に関して影響はありません。
表 2: 影響のないデバイスリビジョン
デバイス
リビジョン
パーツ番号
PCI-7830R
H*
189839H-02L**
PCI-7831R
H*
189839H-01L**
PCI-7833R
G*
189839G-03
PXI-7830R
K*
188133K-02L**
PXI-7831R
K*
188133K-01L**
PXI-7833R
J*
188133J-03
* 表に記載されている以降のデバイス
** 接尾語 L は RoHS 指令に準拠していることを示す
 
この互換性に関しては新しいリビジョンの NI 783xR の DAC の必要とするセットアップと出力保持のタイミングが特定のバージョンの LabVIEW によってコンパイルされたビットファイルにより適したタイミングが提供されるためです。ビットファイルのコンパイルに使用された LabVIEW FPGA と NI-RIO の両方のバージョンに起因します。

ビットファイルが影響を受けるかの基準:


また、この変更により NI-RIO 3.6 と LabVIEW 2010 以前の校正サポートにも影響があります。お作りのアプリケーション内でセルフキャリブレーションを含むか、キャリブレーションユーティリティを使用している場合、キャリブレーションユーティリティのパッチを適応していただく必要があります。セルフキャリブレーションがアプリケーション内に含まれ、.exe や .dll としてデプロイしている場合、キャリブレーション情報をパッチによりアップデートした後、適応させるためにビルドを再度行ってください。 お作りのアプリケーションが NI-RIO 3.6 と LabVIEW 2010 以降を使用している場合、キャリブレーションパッチの適応やキャリブレーション情報の適応のためのビルドの再生成の必要はありません。



解決策:

全てのリビジョンの NI 783xR デバイスに互換性を持たせるようにするためには、FPGA VI を LabVIEW FPGA 8.5 以降と NI-RIO 2.4 以降がインストールされた環境で再度コンパイルする必要があります。


ナショナルインスツルメンツはどのバージョンの LabVIEW FPGA を使用してコンパイルされたかチェックする bitfile compatibility check VI を作成しました。これによりビットファイルが LabVIEW FPGA 8.5 以前を使用しているか、LabVIEW FPGA 8.6 か、LabVIEW FPGA 2009 以降を使用しているか判断できます。このユーティリティの実行方法は下記のとおりです。

  1. 添付されている compatibility checker VI をダウンロードし、実行してください。この VI は LabVIEW 2009 SP1 で作成されているため、 LabVIEW 2009 以降のバージョンが実行には必要です。
  2. ビットファイルパス制御器の横にあるファイルアイコンをクリックしてください。
  3. ダイアログボックスを開くを使用し、ビットファイルが置かれている場所を指定します。ビットファイルを選択して OK を押します。
  4. この VI はどのバージョンの LabVIEW FPGA を使用してビットファイルがコンパイルされたかをチェックします。そして互換性があるかどうかをレポートします。ビットファイルが互換性がある場合、 LabVIEW FPGA 8.5 と NI-RIO 2.4 以降がインストールされていることを今一度確認してください。このユーティリティはそのバージョンのNI_RIOがインストールされているか、LabVIEW FPGA 8.2 か LabVIEW FPGA 8.5 が使用されているかを判断することはできません。

再コンパイルしない場合

ナショナルインスツルメンツはこれまでの 783xR デバイスに使用していた DAC の購買在庫に寿命があります。在庫がある場合、パーツ番号を変更して取扱いを行いますが、詳細はナショナルインスツルメンツ営業部までご連絡ください。

キャリブレーションパッチ

NI-RIO 3.6 のインストールファイルより R Series Patch のフォルダが含まれます。NI-RIO 3.6 のインストールとキャリブレーションパッチの適応に相関性はありません。R Series Patch フォルダには readme.txt (英文) が含まれます。パッチの適応には上記 readme.txt の手順に従ってください。 メモ: このパッチはお使いの環境のキャリブレーションにのみ適用でき、CalExec のパッチではありません。



関連リンク:

添付:
CheckBitfile.zip




報告日時: 02/16/2011
最終更新日: 03/22/2011
ドキュメントID: 5IFEAGN8