LabVIEW PDA モジュールのメモリエラー



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問題: LabVIEW PDA モジュールを使用してアプリケーションを開発していますが、開発用PCでは正常に動作するのに対し、PDAではメモリエラーが生じます。何故でしょうか?

解決策: 今日のPocketPCデバイスのメモリはほとんど128MB以下です。しかもそのメモリは「データ記憶用」「プログラム実行用」の二つのセクションに分かれています。この二つのセクションは自動的に管理されていますが、以下の設定より手動で振り分けることができます。

スタート » 設定 » システム » メモリ
Start » Settings » System » Memory

また、外部メモリは「データ記憶用」として扱われます。

以上のように手動で「プログラム実行用」のメモリを設定する場合は、アプリケーションがどのくらいメモリを必要としているかの見極めが大切です。

メモリの振り分けだけでなく、アプリケーション作成時にも気をつける必要があります。LabVIEWはブロックダイアグラム上で分岐ワイヤが作成されたときや、Whileループ(Forループ)にデータが渡ったとき(ストラクチャトンネルが作成された時)にコピー用に追加でメモリを確保します。そのため分岐ワイヤやストラクチャトンネルの数だけ必要なメモリも多くなってしまいます。開発用PCではあまり気にならない問題ではありますが、PDAでは影響がより顕著現れ、結果としてメモリエラーが出力される可能性があります。必要以上にワイヤを分岐したりストラクチャトンネルを使用しないように心がけてください。

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報告日時: 11/15/2005
最終更新日: 01/29/2006
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