どのようにしてUSB-CANハードウェアでECU計測・校正ツールキットを使用するのでしょう。



使用ソフトウェア: ECU Measurement and Calibration Toolkit
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化:
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-CAN

問題: ECU計測・構成ツールキットは”チャンネルAPI”で書かれています。
USB-CANハードウェアは”フレームAPI”のみサポートしています。
どのようにしてUSB-CANデバイスでECU計測・構成ツールキットを使用すればいいのでしょう。


解決策: NI-CANドライバはCAN256とCAN257という二つの仮想CANカードインターフェイスをシュミレートすることが可能です。
これらの仮想インターフェイスは仮想バスによって接続されています。
仮想インターフェイスにCANフレームを書き込んだ場合、もう一方の仮想インターフェイスはフレームデータを受け取り、チャンネルを読むことが可能です。
チャンネルデータを仮想インターフェイスに書き込んだ場合、もう一方の仮想インターフェイスはフレームを受信します。
従って、チャンネルデータベースをUSB-CANハードウェアを用いて使用する場合、仮想インターフェイスを使用することによってチャンネルデータを受け取ることが出来ます。


ECU計測・構成ツールキットはチャンネルAPIをサポートしていないため、添付のサンプルは"Bridge.vi" を使用しています。
従って、実在のUSB-CANデバイスでチャンネルデータのやりとりをする場合、仮想インターフェイスで"MC ECU Open.vi"と"Bridge.vi" を使用しなければなりません。


添付のサンプルは、通常の”チャンネルAPI”のサンプルに"Bridge.vi" が使用されています。

フレームとチャンネルの変換、もしくは仮想インターフェイスについての詳細はNI-CAN Hardware and Software Manualの6-13から6-22項をご参照下さい。


関連リンク: KnowledgeBase 45EE2VJL: How to use the NI-CAN Channel API with USB-CAN Hardware?
ECU MC Toolkit


添付:


FrameToChannelAdvanced.zip - FrameToChannelAdvanced.zip



報告日時: 01/31/2007
最終更新日: 04/03/2007
ドキュメントID: 45UELAJL