Archived: NI 6013とNI 6014は、Eシリーズデバイスとどのような違いがありますか？

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ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>Basic>>PCI-6013

問題: ナショナルインスツルメンツはNI 6013とNI 6014というボードを発売しました。これらボードはどのようなボードで、どういう特徴がありますか？

解決策:
NI 6013とNI 6014は何ですか?
NI 6013とNI 6014は新しいベーシックなマルチファンクションDAQデバイスです。これらボードは、16ビットのアナログ入力を16ch/8ch（シングルエンド/差動）、8つのデジタルI/Oライン、そして2つの24ビットのカウンタを持っています。そして、NI 6014はさらに2つの16ビットのアナログ出力も持っています。

どのようなスロットに対応していますか？
NI 6013とNI 6014はPCIスロットにのみ対応しております。

どのようにこれらボードを使用しますか？
NI 6013とNI 6014はEシリーズデバイスに非常によく似ています。

• インストール方法とプログラミング方法はEシリーズデバイスと同じです。
• ピンアサインが68ピンで同じなため、68ピンのEシリーズデバイスで使用しているのと同じコネクタブロックやターミナルブロックを使うことが出来ます。（たとえば、SCB-68）
  
• セルフキャリブレーションを行うためには、“E-Series Calibrate.vi”を使用します。
  
• 内部チャネルを使用することができます。例えば、外部に配線をしないで、アナログ出力0chの出力電圧を測定する時は、チャネル名として“_ao0vsaognd ”を入力します。

NI 6013とNI 6014が対応していない機能は？
“ベーシックな”マルチファンクションデバイスなため、低価格化をはかりいくつかの機能に対応しておりません。以下の表の中でXは対応しています。---- は対応しておりません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~	NI 6013/6014	Eシリーズ
SCCへの対応性	X	X
SCXIへの対応性	----	X
RTSIバスの有無	----	X
RDAへの対応性	X	X
外部金属シールド	----	X
NRSEとDiffモードへの対応性	X	X
RSEモードへの対応性	----	X
（キャリブレーションのための）温度センサー	----	X

16ビットの低価格Eシリーズボードと比較すると性能は？

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~	16ビットの低価格Eシリーズ	NI 6013/6014
+/- 10 V 範囲入力時の絶対 精度(mV)	8.56	8.98
出力時の絶対精度	2.42*	3.53*

*NI 6014とNI 6036のみ

どういうOSに対応してますか？
Windows 2000/NT/XP/ME/9xに対応しています。

NI-DAQのどのバージョンから対応していますか？
NI-DAQバージョン6.9.3が従来型NI-DAQで対応する最初のバージョンです。NI-DAQバージョン7.1が従来型NI-DAQとDAQmxで対応する最初のバージョンです。

レジスタレベルプログラミングはどのように行いますか？
レジスタレベルプログラミングのための参考資料は、PCI Eシリーズデバイスと同じマニュアル、レジスタマップ、サンプルプログラムです。

その他違いはありますか？
これらのベーシックなマルチファンクションデバイスとEシリーズデバイスとの間の小さな違いは、NI 6013/6014にはデジタルI/Oラインにプルダウン抵抗 1.5kΩが使用されていることです。


関連リンク:
Products and Services: Basic Multifunction DAQ Devices
NI 6013/6014 User Manual

添付:





報告日時: 08/29/2002
最終更新日: 05/30/2004
ドキュメントＩＤ: 2OSCNR0Q