NIのRS-485シリアルカードにはどのようなトランシーバモードがありますか?
ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)
問題: NIのRS-485シリアルカードにはどのようなトランシーバモードがありますか?RS-485ポートがTri-State状態になるのはどんなときですか?
解決策: NIのシリアル485ボードには4つの操作モードがあります。
- 4ワイヤーモード:このモードでは、出力バッファとレシーバは常に使用可能(enabled)になります。また、このモードの操作では、送信と受信ラインがそれぞれ2本組になっており、送信ライン(TX+とTX-)は常に送信可能の状態になり、受信ライン(RX+とRX-)は常に受信可能の状態になります。
- 2ワイヤーTX-RDYモード:このモードではトランスミッターは必要なときにだけ自動的に送信可能の状態になります。また、送信が終えたらすぐに無効の状態に戻ります。一方、レシーバはエコーを防ぐために、トランスミッターが有効であるときに無効になります。2ワイヤーデータ送信の場合はこの方法を薦めます。なぜなら、トランスミッターの制御は手動で行う必要がないからです。
- エコーあり2ワイヤーDTR制御このモードではレシーバは常に有効であり、出力バッファ(トランスミッター)はDTR制御によって、有効か無効になります。ただし、DTRラインはアプリケーションソフトウェアにて手動で制御する必要があります。DTRラインの制御方法に慣れない場合は上記で述べた2ワイヤーTX-RDYモードを使用してください。
- エコーなし2ワイヤー制御:基本的にはエコーありのDTR制御モードと同様に動作しますが、レシーバはトランスミッターが有効になるたびに自動的に無効になります。これは同じポートで送信したデータのエコーを防ぐためで、送信されたバイトを再び受信することはありません。DTRラインの制御方法に慣れない場合は上記で述べた2ワイヤーTX-RDYモードを使用してください。
2ワイヤーモードで動作するとき、出力バッファは通常Tri-Stateの状態になり、ボードはデータを待つ”Listening”の状態になります。従って、Tri-Stateと読み込み状態は同じです。この特性はRS-422とRS-485にも通用します。
これらのトポロジの配線については、
シリアルクイックリファレンスガイド または特定のデバイスの製品マニュアルを参照してください。
関連リンク: 技術サポートデータベース 3U9E2VF3: Setting the Transceiver Wire Mode on Ports for National Instruments Serial Boards技術サポートデータベース 3BJC7JXR: Setting Tranceiver Modes in LabWindows/CVI 製品マニュアル: シリアルクイックリファレンスガイド(PDF)
添付:
報告日時: 03/23/1998
最終更新日: 05/08/2017
ドキュメントID: 17M6L0TI
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