NI-DMMのVIを実行するとエラー -1074118656が発生する



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 2.1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
LabVIEWでNI-DMMのサンプルVIを実行すると、以下のエラーが発生します。

Error -1074118656 occurred at niDMM Initialize.vi

考えられる理由:
Error: (Hex 0xBFFA4000) ERROR: Device was not recognized.The device is not supported with this driver or version.

解決するにはどうすればよいですか?


解決策:
ほとんどの場合、このエラーは、VIのフロントパネルで入力する計測器デスクリプタ(デバイスのリソース名)が不適切であることが原因です。ナショナルインスツルメンツのDMMに対する適切な計測器デスクリプタは、以下の形式のいずれかである必要があります。
  • NI-DAQmx名 例: Dev1, PXI1Slot4
  • DAQ::NI-DAQmx名[::INSTR]  例: DAQ::1, DAQ::1::INSTR
  • DAQ::従来型NI-DAQデバイス番号[::INSTR]  例: DAQ::1, DAQ::1::INSTR
  • IVI論理名 例:

このエラーは、オプション文字列制御器で最初の設定を「Simulate = 1」にせずに、ドライバシミュレーションモードで「niDMM初期化(オプション付)(niDMM Initialize with Options)」VIを呼び出そうとした場合にも発生します。

DMM用のNI-DAQmx名もしくは従来型NI-DAQデバイス番号は、Measurement & Automation Explorer(MAX)のデバイスとインタフェースにリストされています。詳細については、NIデジタルマルチメータヘルプで「niDMM初期化(niDMM Initialize)」VIもしくはniDMM_Init関数のトピックを参照してください。このヘルプは、ni.com/manuals、もしくはスタート » すべてのプログラム » National Instruments » NI-DMM » NI-DMMドキュメント » Japanese » DMM.chmから閲覧できます。

DMMのIVI論理名を作成するには、『National Instruments IVI™ Driver Help(ZIP)』を参照してください。このファイルは、IVI Driver Help Introduction » Configuring Your System Using MAX » Measurement & Automation Explorer Help for IVIから参照できます。

メモ:NI TestStand、LabVIEWもしくはCVIでIVI-DMMドライバのセクションを利用する場合、NIのハードウェアならMAXでハードウェアタブの下にあるリソースディスクリプタ用DAQmx名を使用してください。(例: PXI1Slot6)

このエラーが発生する数少ない原因に、NI 4050もしくはNI 4060 DMMデバイスを使用しているとき、NI-DMM バージョン3.0.6で発生する場合があります。このドライババージョンを使用すると、Windows XPのコンピュータにおいてこれらのデバイスサポートが破損します。NI-DMM 3.0.6 f1でこの問題が修正されており、NI 4050およびNI 4060デバイスが修復されて正常に動作します。

NI-DMM 3.0.6 f1は、下記よりダウンロードすることが可能です。



関連リンク:
オンラインヘルプ: NI Digital Multimeters Help
製品マニュアル: IVI Driver Help (ZIP)

技術サポートデータベース 3ER6NTR9: PXI 計測器のアドレスを指定すると、エラー-1074118655、-1073807343、-1074118644 が発生します
技術サポートデータベース 63SEHTLI: NI-DMM 3.0.6 f1 Patch Details

ドライバと更新: NI-DMM 3.0.6 f1

添付:





報告日時: 11/11/2003
最終更新日: 06/15/2016
ドキュメントID: 33A96PCW