プログラムを停止した後も,パルス列の出力を継続することができますか?



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: プログラムを停止した際,パルス列の出力は停止するのでしょうか。また,NI-DAQmxと従来型DAQで,カウンタのリセット処理に何か相違点があるのでしょうか。


解決策: パルス列生成に,NI-DAQmxを使用している場合と従来型NI-DAQを使用している場合で異なります。

カウンタの制御にNI-DAQmxを使用している場合,3通りのケースが考えられます。

  1. DAQmxタスクストップ (DAQmx Stop Task.vi) でカウンタのタスクが終了している場合
    この場合,制御がDAQmxタスクストップVIに移った時点でパルス列出力が停止します。ただし,カウンタの設定(パルスの仕様)はリセットされず,カウンタのレジスタ内に残ります。従って,次にパルス列出力を再開する際,カウンタを再度設定する必要がありまん。DAQmxスタートタスク (DAQmx Start Task.vi) を実行するだけで,パルス列出力を再開することができます。


  2. DAQmxタスクをクリア (DAQmx Clear Task.vi) でカウンタのタスクが終了している場合
    この場合,制御がDAQmxタスクをクリアに移った時点でパルス列出力が停止し,カウンタの設定がリセットされます。


  3. LabVIEWの「実行を中止」ボタンを押してプログラムを停止した場合

    この場合,LabVIEWはカウンタの設定を自動的にリセットし,パルス列の出力を停止します。



カウンタ制御に従来型DAQを用いている場合,2通りのケースが考えられます。

  1. カウンタコントロール (Counter Control.vi) でカウンタのタスクが終了している場合
    この場合,カウンタコントロールに制御が移った時点でパルス列出力が停止し,カウンタの設定がリセットされます。


  2. LabVIEWの「実行を中止」ボタンを押してプログラムを停止した場合
    この場合,LabVIEWによってカウンタは停止されず,タスクもリセットされません。LabVIEW上のプログラムは停止しますが,パルス列は継続して出力されます。この際,再度カウンタ使用する前に,カウンタを適切にリセットする必要があります。



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報告日時: 05/08/2003
最終更新日: 11/04/2004
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