LabVIEW Community EditionまたはLabVIEW NXG Community Editionは、個人的、非商業的、非産業的な用途でのみ使用が許可されます。学位を授与する教育機関で、教育または研究の目的でこのソフトウェアを使用することはできません。正確な詳細については、『NATIONAL INSTRUMENTSソフトウェア使用許諾契約書』の「付帯条項F」を参照してください。以下、複数の使用例について一般的な指針を示します。
一般に、非商業的で非産業的な用途とは、利益を得ることを目的としない、すべての用途を指します。LabVIEW Community Editionは、個人的なプロジェクトで使用されることを想定したソフトウェアです。使用例のいくつかを以下に示します。
以下の場合、LabVIEW Community Editionの使用が許可されます。
LabVIEW Community Editionをビジネス目的で使用すること、またはテストシステム、実行ファイル (.exe)、ツールキットなどを作成することで直接的あるいは間接的に金銭を得ることは許可されません。このようなケースでは、有償のLabVIEWライセンスを使用する必要があります。LabVIEW Community Editionの使用が許可されない場合の例を以下に示します (あくまでも一例であり、これ以外の場合でも許可されないことがあります)。
学位を授与する教育機関で教育や学術研究を目的としてLabVIEWを使用する場合、有償のアカデミックボリュームライセンスまたは個別のLabVIEWライセンスが必要です。アカデミックボリュームライセンスでは、追加のLabVIEWモジュールとツールキットも利用できます。これは主に学術研究と教育を目的に使用されるもので、LabVIEW Community Editionには含まれません。LabVIEW Community Editionは、大学、専門学校、認定資格プログラムなどの学位授与機関や職業訓練機関ではご利用いただけません。以下の目的でLabVIEW Community Editionを使用することはできません。
Q: LabVIEW Community Editionをアクティブ化する方法を教えてください。
A: 従来のLabVIEWとは異なり、シリアル番号やアクティブ化コードではLabVIEW Community Editionをアクティブ化することはできません。その代わりに、NI.comアカウントを使用してNI License Managerでダウンロードおよびサインインを行うと、自動的にアクティブ化されます。次の手順に従ってLabVIEW Community Editionをアクティブ化してください。
Q:「私は高校の教師です。LabVIEWの利用を積極的に進めているのですが、実験に役立てようと、LabVIEWでアプリをいくつか作成しました。今度の新しいLabVIEW Community Editionを使うことはできますか?」
A:はい、お使いいただけます。非商業的な目的で小中高の学校で使用することは、LabVIEW Community Editionライセンス規定で認められています。
Q:「学部課程で信号処理に関する科目を教えている大学教授です。LabVIEWを使用したデモで、フィルタリングの概念を実演しています。学生たちも、さまざまな課題や研究のためにLabVIEWを使う必要があると考えています。学生たちにCommunity Editionをインストールして使用してもらう必要がありますか?」
A:いいえ。学位を授与する高等教育機関は、アカデミックボリュームライセンスとしてクラスの学生数をカバーする十分な数のライセンスを取得する必要があります。これによって、学生は学生用インストールオプションから自分のコンピュータにソフトウェアをインストールしてアクティブ化できるようになります。また必要であれば、LabVIEW Community Editionに含まれていないモジュールやツールキットも入手できます。
Q:「大学で医用生体工学クラブを主宰している学生です。自分たちは無償のボランティアとして、LabVIEWを使って発展途上国向けのローコストで高性能のデバイスを設計し、テストしています。このような使い方は、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A:はい、お使いいただけます。この場合、学位を授与する高等教育機関でソフトウェアは使われていますが、その使用場所は正規のクラスルーム外であり、授業科目で要求されたわけではありません。しかも、非商業目的での使用です。
Q:「私は大学生です。大学で、LabVIEWソフトウェアの使い方に関する講義を受けました。面白いので自宅でもLabVIEWをいじってみたいと思います。これは、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A: はい、お使いいただけます。この場合、学位を授与する高等教育機関ではありますが、ソフトウェアの使用場所は正規のクラスルーム外であり、授業科目で要求されているわけではありません。
Q:「私は大学生です。講義でLabVIEWソフトウェアの使い方を学びました。出された課題にLabVIEWを使いたいのですが、キャンパスの研究室では課題ができません。それで、自宅で課題をこなしたいと思います。LabVIEW Community Editionライセンスを使うべきでしょうか?」
A:いいえ、お使いいただけません。この場合、ソフトウェアは学位を授与する高等教育機関で行われる授業の一環として使用されます。お客様の大学が、アカデミックボリュームライセンスとしてクラスの学生数をカバーする十分な数のライセンスを取得する必要があります。これによって、各学生は学生用インストールオプションから自分のコンピュータにソフトウェアをインストールし、アクティブ化することが認められます。
Q:「自分の職業はエンジニアです。テスト用ソフトウェアの開発という毎日の業務の中で、LabVIEWを使っています。週末に自宅で楽しむためのプロジェクトでLabVIEWを使いたいと思っています。これは、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A: はい、お使いいただけます。ただし、その自宅プロジェクトは仕事との関連が一切ないということが条件です。