NI cDAQ-9172 シャーシの内蔵カウンタを他のタスクのサンプルクロックとして使用する



ハードウェア: CompactDAQ>>Backplanes>>cDAQ-9172

問題: cDAQ-9172 シャーシのスペックシートでは、オンボードカウンタが二つ内蔵されていると書いているが、物理チャンネルカウンタ選択メニューを探しても cDAQ シャーシのカウンタは見つからない。
内蔵カウンターをどのようにしてアクセス他のタスクのサンプルクロックとして使用できますか。(例えば、デジタル IOを同期させる等)。

解決策: 注意点: 内蔵カウンタを外部出力させる事に対応したモジュールを 5番、6番 のスロットに接続しない限り、内蔵カウンタはシャーシ外ではアクセス出来ません。この場合、内蔵カウンタは内部チャンネルとしてのみ使用可能です。

DAQmx の物理チャンネルのコントロルメニューはデフォルトで内蔵チャンネルを表示しません。表示されるように設定するには下記の手順を

    ① DAQmx 物理チャンネルコントロールを右クリック
    ② 「I/O 名フィルタ設定...」 を選択




    ③ 「フィルタ名」 のダイアログボックスが立ち上がりますので 「内部チャンネル」 をチェック



    ④ 「OK」 をクリック

内部チャンネルを追加した後、DAQmx の物理チャンネルのコントロルメニューに新たにカウンタが二つ追加されます (_ctr0 と _ctr1)。表示される _ctrX は他のタスクのサンプルクロックとして使用できるカウンタです。

さらに、内蔵カウンタを外部出力させる事に対応したモジュールを 5番、6番 のスロットに接続した場合は、cDAQXModY/ctr0 と cDAQXModY/ctr1 が表示され、外部からアクセス可能となります。



関連リンク:

Using Internal Counters on a NI cDAQ-9172 as a Sample Clock for Other Tasks
http://ae.natinst.com/operations/ae/public.nsf/web/searchinternal/eeb574335ba0b4eb862572060055e9dd?OpenDocument



添付:





報告日時: 12/10/2007
最終更新日: 06/30/2009
ドキュメントID: 4G9K1DB