NI Community Editionソフトウェアの使用に関する詳細

概要

LabVIEW Community Edition およびG Web Development Software Community Editionは、個人的、非商業的、非産業的な用途でのみ使用が許可されます。学位を授与する教育機関で、教育または研究の目的でこのソフトウェアを使用することはできません。詳細については、NI汎用ソフトウェアライセンス契約、付録F(「オンライン条件」)を参照してください。複数のユースケースの一般的なガイドラインは以下のとおりです。NIがNI汎用ソフトウェアライセンス契約の条件を時々変更する場合があることに注意してください。また、オンライン条件とここに記載されている条件が一致しない場合は、オンライン条件が優先されます。  

Contents

使用に関する一般的な指針

非商業的、非産業的な用途とは

一般に、非商業的で非産業的な用途とは、利益を得ることを目的としない、すべての用途を指します。 LabVIEWコミュニティ版 およびG Web Development Softwareコミュニティ版は、個人プロジェクト向けです。  使用例のいくつかを以下に示します。

  • 自宅で趣味として取り組むプロジェクト
  • 特定のコミュニティで再利用することを目的として、無料のオープンソースプロジェクトまたはアドオンを作成する
  • 認定資格試験に備えて、LabVIEWを使って学習する
  • 仕事以外の目的で、スキルアップや新しいアイデアの試行のために、自宅でLabVIEWを使用する

     

小学校、中学校、高等学校での使用例

LabVIEWコミュニティ版 およびG Web Development Softwareコミュニティ版を使用できます。

  • 小学校、中学校、高等学校における授業での使用
  • 小中高の授業以外のクラブや競技 (ロボコンなど) での使用

使用の制限に関する一般的な指針

商業的、産業的な用途

LabVIEWコミュニティエディションおよびG Web Development Softwareコミュニティエディションを事業所で使用したり、テストシステム (exe) を作成したりすることができます。 ファイル、ツールキット、または直接または間接的にお金を稼ぐ目的のあるその他の項目は、許可されていません。このような場合は、購入したソフトウェアライセンスを使用する必要があります。LabVIEW Community Editionの使用が許可されない場合の例を以下に示します (あくまでも一例であり、これ以外の場合でも許可されないことがあります)。

  • 自身が勤務する会社、個人、あるいはその他の立場で、職業として従事しているエンジニアリングの仕事
  • 自宅において職業として従事しているエンジニアリングの仕事
  • 職業として従事しているコンサルティングの仕事
  • 起業を目的として立ち上げたプロジェクト

     

学位を授与する教育機関での教育または研究

学位を授与する教育機関で教育や学術研究を目的としてLabVIEWを使用する場合、有償のアカデミックボリュームライセンスまたは個別のLabVIEWライセンスまたはG Web Development Softwareライセンスが必要です。アカデミックボリュームライセンスでは、追加のLabVIEWモジュールとツールキットも利用できます。これは主に学術研究と教育を目的に使用されるもので、LabVIEW Community EditionまたはG Web Development Software Community Editionには含まれません。LabVIEWまたはG Web Development Software Community Editionは、大学、専門学校、認定プログラムなどの学位授与機関では使用できません。

LabVIEWおよびG Web Development Softwareコミュニティエディションは、以下の使用例では使用できません。

  • 科目の授業
  • 学術研究

よくある質問

Q:「コミュニティエディションソフトウェアをアクティブ化するには?」
A: NI Community Editionソフトウェアをアクティブ化するには、ソフトウェアのダウンロードの際にサインインで使用したNIユーザアカウントを使用します。LabVIEW Community Editionは更新が可能な1年間のライセンスで、LabVIEW Community Editionをコンピュータでアクティブ化するとライセンスが開始されます。 

Q: 「LabVIEW Community Editionのライセンスの有効期間はどれくらいですか?」
A: LabVIEW Community Editionは更新が可能な1年間のライセンスで、LabVIEW Community Editionをコンピュータでアクティブ化するとライセンスが開始されます。各ライセンス期間 (1年) の終了時に、お客様のni.comプロファイルにアクセスし、LabVIEW Community Editionのライセンスをさらに1年間更新することができます。そのためには、LabVIEW Community Editionに移動してライセンスを更新を選択します。

Q:「私は高校の教師です。LabVIEWの利用を積極的に進めているのですが、実験に役立てようと、LabVIEWでアプリをいくつか作成しました。今度の新しいLabVIEW Community Editionを使うことはできますか?」
A:はい、お使いいただけます。非商業的な目的で小中高の学校で使用することは、LabVIEW Community Editionライセンス規定で認められています。

Q:「学部課程で信号処理に関する科目を教えている大学教授です。LabVIEWを使用したデモで、フィルタリングの概念を実演しています。学生たちも、さまざまな課題や研究のためにLabVIEWを使う必要があると考えています。学生たちにLabVIEW Community Editionをインストールして使用してもらう必要がありますか?」
A:いいえ。学位を授与する高等教育機関は、アカデミックボリュームライセンスとしてクラスの学生数をカバーする十分な数のライセンスを取得する必要があります。これによって、学生は学生用インストールオプションから自分のコンピュータにソフトウェアをインストールしてアクティブ化できるようになります。また必要であれば、LabVIEW Community Editionに含まれていないモジュールやツールキットも入手できます。

Q:「大学で医用生体工学クラブを主宰している学生です。自分たちは無償のボランティアとして、LabVIEWを使って発展途上国向けのローコストで高性能のデバイスを設計し、テストしています。これは、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A:はい、お使いいただけます。この場合、学位を授与する高等教育機関でソフトウェアは使われていますが、その使用場所は正規のクラスルーム外であり、授業科目で要求されたわけではありません。しかも、非商業目的での使用です。

Q:「私は大学生です。大学で、LabVIEWソフトウェアの使い方に関する講義を受けました。面白いので自宅でもLabVIEWをいじってみたいと思います。これは、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A: はい、お使いいただけます。この場合、学位を授与する高等教育機関ではありますが、ソフトウェアの使用場所は正規のクラスルーム外であり、授業科目で要求されているわけではありません。

Q:「私は大学生です。講義でLabVIEWソフトウェアの使い方を学びました。出された課題にLabVIEWを使いたいのですが、キャンパスの研究室では課題ができません。それで、自宅で課題をこなしたいと思います。LabVIEW Community Editionライセンスを使うべきでしょうか?」
A:いいえ、お使いいただけません。この場合、ソフトウェアは学位を授与する高等教育機関で行われる授業の一環として使用されます。お客様の大学が、アカデミックボリュームライセンスとしてクラスの学生数をカバーする十分な数のライセンスを取得する必要があります。これによって、各学生は学生用インストールオプションから自分のコンピュータにソフトウェアをインストールし、アクティブ化することが認められます。

Q:「自分の職業はエンジニアです。テスト用ソフトウェアの開発という毎日の業務の中で、LabVIEWを使っています。週末に自宅で楽しむためのプロジェクトでLabVIEWを使いたいと思っています。これは、LabVIEW Community Editionライセンスで認められた使い方でしょうか?」
A: はい、お使いいただけます。ただし、その自宅プロジェクトは仕事との関連が一切ないということが条件です。

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