Archived: 何故VIの実行中にWindows2000やXPのCPUの使用量が100%になるのでしょうか?

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使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
VIの実行中にWindows2000やXPのCPUの使用率が100%になることがあります。このような現象はWindows98や95では見られませんでした。CPUの使用率が100%にならないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

解決策:
Windows 2000/XPは、Windows 98/95とスレッドの扱い方が若干異なります。このような問題は、Windows 2000/XPでは、LabVIEWのループ内に遅延関数を使わなくても連続で実行するというスレッドの取り扱いの方法により生じます。
この問題を解決するためには、全てのループ内に遅延関数を置いて下さい。待機(Wait (ms))か、次のミリ秒倍数まで待機(Wait Until Next Ms Multiple)などの遅延関数に必ず何らかの値を入れる必要があります。例えば、1ミリ秒遅延させれば、他のプロセスを実行するための時間が与えられます。
Windows 2000/XPがループを実行する際、ループの実行の為にCPUの全てのリソースを使用します。その為、プログラム的にループに遅延時間を与えることにより、強制的にループの繰り返しの間にCPUが他のシステムイベントを処理する為に必要な時間を与えることが出来ます。

関連リンク:
KnowledgeBase 2ZK7NQB9: NI-DAQmx CPU Usage at 100%

KnowledgeBase 1O3650DM: My LabVIEW Executable is Causing 100 % Processor Usage and I am Using VISA
Developer Zone Example: Monitoring CPU Usage
Developer Zone Example: Acquire N Scans with Multiple Digital Triggers (Efficiently)

添付:





報告日時: 04/20/2001
最終更新日: 12/13/2007
ドキュメントID: 28JEUR2L