IVI とは何ですか?
使用ソフトウェア: Instrument Drivers/IVI
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: IVI とは何ですか?
解決策: IVI とは、
Interchangeable Virtual Instrument の略で、LabVIEW 5.0 と CVI 5.0 で発表された計測器ドライバのテクノロジーです。
IVI を使うことによって、ハイパフォーマンスで計測器に依存しないテストシステムを構築できます。IVI には以下の二つの階層があります。
- クラスドライバ (Class Driver): クラスドライバとは、一般的なカテゴリに分類される計測器用の計測器ドライバです。 IVI クラスドライバは IVI Foundation (関連リンク) の規格に沿って開発されています。現在、クラスドライバは、Oscilloscope (オシロスコープ)、Digital Multimeter (DMM、デジタルマルチメータ)、Power Supply (電源装置)、Arbitrary Waveform/Function Generator (任意関数発生器)、Switch (スイッチ)、RF Signal Generator (RF 信号発生器)、Spectrum Analyzer (スペクトルアナライザ)、Power Meter (パワーメータ)のカテゴリが定義されています。ハードウェアの交換性を必要とされる方には、 IVI クラスドライバの関数呼び出しによりテストプログラムを開発されることをお勧めします。
ナショナルインスツルメンツは IVI Foundation の規格に沿ってクラスドライバを開発してきました。これらは IVI Compliance Package (関連リンク)を介して使用可能です。
- IVI 計測器固有ドライバ (IVI Instrument-specific Driver): すべての計測器は従来と同様に個々の計測器をプログラムするために使用するコマンド文字列やレジスタ値を含む固有のドライバが用意されています。交換性があまり重大ではない場合は、計測器固有ドライバを使用してプログラムすることができます。
メモ: クラスドライバの関数呼び出しのみで開発を行うときも、計測器固有ドライバを必ずインストールしてください。
ナショナルインスツルメンツの計測器ドライバネットワーク にある IVI 計測器固有ドライバのすべてで、以下の機能をはじめとするハイパフォーマンスなテストシステムの開発に役立つ機能が用意されています
- ステートキャッシュ(State Caching): この機能は入出力が必要なときだけ実行されるようにドライバが計測器のステータスを常に把握する機能です。これにより重複する構成コマンドが送られるのを防ぎ、テストシステムのパフォーマンスを大いに向上させます。
- 範囲チェック(Range Checking): パラメータが計測器にとって適切な範囲内であるか確認します。
- シミュレーション(Simulation): 実際の計測器がない環境でもコードを開発、テストすることができます。
- エラー・ステータスクエリ(Error/Status Query): 構成コマンド送信後、計測器のステータスを確認します。
可能な限り最高速で実行するため、生産ラインでアプリケーションを使用する際にはこれらのオプションのそれぞれを有効、もしくは無効にすることができます。これによりコードを修正することなく高品質なデバッグ性能と高速ランタイムを可能にします。
IVI を使用するメリットについての詳細はナショナルインスツルメンツの IVI のページをご参照ください。
関連リンク: Interchangable Virtual Instruments (IVI)
Developer Zone: Instrument Driver Network
IVI Foundation
IVI Compliance Package
On-Demand Training: IVI Fundamentals I - What Are IVI Drivers?
On-Demand Training: IVI Fundamentals II - Why Use IVI Drivers?
添付:
報告日時: 04/13/1998
最終更新日: 05/09/2011
ドキュメントID: 18C82DIQ
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